使用頻度ナンバーワン!便利すぎるパタゴニアの「フーディニ・ジャケット」
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • アウトドアウェア

    2020.10.18

    使用頻度ナンバーワン!便利すぎるパタゴニアの「フーディニ・ジャケット」

    私が書きました!
    山岳ライター
    吉澤英晃
    群馬県生まれ。登山用品を扱う会社の営業マンを経てフリーランスとして独立。幼少のころ家族で楽しんだキャンプでアウトドアが好きになり、大学で探検サークルに入ってから山に登り始めました。現在は山岳会に所属して、春から秋は沢登りとテンカラ釣り、冬は主にラッセル山行とアイスクライミングを楽しんでいます。 

    使用頻度ナンバーワン! 便利すぎる防風ジャケット

    登山を始めて17年。さらに現在は山岳ライターという肩書で生活しており、その前は登山用品を扱う企業で勤めていたこともあって、これまで多くのギアやウェアを使ってきました。ただし道具に対しては消耗品という意識が強く、いわゆる愛用品というものが少ない私。

    それでも何年も使い続けていて「これは、ほかの人にもすすめたい!」と思う商品がいくつかあります。今回はそのひとつ、パタゴニアの「フーディニ・ジャケット」を紹介します!

    数少ない愛用品はアウトドアウェアの超名作

    筆者は身長182cmで、Sサイズがぴったり

    何年前に購入したのか正確に覚えていませんが、入手してから5年以上経つのは事実。フーディニ・ジャケットはそれよりもずっと前から商品として完成しており、もちろん現在も市販されている、まさにベストセラーといえるアイテムです。

    私はこのウェアを山でも街でも頻繁に使っていて、持っているアウトドアウェアのなかでも断トツで使用頻度が高い。ヘビーローテーションで使いすぎているため、胸元と首筋のロゴプリントが剥がれてしまい、もはや説明しなければどこのブランドなのかわからない状態になってしまいました(※現行モデルはロゴマークが縫い付けられているので、こんな悲惨な姿にはなりません)。

    めちゃくちゃ軽くて丁度いい機能が優秀!

    一体どんな機能がそこまで、”使いたい”と思わせるのか。フーディニ・ジャケットはメーカーの公式サイトで「透湿性ソフトシェル」にカテゴライズされており、「風を防ぎ悪天候に対応する」と紹介されています。まさに透湿性と防風性があるジャケットなのですが、特に防風性が「中途半端」で、よく言えば「丁度いい」。そして「抜群に軽い」点が、このウェア最大の魅力だと感じています。

    とても薄くて柔らかい生地から作られている

    たとえば山の中で風に吹かれて寒さを感じるとき、着ると風を防いでくれるので温かいと感じます。ただし完全には風をシャットアウトしてくれません。若干ですが空気が生地を通過してくる感覚があるので、熱がこもりずらいというメリットがあります。

    この特長を「透湿性がある」とも言えるのですが、一般的な透湿性は内側で発生した熱や湿気が外へ向かう一方通行のイメージがあります。でもフーディニ・ジャケットは行動しない時も空気の循環を感じるので、「中途半端な防風性」と表現する方がしっくりくる。そのような特長があるため、寒いと思う状況だけでなく「耐えられないほど寒くはないけど、なにか一枚羽織りたい」という中途半端なシーンでも使いたいなと思うのです。

    そして、なにか一枚羽織りたいと思うシーンは、実は下界のほうが多いかもしれません。電車やスーパー、居酒屋でお酒を飲んでいるときなど、冷房が効きすぎていて寒いと感じるときが多々あります。また私のような寒がりでなくても、特にいまの時期のような季節の変わり目には、朝晩に肌寒さを感じる方は少なくないでしょう。

    そんなときも、やはり活躍するのがフーディニ・ジャケットです。着ると温かくて熱がこもらないのはもちろん、超軽量なのがいいところ。私物を量ってみたら、たったの103gしかありませんでした。「使うかわからないけど、とりあえず持っていこう」と思わせてくれる軽さもまた、使用頻度が高くなる理由のひとつです。

    濡れてもすぐに乾くから扱いやすい

    ペラペラの生地は太陽にかざすと光が透ける

    そして生地の薄さは、濡れても速く乾くというメリットにも繋がります。

    多少の雨は耐久撥水加工のおかげで弾いてくれますが、それでも少なからず雨水は表面に染みてくる。でも雨が当たらない場所で数分だけ着続けていれば、気付いたときにはもう乾いています。

    たとえば山の中で着ているウェアが朝露や雨などで濡れて乾きが悪かったら、出番がないどころか荷物になってしまいますよね。この点フーディニ・ジャケットは濡れてもすぐに乾かせるので繰り返し使えるどころか「濡れてもいいや」とさえ思えてしまう。いい意味で雑に扱える点も、このジャケットの魅力といえるでしょう。

    ストレッチしないからこそ生地が丈夫すぎる

    引っ張っても縦にも横にもストレッチしない

    ただし唯一欠点を挙げるとすれば、生地にストレッチ性がありません。着用時の動きやすさなどを重視するウェアが多い昨今、伸縮しないジャケットはどうなの、と思う方もいるはず。でもかれこれ5年以上クライミングなどでも使っていますが、フィット感に余裕があるからか、ストレスに感じたことはありません。

    逆にストレッチしないぶん生地が擦れや破けに強いので、穴が開く気配がまったくない。何年も着ているので、そろそろ買い替えたいと思うのですが、あまりにも丈夫すぎてタイミングを逸しているのが実状です。

    リップストップナイロンを採用しているので、ちょっとのダメージでは破けない

    騙されたと思って購入しても、損することはないはずです!

    パッカブル仕様で胸ポケットに小さく収納可能だ

    アウトドアウェアの良さを伝える文章でよく、「山から街までボーダレスに活躍する」という言い回しを見かけます。これはまさにフーディニ・ジャケットにぴったりな表現ではないでしょうか。デザインもさることながら、この最高に中途半端な防風性と気軽に持ち運べる軽量性が、山でも街でも時期も問わずに抜群に使いやすい。あと何年お世話になるのか、もっと多くの人に知ってもらいたいと思う、まさに逸品です。

    商品概要

    今回撮影したのは旧モデルで、最新モデルは仕様が異なります。チェストポケットのデザインが変わり、胸元のロゴがリフレクターのテキストからパタゴニアの代表的な「P-6ロゴ」へ変更。さらに耐久性はそのままに、素材がリサイクル・ナイロン100%になりました。その他の機能は数年前から変わっていないというから驚きです。「フーディニ・ジャケット」の完成度の高さが伺えますね。

    価格:¥13,500+税
    サイズ:XS〜XXL
    重量:約105g

    商品の詳細はこちら
    https://www.patagonia.jp/ms-houdini-jkt/24142.html

    NEW ARTICLES

    『 アウトドアウェア 』新着編集部記事

    モンベルのシャミースは何が凄い?おすすめの商品を余す所なく紹介!

    2024.11.21

    アウトドアブランドのゼログラムから「まるで着るシュラフ」な最強ダウンジャケットが登場

    2024.11.21

    ロックスの最新キャンプパンツはココが違う!ギアは外付け、ワイドフォルムでインディゴブルー

    2024.11.17

    ビーニーのおしゃれな被り方を紹介!ニット帽との違いや選び方も解説

    2024.11.14

    あったか&リーズナブル!アルペンPB「アルミ蓄熱アウター」が今年も豊富なラインナップで登場

    2024.11.13

    アウトドア手袋はどう選ぶ?アウトドアブランドのおすすめ7選を紹介

    2024.11.12

    アウトドアで活躍するおすすめビーニー9選。選ぶポイントも合わせて紹介

    2024.11.11

    ミレー「ブリーズバリヤー トイ」の今季代表作「ブリーズバリヤー トイ II ジャケット」詳細をご紹介

    2024.11.07