山に行く人は、食事にアルファ米やフリーズドライを選ぶことが多いですよね。それは、荷物を極力減らす必要があるから。食材を持っていけるアウトドアの場合、食は醍醐味のひとつ!でも、手の込んだキャンプ飯やバーベキューは、たった1泊だと疲れちゃうなあ・・・。そんな時はありませんか?
そんなときに役に立つのが、アルファ米やフリーズドライの保存食。保存食はお湯か水を注ぐだけで食べられて大変手軽です。しかも、最近のアルファ米は、進化していてとても美味!今回はキャンプや車中泊で食してきた、リピート確実のおすすめ保存食を4選ご紹介します。
おすすめ保存食4選
①尾西食品のごはんシリーズ
約90年ほどアルファ米の研究を続けている尾西食品。アルファ米とは、お米を美味しく炊きあげた後、乾燥させたもの。尾西食品のごはんシリーズは、白飯に始まり、五目ご飯やチキンライスまで、充実のラインナップ。ご飯ものの他に、麺類やクッキーなどもあるようです。
尾西のごはんシリーズは、ご飯がとてももちもちしています。今回は、季節感を味わいたくて、松茸ごはんをセレクト。期待度が大きかったためか、松茸感は少々物足りなく感じましたが、アルファ米ってこんなに進化したんだとビックリするほどの美味しさです!
②サタケのマジックシリーズ
精米機のトップメーカーであるサタケは、保存食も製造・販売しています。マジックライスシリーズは、2通りの食べ方があります。注水量を変えて、ごはんか雑炊を楽しめます。マジックパスタシリーズもありますよ!
カルボナーラのパッケージには、出来上がりの内容量は約214グラムと表示されていますが、ペロッと食べてしまうほどの美味しさ!小腹がすいたときにちょうどいいです。
③モンベルのリゾッタシリーズ
アウトドアに精通したモンベルだからこそ、美味しく食べられる保存食がそろっています!リゾッタシリーズは、ガーリック・サーモンチーズ・カレー・ガパオなど、迷ってしまうほどの美味しそうな商品ばかり。
ベーコントマトクリームリゾッタは、保存食とは思えないクオリティ!まさにリゾット。1食分とはいえ、女性にとってはボリューミーかも。山やアウトドアで、イタリアンを味あわせてくれるなんて、さすがモンベルです。
④無印良品のレトルトカレー
言わずと知れた無印良品。お湯であたためるタイプのレトルトカレーです。商品によっては、1人前、2〜3人前の大容量サイズの他に、小さめサイズもあります。0(辛くない)〜5辛(辛い)まで、辛さもしっかり表示。子どもたちを連れたアウトドアでは、分量や辛さに配慮があるのがありがたいですね。別途、アルファ米を用意すれば、準備は完璧!
無印良品のカレーシリーズは人気があります。レトルトを感じさせない本格派のカレーたち!グリーンカレーは、レモングラスなどのハーブとココナッツミルクのコクが特徴です。かなり辛めですよ。
フリーズドライや缶詰もおすすめ
味噌汁やコーンスープなど、冷凍乾燥させたフリーズドライ食品もおすすめです。また、アウトドアと高相性なのは、おかず系からおつまみ系までいろいろの缶詰!パン、フルーツなど、栄養のバランスを考えながら、食品を選ぶ楽しさがあります。
作り方はとっても簡単!
そんなバラエティ豊かで、荷物を減らしてくれる保存食。災害時でもすぐに食べられるよう作られているものがほとんどなので、作り方もとても簡単です。ここからは保存食の基本的な作り方を説明していきます。
手順①:湯を沸かす
フリーズドライやアルファ米で必要なのは、お湯または水。お湯の場合より時間がとてもかかりますが、水だけで大丈夫な食品もあります!
手順②:分量の線まで湯(または水)を入れる
どの保存食の袋にも、内側に注水線が記してあります。食品で線が隠れている場合がありますので、事前にしっかり確認しましょう。
手順③:指定された時間、湯または水に浸す
保存食のパッケージに、必ず浸水時間が書いてあります。お腹がすいたからといって、時間を短縮してしまうと、まだドライから戻り途中の場合があります。特に、アルファ米を美味しく食べるためには、慌てず、指定時間をしっかり守りましょう。
手順④:かき混ぜて完成!
時間が来たら、やけどに注意をしながら、袋を開けます。お皿に盛り付けると、保存食とは思えないほど、雰囲気が出ますよ。食品によっては、その1袋でお腹いっぱいになるものもあれば、食事1食分としては足りないものもあります。パッケージに分量が記載されていますので、参考にしましょう。
気をつけること
入っているものを最初に取り出す
保存食の多くには、脱酸素剤が入っています。開封後は、まず、この脱酸素剤を取り出しましょう。食品によっては、スプーンがいっしょに入っている場合もあります。
よくかき混ぜること
味ご飯系では、調味粉末が偏っている場合があります。よくかき混ぜて食べると、美味しく食べられます。かき混ぜが足りないと、味の濃い部分と薄い部分に分かれてしまうことがあるので、要注意。
やけどに注意しよう
お湯を注ぐときや混ぜるときは、やけどに注意しましょう。特に、熱湯を注ぐ時には、注いでいる袋の上部が熱で狭まってくるので、気をつけてください。湯を入れる前に、袋の底部分をしっかりと広げ、入り口をしっかり開くと、袋がグラグラせず安定します。
防災非常食用にも!車中泊にも!
無印良品のカレーの賞味期限は1年ほどですが、サタケや尾西食品、モンベルの保存食シリーズは、なんと5年ほど!開発・研究され、今やこんなに美味しい保存食。アウトドアではもちろん、災害に備えて、家庭で味わってみるのもいいですね。お湯が用意できる環境であれば、車中泊時にもおすすめの保存食です。
これまで、料理が苦手だったりおっくうだったりで、アウトドアに挑戦できなかった方!ぜひ、美味しい保存食たちをチェックして、アウトドアに取り入れてみてくださいね!