マガジンラックは、“そこにあるマガジン自体が洒落てなくては成り立たない“。そんな勘違いをしてしまいがちだが、どんな雑誌でも包み込むインパクトがあれば問題ない。
デザイン、素材、製法のすべてを兼ね備えたこのマガジンラックは、3社のコラボレーションによって生まれた一品。デザイン/製作はメイド バイ セブン リユースによるもの。イームズチェア人気の仕掛け人ともいえる「Mid-Century MODERN」や、北欧系ライススタイルショップ「STITCH TOKYO」を手がけているSTITCH JAPANのオリジナルリメイクブランドだ。
アメリカのヴィンテージラグやブランケット、デッドストックのテキスタイル、キャッチーな古着などの生地をリユースして、家具やインテリアなどの新たな商品を生み出している。
今回は、言わずとしれたアメリカンウールの雄、ペンドルトンを採用することで、そのお得意芸を発揮した。ウールのブランケットを筆頭に、さまざまな商品を展開しているペンドルトンだが、僕たちの目に飛び込んでくるのは、その柄だ。初めて見たときにはユニークだと思うはずなのだが、それが“当たり前のネイティブアメリカン柄”だと思ってしまうのは、ペンドルトンによるところが大きい。
美しい曲線を生み出したのは、老舗プライウッド(成形合板)メーカーのサイトーウッド。もともとこのマガジンラックの原型は、1960年代に発売していたもの。
サイトーウッドが追求する「機能を満たすための最小限のデザイン、しかしそのデザインには美しさが備わっていなければならない」という姿勢が体現されている商品だ。
プライウッドマガジンラック
27,000円(税込)