キャンプの醍醐味、キャンプ飯。そこに持っていくカトラリー、どうやって持っていきますか?
コンパクトに畳めるタイプや軽量タイプ、様々なものがあると思いますが、グランピングならこんな革のカトラリーケースはいかがでしょうか?
非日常感を演出するエレガントな白革カトラリーケースの作り方をご紹介します!
材料
- 牛革(1mm厚)(40×25cm以上)
- 革紐(25cm)
- カシメ
道具
- 革包丁
- 銀ペン
- 4本菱目
- 革用の縫い針2本
- 麻糸
- 木槌または金槌
- 穴あけポンチ(2.5mmの穴が開けられるもの)
- トコノールと磨くためのガラス板、へらなど
- 革用ボンド
今回作るもの
今回は普段から使っているナイフ、フォーク、スプーンのケースを作ります。
一番長いナイフの直径が22cmだったので、今回はこの大きさに合わせて作ります。
1.革をカットします。
土台の革:21cm×24cm
本体の革:15cm×10cm(幅5cm、10cmのところに6cmの線を引いておく)
ベロになる革:15cm×10cm(右下の角を丸くしてアクセントをつけました)
2.全ての部品にトコノールを塗り、ガラス板やへらで磨きます。
トコノールを塗り終わったところ。トコノールは革の裏面の毛羽立ちをおさえる糊のようなものです。あってもなくてもいいですが、塗るときれいに仕上がります。
3.縫う場所に印をつけておきます。端から2mmのところに銀ペンで線を入れておきます。
4.印をつけたところに4本菱目で縫うための穴を開けます。
5.穴を開けたら、麻糸で縫います。最初と最後は2目返し縫いをしてください。
6.留め具を作ります。革を直径2cmの円形に切り取り、中心に2.5mmの穴を開けます。
7.本体にも留め具をとめるための穴を開けます。革を裏返し、縦12cm、横から8mmのところに2.5mmの穴を開けます。
8.工程7で開けた穴の上下に少し切り込みを入れ、5mmの革紐が通るようにします。
留め具はカシメで留めます。カシメはオス・メスで一対になっているので、間違えないよう準備します。
9.留め具をカシメで固定します。穴に革紐、留め具をセットし、カシメのオスを上から通します。ひっくり返したらカシメのメスをはめて金槌で叩き、固定します。
しっかり叩いて固定したら、完成です!
お気に入りのカトラリーを持ち出そう
余裕のある寸法で作ったので、フォーク・スプーン・ナイフがそれぞれ2本ずつ収納できますよ。巻いてしっかり固定するので、持ち運んでも道具同士がこすれて音が鳴ったり傷がついたりするのも防ぎます。
今回はカトラリーケースを作りましたが、ペンケース、レザークラフト用の道具ケースなど、様々な専用ケースを作ることができます。高さは一番長い道具+2〜3cm程度、ポケットの幅や個数は収納したいものに合わせて適当に調整してください。留め具も紐を結ぶタイプにしたり、金具やマグネットをつけたり、自在に調整できます。
キャンプのスタイルに合わせて、ぜひお気に入りの道具ケースを作ってみてくださいね!