秋の水分補給には温かいスープをたっぷりと!
秋の深まりとともに、空気の乾燥が気になる気候になってきました。秋は、夏の疲れが胃腸に出やすい時期です。また、空気の乾燥からカラダを守るケアがとても大切になってきます。
東洋医学では、秋は乾燥から肺(呼吸器系、肌を含む)を痛めやすい季節といわれています。
そんなこの時期におすすめしたいメニューが『温かいスープ』です。ここでは、胃腸に優しく、カラダの乾燥を内側から潤してくれる旬の食材を厳選し、スープレシピにして紹介します。冬の寒さに耐えられるカラダにしておくためにも、この時期にしっかりとカラダの内側から潤いを与えておきましょう。
キャンプの暴飲暴食予防にも
「実りの秋」。食べ物が美味しく、つい食べ過ぎてしまいがちですが、今回紹介するスープには秋の恵みがたっぷりとバランスよく詰まっています。さらに、小豆を入れることによって、代謝が上がり、カラダをぽかぽかと温める効果もプラスされています。自然の中で栄養たっぷりの食材を、ゆっくりとよく噛んで味わうことで満足感を十分に得ることができ、食べ過ぎ防止につながります。
秋の恵みと小豆のうるおいスープ
【材料】
※目安:お椀に4~5杯分
・小豆(茹でたもの) 100g
・ニンニク 1~2片
・玉ねぎ 1/2~1個
・にんじん 小1本
・じゃがいも 1個
・さつまいも 小1個
・レンコン 1節
・ささげ 2~3本
・きのこ(好みのもの2~3種。今回使用したのは、まいたけ、しめじ、山茶茸) 適宜
・プチトマト 5粒程度
・冬瓜 小1/4個
・オリーブオイル 大さじ1~2
・塩 適宜
・胡椒 適宜
・野菜ブイヨン(昆布など好みのだし) 適宜
・水 750ml程度
【レシピ】
①にんじん、玉ねぎ、じゃがいも、さつまいも、レンコン、ささげ、プチトマトをきれいに洗い、水気を取っておきます。じゃがいも、さつまいも、レンコンは水にさらします。
②ニンニクは、みじん切りにします。
③残りの野菜は、さいの目に切り揃えます。
④鍋にオリーブオイル、みじん切りにしたニンニクを入れて火をつけます。ニンニクの香りが出るまで弱火でじっくり炒めます。
⑤ニンニクの良い香りがしてきたら、小豆を入れて炒めます。
⑥ ⑤の鍋に玉ねぎを入れて、しっかり炒めます。玉ねぎが透き通ってきたら、にんじんを入れてしばらく炒めてから、じゃがいも、さつまいも、ささげを順に入れてさらに炒めます。
⑦軽く塩、胡椒をします。
⑧全体にオイルが馴染んだら、プチトマトを入れ、まずはひたひたの水で食材が柔らかくなるまで蓋をして煮ていきます。火加減は中火から中弱火くらいにします。
⑨食材が柔らかくなったら残りの水を足します。沸騰したら、味をみて塩、胡椒、味が足りなければ野菜ブイヨンなど好みの味に整えれば完成です。
秋キャンプの冷え対策は足元から
カラダが潤うスープレシピいかがでしたか?もちろん内側からだけでなく、外側の保湿や潤いケアもお忘れなく。そして、カラダを冷やさないことが大事です。とくに、足元は軽視しがちになりますが、“寒さの冷えは足にくる”といわれています。冬の時期よりも、まだ寒さに慣れていないこの時期の方がカラダへの負担が大きいといわれています。足元、特に足首の防寒は忘れずに、寒暖差対策も万全に、秋のさわやかなキャンプを快適に過ごしましょう。