アウトドアブーム真っ最中の昨今、世の中には魅力的なアウトドアグッズが溢れていますが、中でもアウトドア用の家具は高額だと感じませんか?そう思う方にはDIYをオススメします。DIYをすれば、予算を抑えることができ、自分の使い方に合わせてサイズや色を選ぶことができます。
今回は折り畳み式のローテーブルの作り方をご紹介します。作り方が簡単なので、DIY初心者の方にもオススメです!
材料
・足材(25×38×200mm)を4本にカット、(1本あたりのサイズが25×38×50mm)
・横板用の材(15×38×200mm)を6本にカット、(1本あたりのサイズ15×38×33mm)
・ステイン(ワトコオイル)
・ビス(長さ35mm)
道具
・棒やすり
・紙やすり(400番手)
・電動ドライバー
・下穴用のドリル
・ジグソー
・クランプ4個
・ノミ
・ハンマー
・ウエス
・メジャー
・ものさし
ジグソーや電動ドライバーが無ければ、のこぎりと普通のドライバーで代用できます。ステインは水性、油性、どちらでも構いません。水性塗料は、においが少なく、扱いやすいのですが、水に弱いという欠点があります。屋外で使用することを考えて、私は水に強い、油性のワトコオイルを使用しました。
ジグソーやノミ、やすりを使った作業があるので、ケガをしないように注意して行ってくださいね。
作り方
横板と足材の長さを決める
まずは横板と足材の長さを決めます。
天板の幅と、天板の左右に設置する足材の厚み2本分を足したものが、横板の長さになります。天板の幅は2cm、足材の厚みは2.5㎝です。
28(天板の幅)+2.5(足用の木材の厚み)×2=33cm(横板の長さ)になります。
テーブルの高さによって足材の長さが変わってきます。今回作るのはロータイプのテーブルなので4cm程の高さです。足材の長さは、上に飛び出る部分を考慮して1cmプラスした5cmにします。
木材のカット
足材は4本、横板は6本必要になります。それぞれ木材をカットします。あらかじめ長さが決まっていれば、購入時にホームセンターでカットしてもらうこともできますよ。
15×38×33mmの横板を6本、25×38×500mmの足材を4本にカットしました。
クランプで仮組みし、横板の位置を決める
クランプで仮組みします。番上の横板は足材の上から5cmの位置に固定しました。2番目の横板は天板を入れるのに、きつくならない程度の位置に固定しました。
1番目の横板を足材の奥、2番目は手前に固定します。交互に組むことで、差し込んだ天板が固定される仕組みです。写真にはありませんが、もう一本、補強用の横板を足材の下から10cmの位置に固定します。
横板を固定する位置にマーキングする
横板の厚み(1.5cm)を考慮してマーキングします。
上の写真のようにマーキングしてください。1番上のマーキングは足材の上から5cmの位置、一番下のマーキングは足材の下から10cmの位置です。
足材の一番上の部分を丸くしたければ、身近にある円形の物でマーキングできます。
マーキングした部分をカットする
ジグソーを使ってマーキングの内側に何度か切れ込みを入れます。円形にマーキングした部分もカットします。
切れ込みを入れた部分の端に、ノミを押し当て、上からハンマーで叩きます。
様子を見ながら軽くハンマーでノミを叩いてください。図のように切れ込みを入れた部分が外れます。
全体をやすりがけする
木材にやすり掛けを行い、表面を滑らかにします。カットした部分はささくれが多いので、特に丁寧に行ってください。棒やすりでささくれを取り除き、紙やすりで全体をこすって仕上げてください。
ステインで木材を着色する
ウエスを使って木材にオイルを塗りこみます。オイルをしみ込ませることによって、着色するだけでなく、防腐効果が高まります。油性オイルの場合、1度全体に塗りこんだ後、しばらく乾燥させます。乾燥後、新しいウエスで、木材にしみ込まなかった余分なオイルを拭き取ってください。
下穴をあける
足材に横板をはめ込み、ビスを打ち込む下穴をあけます。下穴をあけておけば、ビスを打ち込んだ時に木材が割れるリスクを減らせます。ドリルのサイズはビスより一回り小さいものにしてください。
ビスで固定する
下穴の上からビスで固定して出来上がりです。ビスを打ち込む面の厚み(今回は38mm )よりも短いビスを打ち込んでください。当然のことですが、もし、ビスが足材の厚みよりも長ければ、足材からビスがはみ出してしまいます。
自分だけのローテーブルが完成!
ロースタイルにピッタリのテーブルになりました。さっそく庭キャンで活躍しそうです。
フラットに収納できるので、かさばりません!
左右の足パーツは、一番上の横板が内側に来るように設置してください。逆向きにするとテーブルが自立しませんので、ご注意くださいね。
まとめ
木材は全部で700円程で購入しました。ビスやステインは家にあったものを使用、天板は海で拾ってきたものなので、全部で1000円以下のDIYでした。既製品よりお得に作成できました!全ての材料を購入しても、2000~3000円程に収まると思います。
車のキャリアの幅に合わせたり、お気に入りのテントのサイズに合わせて作ることもできます。皆様もぜひチャレンジしてくださいね!