今年も夏から秋にかけて日に日に伸びていく雑草たち。山暮らしを始めてエンジン式草刈機(刈払機)を購入し、山で初めて迎えた昨年の草刈りシーズンは3度ほど草刈りをしました。
さて、今年も草刈りシーズンを迎え、機械を物置から出して刈り始めてみると、刃は勢いよく回転するのに草が全く刈れない状態に……。どうやら庭のキワにあるブロックやコンクリートに何度もこすりつけてしまったために刃がなまって全く刈れなくなったまま一冬を越したようです。
今回は、私なりにどんな基準で替刃を選び、実際に使ってみてどうだったかを紹介します。
草刈機のチップソーが刃こぼれで刈れなくなったらどうする?
思い返すと、昨年から徐々に刈れなくなっていくのを実感していたのです。昨年のゴールデンウィークの頃に山暮らしを開始した訳ですが、それまで数年間放置されていた庭は、雑草というよりも雑木が至る所に茂っている状態。
そこを草刈機の付属チップソー(鋸状の刃)で無理やり切り倒していたこともあり、ブロックやコンクリートにも何度もこすってしまうような雑な作業のせいで、チップソーは秋頃にはすっかり刃こぼれしてしまい、スライドしても草を刈れない状態になってしまいました。
替刃を何にしようかホームセンターへ足繁く通い、製品説明に目を落としながら頭の中で作業をシュミレーションする日々。なかなか決断できないのは、山暮らしならではの外にあるプロパンガスボンベや外壁に設置された給湯器のパイプ、そして単独浄化槽のエアーパイプなどを傷つけてしまわないかってことでした。
チップソーは、ひとつ間違えればそれらを簡単に傷付けたり切断してしまう恐れがあります。草を刈るために生活に支障をきたしたくはないですよね。
そんなときにナイロンカッターというものを知り、さっそく調べてみたところ、女性でも楽に扱えて金属刃よりも安全で接触物にダメージを与えにくいことがわかりました。わたしが選んだのは、チップソーのように刈れてナイロンコードの交換が簡単な「ジズライザー・エアードライブ240」という製品です!
実際に使ってみると想像以上にグングン刈れるし、ブロックやコンクリートのキワもきれいに短く刈り揃えることができます。そしてナイロンコードが短くなったら、差し替えるだけで簡単にナイロンコードを交換できるので、女性でも安全に切れ味を保ったまま広範囲の草刈りができちゃうのです。
ナイロンカッターの注意点や苦手なものを知っておきましょう
ナイロンカッターは金属刃よりも安全と言われますが、それでも注意しなければならない点がいくつかあります。
金属刃はその名の通り、刃で草を切断するのですが、ナイロンカッターは草を叩き切るイメージです。そのため小石などがあると勢いよく弾き飛ばしてしまいます。聞くところによると、飛散したものによって車のガラスまでもを割ることがあるそうですから、作業を行うときは車を別の場所へ移動し、家の窓ガラスなどは防護シートで保護するか、雨戸で保護して作業するのが安全です。
苦手なものは、ススキといった硬く密度のある雑草や雑木など、ほとんど刈れないと考えたほうが良いです。その場合はチップソーを使用するか、あらかじめカマなどで刈っておいてからナイロンカッターで全体を刈るのがオススメです!
メンテナンス方法を習得できれば経済的な維持管理ができます
ナイロンカッターを使い始めてから、すっかりチップソーを使わなくなったのですが、ある日チップソーの刃の砥ぎ方を林業の親方に教えてもらう機会がありました。わたしのようなものはほぼ使い捨てのように考えてしまいがちですが、刃を砥ぐと切れ味が復活するというか職人が砥ぐとより切れ味が増すそうです。
グラインダーとダイヤモンドシャープナーがあれば、刃こぼれしたチップソーを研ぐことができるということで、グラインダーを持っていたわたしはダイヤモンドシャープナーを購入して時折砥いで使うようにしました。やはりそれぞれに得手、不得手があるから雑草の状態により使い分けできた方が効率は上がるし、なにより砥いで何度も使えるのは経済的にも良いですよね!
それと、エンジン式の草刈機を使い終えるときは、ガソリンが残ってしまったらアイドリングしたままエンジンが止まるまで待って保管すると長持ちするそうです。
それでは、次回もお楽しみに!
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