前回はフットバッグ(ボール)について紹介したので(https://www.bepal.net/play/park/114357)、今回はシューズについて紹介します。フットバッグ用のシューズは種類が少なく、また日本で手に入れるには困難な状況が続いています。
私自身も、普段は海外のショッピングサイトやeBayなどのオークションサイトをチェックして購入しています。フリースタイルを本格的に始めたいという方には、これから紹介する3種類がベストです。
フットバッグに適したシューズとは
1つ目はアディダス 。もともとテニスシューズですが、世界のフットバッグプレイヤーの90%以上が愛用しているシューズです。世界大会など一堂に会する機会のときには、ロッドレイバーだらけなので一般の方が見ると驚くかもしれません。
僕らはもう当たり前の状況ではあるのですが。フットバッガー(フットバッグをする人たち)から愛されている理由として、フットバッグを受け止めやすいトゥのデザインと、ソールの厚さからくるインサイドの止めやすさが挙げられます。
2つ目はリーボック。私が使用しているシューズはこちらです。様々な種類のシューズを試してきましたが、このG-Unitを15年間愛用しています。
こちらはロッドレイバーに比べるとトゥはやりづらいです。その反面、インサイドに関してはロッドレイバーよりもソールが厚く、フットバッグの止める技「ストール」に適しています。
足首が硬い方にはこのシューズが向いているかもしれません。
こちらはPlanet Footbag(プラネット フットバッグ)という海外のフットバッグ会社が生産したフットバッグ専用のシューズとなっています。デザインはカッコいいのですが、ロッドレイバーとG-Unitに比べると耐久性の面で不安が残ります。
現在はその進化版であるQuantum 04を開発中とのことですが、2015年に僕もプロトタイプをテストさせてもらったことがありますが……いつ発売するのでしょうか。
ただ、実はこれらのシューズを購入しただけではベストなフットバッグシューズとは言えません。ここからカスタマイズをして初めて本領発揮してくれます!
シューズをカスタムするのはこの3箇所
1つ目は、シューレースをフットバッグ結びにすること。これはトーボックスと呼ばれる場所が開くように、シューレースで生地を上に引き上げるために行う結び方です。
2つ目は、トーボックスの裏地。ここを剥いでいきます。新品のシューズをいきなり改造するのは本当に神経を使います。自分はもう慣れました。
多くのトーボックスは生地が2枚に重なっており、その内の裏地1枚を裏からカッターやハサミを駆使して剥ぎます。生地が1枚になることで、フットバッグを受け止める生地の柔軟性が上がり、フットバッグが載ったときに足に感触が伝わりやすくなるのです。
そして3つ目は、インサイド(シューレースを通す両側の生地)の裏地。ここも剥ぎます。これもトーボックスと同様の理由から、よく使うインサイドのメッシュ生地の裏地を剥ぎます。
これら3つのカスタマイズが完成すれば、フリースタイルフットバッグの準備完了です!
唯一Quantum 03に関しては、フットバッグ専用シューズに開発されているため、大がかりなカスタマイズを施す必要はなく、シューレースをフットバッグ結びにするだけで大丈夫です。
服装もプレーするときに大事なポイント
フットバッグもシューズも手に入れたら、いよいよフットバッグを蹴って楽しみましょう!
キャンプなどのアウトドアで行う際の服装ですが、それぞれのフリースタイルを追求してもらえればと思いますので自由ではあります。ただ、その中でも適した服装として下は短パンにすることがポイントです。
フットバッグは、少しでも洋服に当たるだけで軌道が変わってしまいます。そのため、長いパンツだと足にフットバッグが引っかかりやすく、ミスに繋がる可能性が高くなってしまいます。
フットバッグのプレイヤーの中には、上半身を裸でプレーする人もいるほどです。比較的身軽な格好で行うことが望ましいです。
ただし、肌を露出する部分が多いと蚊などの虫対策はしておいたほうが、アウトドアではより楽しめるようになると思います。ぜひ自分のスタイルを見つけ出してみてください!
今回は少しマニアックなフットバッグを始めるまでの道具選びについて説明しました。道具選びはどの分野でもとても大切なことですよね。
自分に最適なフットバッグを選んで、ぜひアウトドアでフットバッグを楽しんでください!