梅の花がほころび、 八王子の山里にある長野家にも、ちょっとだけ春の気配が漂ってきました。家族そろって、赤い敷物を引っ張り出し、ピクニックの準備?
貝殻を並べたら、雅なパーティーがはじまりました。
【ハマグリごはん】
貝の口からステーキナイフを差し込み、奥側の左右2か所にある貝柱を切る。ゆっくり貝をあけ、貝殻の縁部分も丁寧にはがす。
生のまま身を抜くのは、火にかけると殻が割れやすくなるから。中身だけとりわけ、殻はよく水洗いする。殻が汚い場合は漂白剤へ浸ける。
米1.5 合を研ぎ、水1.5カップ弱にしょう油大さじ1、酒大さじ1、塩少々を加えて混ぜ合わせ、貝の身をのせてご飯を炊く。
炊きあがったら、茹でた菜の花を散らす。貝の出し汁がほのかに香る、春らしい炊き込みご飯が完成。
【貝合わせ】
彩色には、貝のような滑らかな素材にものりやすいアクリル絵の具を使う。
貝殻を乾かしたら、金箔の代わりに下地に金のアクリル絵の具を塗る。4~5回重ね塗りすると、むらなくきれいにしあがる。
下地が乾いたら、上から絵を描く。鉛筆で簡単に下描きをすると失敗しにくい。朱里ちゃんが連想しやすいような日常の風景を描いた。
よく乾かして完成。二枚貝は対となる貝殻としか組み合わせられないので、アサリやシジミでもミニバージョンを作ることができる。
カラフルな貝の絵柄。図鑑や写真、ときには実物を見ながら描くので、生き物の勉強にもなる。毎年作って増やしていくのもいい。本来は360 個の貝を並べたとか!?
貝の片側を丸く並べ、残りはかごに入れる。かごからひとつ選んで中央に伏せ、貝の模様などで対のものを選び、合わせてからなかの絵を披露して正解を祝う。貝を多く取った人が勝ち。
【教えてくれた人】
長野修平さん
枝、流木などの自然素材を用いたクラフトに定評があるネイチャークラフト作家。料理の腕もプロ級。
●過去記事
【子育てパパ長野修平の青空日記vol.4】子どものアートを飾ってファイリング2016年2月20日
【子育てパパ長野修平の青空日記vol.03】わら細工でエコライフ2016年2月13日
【子育てパパ長野修平の青空日記vol.02】雪中基地作り2016年2月6日
【子育てパパ長野修平の青空日記vol.01】寒い冬場はまきストーブでホッコリ!