タオルケットはアウトドアにも相性抜群
アウトドアには快適な季節。今年は、特にアウトドアを楽しむ人が増えていますね。ただ、日中は快適でも、夕方から夜にかけて思った以上に冷え込むこともあり気温差には注意が必要です。上着を1枚常備しておくのはもちろん、タオルケットも持っていくと便利ですよ。家で使うものと思いがちかもしれませんが、タオルケットはアウトドアにもとても便利なアイテムなんです。
タオルケットは日本生まれ
タオルケットという呼称は、ブランケットが由来で生まれました。サイズは、毛布の規格を流用し、標準サイズ(140×190cm)が決められたそうです。ブランケットは、ウールなどの素材で作られているのに対し、名前の通り、タオルケットはタオル素材です。昭和32年(1957年)ごろ、タオルで夏の掛け布団が作れないかという船場(大阪)の卸問屋である鐘忠商工の草案のもと、鐘淵紡績(現カネボウ)が糸の供給を行い、技術の藤高として、当時から品質に定評のあった愛媛県今治市の藤高が製造を担当したということで、現在のタオルケットが誕生したそうです。諸説あるそうですが、タオルケットが販売された最初期から藤高で作られたことが史実からもわかります。吸水性のよいタオル素材に目をつけ、蒸し暑い日本の夏用掛け布団を開発するとは、なかなかのアイデアですよね。
寝室で使うだけでなく、リビングのソファでのちょっとしたうたた寝でも、気軽に使えるタオルケット。ウールやカシミヤのブランケットもいいですが、なんといっても自宅で洗えるというのがとても便利で手軽に使えます。自宅で洗えるなら、多少汚してしまっても安心。ということで、アウトドアにも持ち出しやすいアイテムです。
アウトドアでの使い方の例
◆肌寒いときにブランケットのようにひざ掛けにしたり、羽織ったりする。バスタオルでもいいのではないかと思ったこともありましたが、小さい子どもならサイズ的にそれもOKですが、大人だともう少しサイズが大きい方が助かると感じたときがあったので、やはりタオルケットが、しっかりカラダを包み込んでくれ安心感もあります。
◆水に濡れてしまったときなど、大きなバスタオル代わりにもなります。大人キャンプのときは、そんなにずぶぬれになることはまずないのですが、小さい子どもづれのファミリーの場合、なにが起こるかわかりません。そんなときにも、大判のバスタオルのように使えます。
◆ピクニックシートの上に敷いてビーチタオルのように使ったり、横に2回たたみ海苔巻きのようにくるくるたたんで枕にしたり、リラックスタイムにもぴったりです。
なんといっても、汚してしまったときに洗えるためブランケットのようにがっかりすることがないこと。肌触りの好みで選びたくなるほど、種類も豊富で、きっとお気に入りが見つかるはずです。
タオルケットは、その織り方によって、肌触りや重さも違います。今年は特にタオルケットの種類が多く、触り心地の好みで選ぶのも楽しそうです。夏の掛け布団としてスタートしたタオルケットですが、藤高タオルの新作は、オールシーズンタイプの「テディケット」です。通常の1.5倍の長さのパイルをボリュームたっぷりに織り上げられ、重量約1000gという軽さを実現しています。これは、ストロー状の空洞を作った中空率50%という穴の広い糸を開発し、その糸を全体の70%を占めるパイルに使用しています。このふわふわ感、たたんで抱きしめると、まるでテディベアを抱いているようで、心地よい眠りに誘ってくれそうです。冬の毛布代わりにもなり、綿ならではの吸水性や通気性、乾きやすさも兼ね備え、1年中使えます。綿花の色を活かしたナチュラルカラーは、自然の景色にも溶け込みます。
持ち出すことを考えて、軽さを重視するなら、軽さを極めた「ワッフルケット」がおすすめです。程よい厚みはありますが、カラダにかけていることを忘れるほどの軽さを極めたタオルケットです。同様のタオルケットより3割近くもの軽量化に成功し、従来1300gだったものが800g。ワッフルの織り方も独自の織り方を開発し、引っ掛かりにくく、やわらかな滑らか仕上げになっています。
タオルケットは、まだまだおうちで使う派が多いようですが、これだけ心地よく便利なアイテム。持ち出さないなんてもったいない。ぜひ、お気に入りの肌触りのタオルケットを見つけて、一緒にお出かけしてください。
藤高タオル
https://fujitakatowel.jp/