ドメティックの新作「Bluetooth付きポータブル冷凍・冷蔵庫」がキャンプに革命を起こす!?
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • クーラーボックス

    2020.09.05

    ドメティックの新作「Bluetooth付きポータブル冷凍・冷蔵庫」がキャンプに革命を起こす!?

    スウェーデン発のモバイルリビングブランド・DOMETIC(ドメティック)といえば、AC出力DC出力、ガスカートリッジの3つの方法で冷却する3ウェイポータブル冷蔵庫で人気を博し、夏場はこれが必需品というキャンパーも多い。

    この度、同ブランドから新しいポータブル冷凍・冷蔵庫が発売。実際に商品を借りる機会があったので、どのようなものか拝見。現代の新技術を搭載した機能は必見だ。

    スマホをリモコンとして使える新技術

    ドメティック「CFX3 35」¥79,800+税

    今回紹介するCFX3 35は、2020年に新発売したポータブル冷凍・冷蔵庫。外寸は約39.8×69.4×40.7㎝で、たとえるなら45QTの中堅クラスのハードクーラーとほぼ同じ。重量は約16.9㎏で、2ルームテント相当の重さがある。

    厚めのフタを開けると、右がメイン冷却部で左が野菜など浅めのものを入れるサブ冷却部。

    フタを開けると、メイン気室にワイヤーバスケットが内蔵されており、食材やドリンクを丸ごと取り出せる。容量は約36ℓだが、コンプレッサーがあるため見た目より入れられる量は少ない。

    2ℓペットボトルがちょうど縦に入る。

    底には水を排出しやすいドレイン付き。

    試しにものを入れたところ、ワイヤーバスケットを使用した状態では2ℓのペットボトルが6本入り、外すと少々きついが9本入った。メーカーでは350mℓ缶が58本入るとのことで、ファミリーキャンプやお酒が好きなグループキャンプに向いてそうだ。

    また、結露などによって落ちた水を排出できるドレインを装備。多くのクーラーボックス はサイドパネルに付いているが、こちらは底に付いているので本体を傾けなくても出しやすいのが特徴。

    2種類の電源口。AC出力は100V、DC出力は12Vと24Vに対応。

    こちらの主電源はAC出力とDC出力の2種類で、ガスカートリッジはなし。「ガスでの冷却は便利だったのにな……」と思った人もいるかもしれないが、実はその分優れたポイントがあるので紹介しよう。

    ポイント①:専用アプリで温度調整が可能

    見やすい液晶画面を搭載。

    同商品には暗い場所でも見られる液晶画面が付いており、ボタンを押して操作をする。温度調整のほか、クルマのバッテリーの過度な放出を防止するために自動的に電源をオフにする制御機能や、設定した温度に到達したあと、庫内温度が±5℃外れたときにアラームが鳴るようにしたりといった機能もある。

    アップルストアなどで検索すればすぐに出てくる専用アプリ。もちろん無料。

    一番優れているのが、本体のボタンを押さなくても操作ができるところ。事前にスマホに専用アプリをダウンロードし、ペアリングしておけばすぐに使用可能。CFX3と検索すればすぐに見つかる。

    冷やしたい温度をスマホで操作できる。

    温度調整画面では、上下にスクロールすることで簡単に調整が可能。1℃単位で変更でき、設定可能温度はプラス10〜マイナス22℃と幅広く、本体が電源と接続されていればターボ冷却で素早く庫内を冷やせる。

    試しに、箱から出した際の16℃から7℃へ下げるように操作したところ、5〜7分ほどで7℃に到達。思ったより早く冷えた。

    ポイント②:スマホやLEDライトを充電できるUSBポート

    液晶画面の横にはUSBポートを装備。

    また、スマホを操作するだけでなく充電器としても活躍。USBポートが1つ装備されているので、ガジェット類やLEDライトなども充電できる。

    電源がつながっていないと充電できないが、キャンプならAC電源サイトで接続していればいつでもスマホなどを充電できるし、キャンピングカーならいつでも使えるのが優秀だ。

    ポイント③:内部にLEDライトを搭載

    中がよく見えるLEDライト。

    さらに、冷蔵庫の内部にはLEDライトが付いており、庫内の様子がわかりやすくなっている。暗い場所でクーラーの中を見るには片手もしくはヘッドライトをつけないと見られなかったが、これがあればその手間も省けて楽チン。ユーザー目線で作られていることが理解できる。

    車に載せるとどうなのか試してみた

    自家用車の荷台に載せてみた状態。

    車に載せるとどうなるか、実際に車載してみた。車は日産・エクストレイルの初期で、5人乗りのステーションワゴン。載せてみたところ、両サイドにランタンやペグケースも入るほどのゆとりがあった。

    出典:ドメティック https://www.dometic.com/ja-jp/jp/lp/cfx3

    4554QTのハードクーラーを載せるようなものなので、車によっては他の荷物が入らないことが出るかもしれない。実際にショップや同社が出店しているイベントへ行って、直接サイズ感を見たほうがいいかもしれない。

    実際に庫内を4℃まで下げ、常温に置いていたペットボトルを冷やして翌日に飲んだところ、しっかり冷えて美味しく飲むことができた。

    ただし、メーカーによるとマイナス温度にするにはある程度の時間を要するのと、環境によっては低い温度に落ちにくいこともあるので、場所は選んだほうがいいだろう。

    CFX3 35を使ってみて気になったところ

    164㎝の男性が持ち上げた状態。

    気になった点といえば、実際に本体を持ち上げてみると、やはり重いこと! アルミ合金製の丈夫なハンドルが付いているので、簡単に壊れる心配はないが、中に物を入れた状態では一人では持ち運べない。

    車載して横から見たところ。

    また、車に載せると液晶画面は横になるので、操作したいときは若干見づらいと感じた。とはいえ、スマホで温度チェックすればさほど画面を見る必要はないので、やはりアプリを活用は便利だと感じた。

    温度調整できるドメティックのクーラーはキャンプを変えるか

    今回は筆者の都合で、キャンプに持ち出して試すことができなかったのが悔やまれる。しかし、保冷剤もしくや冷凍食材で冷やすくらいが一般的だった保冷事情が、ドメティックのCFX3 35の登場によって、ドリンクや生物の保管環境が向上し、より快適にキャンプが過ごしやすくなるだろう。気になる人は、ぜひ試してみてはいかがだろうか。

    商品概要

    ドメティック「CFX3 35

    価格:¥79,800+税
    外寸:約39.8×69.4×40.7
    重量:約16.9
    容量:約36
    設定可能温度範囲:プラス10〜マイナス22

    ドメティックの公式ページ
    https://www.dometic.com/ja-jp/jp/lp/cfx3

    構成・撮影/小川迪裕

    NEW ARTICLES

    『 クーラーボックス 』新着編集部記事

    キャンプにおすすめの保冷剤7選。選び方や効果的な使い方も紹介

    2024.11.05

    クーラーボックスにステッカーを貼って独自のデザインを!おすすめのステッカーも紹介

    2024.10.28

    クーラーボックススタンドを代用することは可能?おすすめの商品から自作方法まで紹介!

    2024.10.27

    Jack Wolfskin(ジャック・ウルフスキン)/ナインカンズバッグ

    2024.10.24

    AO Coolers(エーオー クーラーズ)/12パック キャンバスソフトクーラー

    2024.10.24

    TRUNK CARGO(トランクカーゴ)/ソフトクーラー 14L 

    2024.10.24

    Coleman(コールマン)/エクストリーム アイスクーラー/15L

    2024.10.24

    Petromax(ペトロマックス)/クーラーバックパック 17L

    2024.10.24