キャンプやバーベキューに欠かせないのがクーラーボックス。屋外でドリンクや食材を冷やす、“アウトドア冷蔵庫“として使用します。保冷剤や氷を入れれば長時間冷たい状態をキープでき、高い保冷効果を持つ高性能なクーラーボックスだと、アイスクリームを凍らせたまま持ち運びできるものも。
クーラーボックスの種類
クーラーボックスにはハードタイプとソフトタイプが存在します。ハードクーラーは頑丈なボディが特徴的で、スチール、ステンレス、ポリエチレンなど、さまざまなタイプがあります。一方のソフトクーラーはほとんどの製品が柔らかな生地でできており、持ち運びやすさと折りたたんで収納できるコンパクトさが魅力です。
かつてソフトクーラーは保冷力が弱く、夏場や泊まり込みのキャンプには不向きと言われていました。あるいは、あくまでハードクーラーのサブとも。ですが、ここ数年でソフトクーラーの性能が向上し、長時間保冷力を保てるような高性能モデルも登場してきました。
ソフトクーラーボックスの用途
軽くて持ち運びが容易、それでいて保冷力が高いソフトクーラーは、スーパーで食材やドリンクを買い物する際にそのままショッピングバッグとして利用できるほか、駐車場からテント場までの移動もハードクーラーより断然楽です。夏フェスではキャンプ道具を持って設営場所までひたすら歩くことも。飲み物や食材がパンパンに詰まったクーラーボックスは正直とてもヘビー…。できるだけ軽くしたいときはハードよりもソフトです。
クーラーボックスのサイズ
そんなソフトクーラーですが、性能はもとよりサイズもさまざまです。リュックに入るようなミニサイズから、グループキャンプでも使えるぐらいの大型なものまで、各社幅広くサイズ展開しています。
また、ショルダーストラップ付きで肩掛けできるもの、ハンドルが両サイドに付いているもの、キャスター(ホイール)付きのキャリーバッグ型、リュック型、トート型など、好みや目的に合わせて選ぶことができます。
ここでは一泊二日のファミリーキャンプで便利な容量20L前後のサイズをピックアップしました。アウトドア以外にも、部活や運動会などのスポーツイベント、や魚釣りなども、ソフトクーラーがひとつあるととても便利です。
おすすめのソフトクーラーボックス
サーモス / THERMOS
REQ-020
5層の断熱構造を持ったソフトクーラー。高い保冷力とコンパクトに畳める手軽さを併せ持ったクーラーです。
サイズ:30×23×34cm、重さ:700g、容量:20L
サーモス / THERMOS
ROC-002
複数の材質を組み合わせた「アイソテック2」が長時間冷たさをキープ。たっぷり入るサイズで、飲みものと食材を同時に冷やすことができます。便利なインナーボックス付き。
サイズ:44×23×27.5cm、重さ:800g、容量:26L
シアトルスポーツ / SEATTLE SPORTS
フロストパック23QT
23 Qt FrostPak
シアトルスポーツの新モデル。冷気を内部に閉じ込め、保温効率を上げるように作られたソフトクーラーです。持ち運びやすいサイズ感で、アウトドアアクティビティのお供に最適です。
サイズ:29.2×33×22.8cm、重さ:800g、容量:21L
シアトルスポーツ / SEATTLE SPORTS
フロストパック25QT
25 Qt FrostPak
空気孔が付いた二重アルミ製特殊断熱層で長時間の保冷を実現。25QTは本体が浅くできているので、食材やドリンクが取り出しやすい形状です。
サイズ:20.3×48.2×27.9cm、重さ:1496g、容量:23.6L
AOクーラーズ / AO Coolers
24Pack CANVAS
厚手のキャンバス生地を用いた結露しにくいソフトクーラーです。縫い目のないインナーに、断熱保冷を極めた5層構造仕様で、長時間の保冷を可能にします。
サイズ:43.18×25.4×30.48cm、重さ:1270g、容量:22.7L
ベアボーンズ / BAREBONES
ランブラー
Rambler
ナイロンとポリエステルの合成繊維を使用。クーラーボックスに見えない高級感が特徴的です。リュック型なので、背負って持ち運ぶことができます。
サイズ:29.8×36.1×19.6cm、容量:17.5L
ベアボーンズ / BAREBONES
エクスプローラー
Explorer
ベアボーンズのソフトクーラーの中でも大型なエクスプローラー。27Lの庫内は、1泊2日のファミリーキャンプに最適です。開口部を大きく開いたままキープすることもできます。
サイズ:43.1×25.4×30.4cm、容量:27L
スノーピーク / Snow Peak
ソフトクーラー 18
FP-118
アルミコーティングエアシェル内層材を使用した高性能ソフトクーラーです。550mlタイプのペットボトルを15本、収納することができます。
サイズ:343×25.4×30.48cm、重さ:1270g、容量:22.7L
スノーピーク / Snow Peak
ソフトクーラー 38
FP-138
2Lタイプのペットボトルが16本収納できる、大容量のソフトクーラーです。両サイドにハンドルが付いており、左右2人で持つことができます。
サイズ:53×31×32cm、重さ:1760g、容量:38L
チャムス / CHUMS
ポーテージピクニッククーラー
Portage Picnic Cooler
手持ちとショルダーの2wayで使い分けできるソフトクーラー。外側にポケットが付いているので、カトラリーなどの小物入れに便利です。
サイズ:31×42×28cm、容量:30L
チャムス / CHUMS
ハイウォータークーラーパック
High Water Cooler Pack
チャムスのロゴが映えるリュック型ソフトクーラー。2Lのペットボトルを立てて収納することができます。外側にもポケットが付いており、収納力の高さも魅力です。
サイズ:37×35×21cm、容量:20L
コールマン / Coleman
エクストリームRアイスクーラー/25L
2000022238
高い保冷力を持つソフトクーラー。上部に小窓を備えており、ファスナーを開けることなくドリンクや食材を取り出すことができます。アルミ製のライナーは取り外し可能なのもうれしいポイント。
サイズ:41×27×28cm、重さ:1100g、容量:25L
コールマン / Coleman
アルティメイトアイスクーラーⅡ/35L(アクア)
2000027238
エクストリームRアイスクーラーよりも、さらに高い保冷力を持つアルティメイトアイスクーラーⅡ。使わないときは畳んで収納できるので場所を取りません。こちらも上部の小窓からドリンクやアイテムを取り出すことができます。
サイズ:42×32×38cm、重さ:1400g、容量:35L
キャプテンスタッグ / CAPTAIN STAG
スーパーコールド クーラーバッグ (ブラック) 25L
UE-577
天板がセミハード仕様になっていて、ドリンクや小物類を置くことができます。保冷剤を入れるメッシュポケット付きです。
サイズ:38×29×29cm、重さ:1080g、容量:25L
キャプテンスタッグ / CAPTAIN STAG
スーパークールソフトクーラー 20L ブラック
UE-568
厚手の断熱材で、高い保冷力を持つスーパークールソフトクーラー。前面と側面にポケットがあり、カトラリーなどの小物類の収納に便利です。
サイズ:33×24×33cm、容量:20L
ロゴス / LOGOS
ハイパー氷点下クーラーL
No.81670080
500mlのペットボトルが16本が入るサイズ。同社製「氷点下パックGT-16℃」との併用で、アイスクリームも最大11時間凍ったまま保存することができます。
サイズ:39×30×29cm、重さ:1500g、容量:20L
アルパインデザイン / Alpine DESIGN
コールドクーラーバック L
スポーツオーソリティのプライベートブランド、アルパインデザインのソフトクーラー。上部がセミハード仕様で、ドリンクを置いたりサブテーブル代わりにもなります。収納時はコンパクトに折りたたむことも可能です。
サイズ:38×29×29cm、重さ:1080g、容量:25L
オレゴニアンアウトフィッターズ / Oregonian Outfitters
クーラートートバッグ 20 (マルチカモ)
COOLER TOTE 20
2リットルのペットボトルが立てたまま6本入る、トートバック型のソフトクーラーです。ショルダーストラップが付いているので、肩がけで持ち運ぶことができます。ミリタリーテイストのデザインも人気です。
サイズ:38×32×23cm、容量:18.93L
タラスブルバ / TARAS BOULBA
パワークーラーバッグ
スポーツオーソリティのプライベートブランド、タラスブルバのトートバッグ型ソフトクーラーです。厚さ25mmの断熱材入りで高い保冷力を持ちます。
サイズ:50×25×43cm、重さ:1650g、容量:30L
クイックキャンプ / QUICKCAMP
ソフトクーラートート 25L
QC-SCT
スポーツ・アウトドア通販の eSPORTSのプライベートブランド、クイックキャンプの商品です。1.5cmの極厚断熱材と、縫い目のないシームレス構造で長時間の保冷を可能にします。
サイズ:46×25×34cm、重さ:1300g、容量:25L
製品選びに迷ったときはこんな選び方も!
基本的な使い方は冷やすだけ、というとてもシンプルなソフトクーラーですが、これだけあると、どれを買えばいいのか悩んでしまうことも。見た目や大きさから違いは分かるものの、機能面から必要かどうかを見極めるのも製品選びの重要なポイントです。ここではクーラーボックスによく見る機能をご紹介します。
小窓が付いているものはドリンクの取り出しが楽に行なえます
クーラーボックスの上部に面ファスナー式の小窓が付いているタイプがあります。これは取り出し口を大きく空けずに、中のドリンク類を取り出すことができるアイデア機能です。これにより、冷気を放出することなく缶ビールなどをサッと取り出すことができます。
外にポケットが付いているとなにかと便利
クーラーボックスに付いているポケットはカトラリーなどの小物を収納するのに便利です。また、ポケットがメッシュ式のものであれば、洗剤やスポンジなどの洗い物セットを入れておけます。
中のアルミシートが取り出せるタイプも
ソフトクーラーは氷や食材から出る水滴で、内部が濡れた状態になります。このまま保存すると中にカビが生えたり、不快な匂いが発生したりします。使用後は汚れを落とし、中の乾いた状態にしてから保存するのが長持ちするポイントです。そのときに内部のアルミシートが取り外せるタイプだと、お手入れが楽に行なえます。
安物ソフトクーラーに要注意!
ソフトクーラーの多くは折りたたみできるほど柔らかい素材でできていますが、耐久性は十分。ただしこれは“アウトドアメーカーのもの”という話で、バッグの内部にアルミ蒸着フィルムを張っただけの簡易的なものだとすぐに壊れてしまいます。アウトドアで使うためには、ここで紹介したような信頼できるブランドのものを選びましょう。