キャンプめしに、手作りパンはいかが?
キャンプの楽しみといえば、みんなで食べるキャンプめしは外せませんよね。バーベキューでお肉を焼いて、焼き鳥も焼いて、ステーキも焼いて…。あれ?キャンプめしのレパートリーが、毎回同じになっていませんか?
お肉も美味しいけれど、たまには違うキャンプめしも食べたいと思っている方に、「ダッチパン」をご提案します。
パン生地を自宅で仕込んで、後はキャンプ場で焼くだけ。ディップソースも同時に調理出来て手間いらず!簡単で美味しいダッチパンのレシピをご紹介します。
レシピ
材料・仕込み
【ダッチパン】
・強力粉 300g
・上白糖 27g(大さじ3)
・食塩 3g(小さじ1/2)
・ドライイースト 3g
・お湯(40度前後) 120ml
・卵 1個
・バター 60g
【ディップソース(チーズ)】
・ピザ用チーズ 適量
①バターを常温に戻します。冷蔵庫から出した直後は冷えて固く、生地に練り込むのに苦労しますので、柔らかくしておきましょう。
②バター以外の材料をボウルに入れ、手でこねます。最初はべちゃべちゃとした感触ですが、こねていると段々と生地がまとまります。表面がつるんとするまで、辛抱強くこねましょう。
③常温に戻したバターを投入し、生地に練り込みます。こちらも、生地がつるんとするまでこねましょう。
④生地を入れたボウルにラップをし、45分程度寝かせ、一次発酵をさせます。
⑤一次発酵で膨らんだ生地を、「空気を抜くような感覚」で潰します。
⑥生地を8等分にして、ひとつずつラップに包みます。10分~15分程度寝かせましょう。
生地を押し広げて、ピザをカットするように包丁を入れると、綺麗に8等分出来ます。
⑦ラップを剥がした生地を丸く成型し、ダッチオーブン内に並べます。このときダッチオーブン内に底網を敷き、クッキングシートも敷きましょう。焦げ付き防止になります。
真ん中に耐熱容器を入れて、ディップソースを同時調理します。今回はとろけるチーズをディップソースにしますが、耐熱容器の大きさに応じて量を調整してください。パンが焼き上がる頃にはトロトロに溶けます。
⑧ダッチオーブン内で1時間程度、二次発酵をさせます。寒い時期であれば90分程度、二次発酵させましょう。この間にキャンプ場に向かい、サイトの設営をしながら、パンを焼く準備をします。
【備考】遠方のキャンプ場を利用する方は、⑥の「生地を8等分」の状態で冷凍保存します。凍った状態のままクーラーボックスに入れ、焼き始める2時間程前から解凍をします。
解凍後は⑦の「丸く成型、ダッチオーブンに並べる」工程から、調理の続きを行いましょう。
焼き方
①焚火台の上でダッチオーブンを加熱します。焚火の火は、熾火(おきび)で、火が強過ぎない様に調整します。
ダッチオーブンの上にも炭火を置いて、上下から熱を加えましょう。パンの表面に焼き目が付き、美味しく仕上がります。
ただしダッチオーブンの上の炭火が強いと、表面だけ焼けて、中まで火が通っていない状態になります。じんわりと時間をかけて焼きましょう。
②焚火の火の強さによって、焼き上がりまでの時間は異なります。こまめに蓋を開けて、パンが焦げないように様子を見ましょう。
ここで注意点するポイント。ダッチオーブンの蓋は高温になっています。必ず耐熱グローブ等を着用し、火傷をしないようにしましょう。
いざ実食!
焼き上がったパンは、高温になっています。火傷をしないように、温度が少し下がるまで置いておきましょう。
パンをちぎって、そのまま素材の味を楽しむもよし。ソースにディップして、味を変えてみるもよし。外側と内側の食感の違いも楽しみましょう。
コーヒーと一緒に食べるのもおすすめです。ぜひ試してみてください。
ダッチオーブンでダッチパンを楽しもう
「パン作り」と聞くと、難しそうに思われるかもしれませんが、実は意外と簡単。自宅で仕込みさえすれば、キャンプ場でも簡単に作る事が出来ます。
ディップソースもアイデア次第で、アヒージョやトマトソースに変えてみても美味しい。パン生地に木の実を混ぜれば、ナッツ系のパンも作れちゃう。
お子さんやご家族、キャンプ仲間とダッチパンを焼いてみてはいかがでしょうか。盛り上がること間違いなしです。