秋刀魚の下準備が美味しさの秘訣!秋の味覚たっぷりの和風パエリア
キャンプでも秋刀魚を使った魚料理を美味しく調理するにはいくつかポイントがあります。新鮮な食材を使うことももちろんですが、ちょっとしたコツで美味しさが格段にアップしますよ。
BBQで炭を使って作る、シンプルな秋刀魚の塩焼きも美味しいですが、ワンランクアップの褒められキャンプ飯、フライパンひとつで作る簡単秋刀魚のパエリアを作ります。和風の仕上がりで、特別なスパイスや調味料も必要なく作れるのでパエリア初心者の方にもオススメです。
材料(4人分)
秋刀魚 3匹
米 2カップ
しめじ 1パック
玉ねぎ 小1個
生姜 1かけ
ミニトマト 5個
大葉 5枚
すだち 1個
オリーブオイル 大さじ1
醤油 大さじ1
和風だし 小さじ2
塩 適宜
まずは秋刀魚の下準備から
頭を切り落とし、お腹に切り目を入れて内臓を取り除きます。お腹の中をしっかりと洗います。内臓が残らないように気をつけてください。頭と内臓を取り除いた状態で販売してある秋刀魚もありますが、その場合も、もう一度よくお腹の部分を洗ってから使用しましょう。
余分な水分をクッキングペーパーで拭き取ります。魚の臭みが出る原因は余分な水気にもあります。しっかり拭き取りましょう。
塩胡椒(適宜)、オリーブオイル(大さじ1)を秋刀魚と一緒に入れてジップロックなどに入れます。そのまま調理するときはこの状態で15分ほど置いて下味付けをします。これで秋刀魚の下準備は終了です。
野菜を切ります。しめじは石づきを取り除き、手で裂きます。玉ねぎはみじん切りにします。すだち、ミニトマトは薄切りにします。生姜、大葉は千切りにします。
フライパンにオリーブオイル、生姜、玉ねぎを入れて炒めます。
玉ねぎがしんなりしてきたら、米を入れて透き通ってくるまで炒めます。
水(400cc)、和風だし、醤油、しめじを入れます。
秋刀魚の皮は、トーチバーナーで炙るのがオススメ
秋刀魚をフライパンや、スキレット、網にのせて焼くと、皮面が綺麗に焼けなかったり、焦げてしまうことってよくありませんか。
トーチバーナーを使うことで、綺麗な焼き目を均等につけることができるので、炊き込みご飯やパエリアなどを作る際にはオススメのアイテムです。アウトドアでなら、多少豪快に焼き付けても大丈夫。こんがりとした焦げ目をつけると、魚の臭みも取れますよ。
だし汁が沸騰してきたら、炙った秋刀魚と、ミニトマトを散らします。
フライパンや、スキレットに付属の蓋がなかったときには、アルミホイルが活躍します。全体を覆って15分程弱火で加熱して、米に火を通していきます。
米の硬さがちょうどよくなり、水分がなくなったら炊き上がりです。もし芯が残っているようなら、追加で100cc水を入れて再加熱してください。パエリアは、お好みの硬さになるまで水分を入れながら追加加熱することができます。仕上げにスダチを飾ります。
大葉を飾り付けます。各自取り分けて、塩胡椒をふりかけてお好みの味に仕上げても良いです。底の部分に美味しいおこげができていれば大成功です!大葉とスダチの香りが、秋刀魚の香ばしさと相性の良い和風パエリアの完成です。
フライパンひとつで手軽に作る、秋刀魚キャンプ飯
秋刀魚の香ばしい香りが食欲をそそる簡単パエリアのご紹介でした。フライパンやスキレットから直接取り分けるのもキャンプ飯ならではの楽しみです。
火加減の難しさなど、ハードルが高いイメージのあるパエリアも、実はとても簡単に手軽な食材で作ることができます。お米の芯が残ってしまったら、水を入れて追加加熱すれば大丈夫です。
独特の香りがあるサフランを使う通常のパエリアと違って、和風の食べ慣れた味に仕上がるので、お子様や香りの強いものが苦手な方にも、美味しく召し上がっていただくことができます。ワインやビールとの相性も良いので、新しい秋刀魚料理のレパートリーとして是非ご活用ください。