今回は、燻製器を使わず、家庭にある調理器具でできるスモークレシピをお伝えします。
早速やってみよう!準備するものリスト
今回ご紹介するスモークチキンは、そんな下準備がとても簡単!短時間で燻製できることや燻製したあと焼いて調理することから、水気をあまり気にしなくていいので、初心者にとってもオススメです!
準備するもの・食材編
・鳥もも肉
今回は鳥ももを使用。さっぱりがいい人には胸肉がオススメです。
・塩 適量
今回、ハーブの入ったクレイジーソルトを使用。身にも皮にもしっかり味がつきます。
・胡椒 適量
ブラックペッパーは粒で用意。使用する時にミルで挽くと、香り高く胡椒の美味しさを味わえます。市販の塩胡椒でも大丈夫です。
・にんにく
オイルに香りづけをするためなので、ひとかけで十分です。我が家はにんにく大好きなので、カリカリガーリックをたくさん作ります。
・ローズマリー
これも香りづけ用。なくてもオッケー。
・オリーブオイル
準備するもの・道具編
・深い鍋
空間が広い深めの鍋を用意します。家庭にあるもので十分。
・鶏肉をのせるための網
網がなければ、ステンレスの蒸し器やボウルなど、あるもので代用しましょう。
・カセットコンロ
アウトドアや屋外で使う場合、風よけがついているものを準備しましょう。
・スモークチップ
好みの香りで用意。ひとつかみ〜ふたつかみ程度の分量で大丈夫です。
・アルミホイル
チップのお皿としてや、肉汁がチップに落ちないように、かぶせ用として使います。
・フライパンまたはスキレット
スモークした肉を焼いて、仕上げに火を通します。
下準備
塩・胡椒をもみこむ
皮にも身にも、しっかり塩と胡椒をもみ込みます。この塩加減が、仕上げの焼きで味付けしなくてすむコツです。
乾かす
夏場は、キッチンペーパーで肉を包み、冷蔵庫で乾かすのがベスト。15分程度は乾かしましょう。
涼しい季節は、風通しの良いところでハンギングドライネットで乾燥させるといいですね。
下準備はトータル約20分!塩胡椒パッパッ、冷蔵庫で乾かして終了です。
チップの準備
今回はヒッコリーとウイスキーオークをブレンド使用しました。ブレンドすると、オリジナルの香りづけができますね。
肉汁がチップに落ちないように、アルミホイルをかぶせます。燻煙が鍋いっぱいに広がるように、アルミホイルをふんわりかけるのがポイントです。
いざ、燻製!
スモークスタート!
網の上に肉をセッティングしたら、フタをします。最初は中〜強火で、燻煙が出てきたら弱火に。
15分ほど燻しましょう!この時点でスモーキーな香りに鼻の奥がくすぐられます。待ち時間には、にんにくをスライスしたり焼きの準備をするもよし、ぼーっとするもよし。
スモーク完成!
もう食べたい!そんな衝動にかられますが、ここからさらに美味しく焼き上げていきます。
焼いて仕上げよう
フライパン(スキレット)にオリーブオイルを熱します。にんにくとローズマリーを入れて、弱火で香りづけ。香りがつき、にんにくがカリッとしたら、取り出します。にんにくとローズマリーを入れたまま、調理してもいいですね。
鳥もも肉の場合、肉厚でボリューミーなので、しっかり焼き上げましょう!
まず、皮目を下にして、パリッと焼くのがコツ。皮がパリッと焼けたら、ひっくり返して蓋をします。弱火で、中までしっかり火を通します。
焼き上がったら、盛り付け。もう待てない〜というぐらいの美味な香りが充満します。
味は絶品!スモーキーな香りとガーリックの香りで、鶏肉の旨味が噛めば噛むほど感じられます。そして、短時間の燻製のため、今回は燻製中に水気をふかなかったのが大正解!飲み込む瞬間にほんのちょっぴり酸味を感じる瞬間もあり、それがまた旨味を増幅させるお味でした。
家庭用調理器具を燻製に使ってみて
実際に使用しての感想は「燻製器じゃなくてもスモークできるじゃん」でした。スモーク特有のベタつきやにおいが鍋につきますが、燻製器のときと同じように洗えば取れます。今回は、短時間での燻製だったからか、それほどベタつきも気になりませんでした。
燻製は室内でやる場合、煙がこもり臭いが取れないので、十分に換気できるシステムがない限り、あまりオススメしません。ベランダなど屋外をオススメします。
べランピングにもスモークチキン!
スモークチキンは、キャンプシーンにぴったりなのは言うまでもありませんが、べランピングやお家キャンプでも最適です!
燻製器を持っていなくても、お家で簡単にできるスモークチキン!スピーディーに調理できますが、あまりの美味しさに、あっという間に食べてしまうかも?!ぜひ、お試しあれ!