寒い季節のサラダ代わりに!野菜だけのぽかぽかお鍋
寒さを感じる気候になりました。
晩秋のキャンプ。朝晩の冷え込みや空気の乾燥対策がとても大切な時期です。キャンプ中の食事にもカラダの中から潤う食材を使ったり、暴飲暴食を控えるなど、体調管理にも気を配れたら完璧ですね!
秋は白い食べ物がおススメ!
秋に白い食べ物と辛いものを少量食べると良いといわれています。東洋医学では、秋は『肺』にダメージが出やすい時期といわれ、白い食べ物や辛いものには、カラダを潤す効果や温める効果のある食材が多いことから『肺』を養う食べ物としてもすすめられています。
ここでは、真っ白な豆乳だしに白い食材や今が旬のおすすめ食材、つけダレには白練りごま、辛味は白髪ねぎや鷹の爪、山椒粉を薬味として用意しました。食材はきのこ以外は、どれも生でも食べられる野菜です。シャキシャキ感が残るくらいのサラダ感覚で食べるのがおすすめです。
【材料】
・大根 1/4本分
・青梗菜 1株
・豆苗 1/2袋
・にんじん 大1/2本分
・エリンギ 2本
・えのき茸 1/2袋
・山茶茸(あれば)1/2袋
・れんこん 1節
・長ネギ(白髪ねぎに) 1/2本分
・カボス、または、すだち 1個
・鷹の爪 1~2本
・豆腐 小1パック
・山椒粉(お好みで) 適宜
・豆乳(無調整) 750ml
・昆布 幅5×10くらいのもの 2枚
・塩 適宜
※タレは好みのものでOK(ここでは、ポン酢とごまダレを準備しました)
・ポン酢 適量
・ごまダレの素(白練りごま 大さじ2、しょうゆ 大さじ2、酢 少々)
・水 250ml~適宜
・うどん、きしめんなど(お好みで) 適宜
【道具】
・しゃぶしゃぶ用の鍋
【レシピ】
①きのこ以外の食材をきれいに洗い、水気をきっておきます。
②豆苗は根元を切って洗います。
③青梗菜は1枚が大きいものなら縦2等分にし、小さいサイズのものなら、そのまま株から切り分けておきます。
④大根、にんじんはスライサーで薄くスライスします。
⑤れんこんは、皮を剥いて、薄くスライスし、水にさらしておきます。
⑥長ネギは、白髪にして水にさらし、水気をきっておきます。
⑦エリンギは、縦方向にスライス、エノキ茸と山茶茸は石づきを落としておきます。
⑧鷹の爪は、種を取り除き、薄い輪切りにします。
⑨好みのタレを準備します。
『サラダ鍋』を食べる前に『ゆば』を作ろう!
鍋の前に、まずは豆乳でゆばを作ります。ゆばは、汲み上がったそのままを食べるのももちろん美味しいですが、しゃぶしゃぶした野菜に添えて食べると、あっさりとした野菜のうま味と、まろやかなコクのバランスで、なんとも美味しくなるのでおすすめです。
①鍋に2㎝くらい豆乳を注ぎ、ゆばを作ります。火加減は、はじめは中火くらいで、温まってきたら弱火にします。表面に薄い膜が張ってきたら、全体に膜が張るまで待ちます。時間にして、だいたい3分くらいです。この時、豆乳が沸騰しないように気をつけます。
②ゆばを好みの枚数作ったら、鍋に残りの豆乳と昆布、水を入れて温めます。豆腐を入れ、味をみながら塩を加えます。
※先に塩を入れると分離するので注意します。また、豆乳だしが沸騰しすぎないように気をつけましょう。
③好みのタレ、ポン酢やごまダレを用意します。
④準備ができたら、好みの野菜を”豆乳だし”にくぐらせていただきます。
残った豆乳だしは、塩などを加えてスープにしたり、うどんやきしめんなどを入れ、最後まで自由にアレンジして美味しくいただきましょう。鍋のスープを飲み干す頃には、カラダは潤いぽかぽかです。
まずは自然の中で深呼吸
今回は、秋にダメージを受けやすい『肺』をいたわる『サラダ鍋』レシピを紹介しました。肺は、深い呼吸を意識するだけでも鍛えられるといわれています。日照時間が日に日に短くなり、気温や湿度の変化など、人は心とカラダのバランスを崩しやすい時期でもあります。
自然豊かな環境での深呼吸。それは、肺だけでなく、脳やカラダなど心身への効果も大きいでしょう。つい浅くなりがちな呼吸。「潤いのある食事」と「深い呼吸」を心掛けて、心もカラダも冬への備えをしていきましょう。