荷物が積めて運転も楽しいのがステーションワゴン。新型『レヴォーグ』なら先進の安全装備も付いて安心です。
ワゴン派待望の新レヴォーグは遠くへ行くほど気持ちいい
スバル/レヴォーグ GT-H
高:最近はステーションワゴンの選択肢が少なくなりましたね。
櫻:うん。今やRVの主役はSUVとミニバンだ。欧州車にはワゴンがまだたくさんラインアップされているけどね。特にドイツ車は。
高:どうしてですか?
櫻:高速道路の速度制限がない区間もあるドイツでは、移動の時間を少しでも短く、安定した乗り心地で走るために、ワゴンを好む人が多いんだ。
高:重心が低くて空気抵抗も少ないワゴンは、走りの質にこだわる人におすすめということですね。ということは、国産ワゴンの数少ない選択肢である新型『レヴォーグ』の走りっぷりに期待できそう!
櫻:今回、発売直前のプロトタイプをサーキットでテストしたんだけど、それはもう抜群の安定感で、4WDの精度の高さ、ボディーのしっかり感、適切なパワーが印象的だったな~。
高:公道では試せないスピードでクルマの持ち味を体感できますもんね。
櫻:そうそう。とはいえ、サーキットで試したからといって速く走るためだけのクルマ、と考えるのは早計。豪雨で深い水溜まりにはまって滑ったり、これからの季節は路面も凍結しやすくなる。たとえゆっくり走っていても、そんなときに走りの質が安全性を左右するんだ。その点でも『レヴォーグ』は安心だよ。
高:今回はスバルの安全装備、「アイサイトX」の安全性能も体験できました。
櫻:前方を監視するステレオカメラが広角化し、横や後ろを検知するレーダーまで装備。きめ細かい制御で衝突回避を支援してくれる。
高:システムが作動する条件を満たした自動車専用道路では、渋滞したのろのろ運転でハンドルから手を放せたり、カーブや料金所の手前で減速するなど、運転支援機能も充実してますね。
櫻:ワゴンとしての実用性も良くなってるよ。ラゲッジの広さは従来型と同等だけど、大容量の床下収納が付き、一部のグレードにはハンズフリー対応の電動パワーゲートを標準装備。荷物の多いキャンプで役に立つ機能ばかりだ。
高:見た目もかっこいいし、行動的なパパにはぴったり。
櫻:普段使いはもちろん、遠くへ行くほど気持ち良さを実感できると思うよ。
林道も無理なく走れるサイズを維持
日本の道路事情に考慮した、程よいサイズ感が、初代『レヴォーグ』の特徴だった。新型もボディーサイズの拡大を最小限にとどめ(従来型比で全長+65mm・全幅+15mm・全高は同じ)、道幅の狭い林道もいける。
ラゲッジはたっぷりサイズ!
ラゲッジの寸法は高さ771mm、幅1,602mm、奥行き1,070mm。後席をたためば大人2人が足を伸ばして寝られる広さだ。
6:4分割可倒式の背もたれはリクライニング可能。
トノカバーもしまえる床下には、容量69Lの収納が付く。
タッチパネルの大型モニター付き!
センターコンソールに11.6インチのモニターを装備。カーナビやエアコンなどをタッチパネルで操作できる。
コクピットは使いやすさ重視の設計。メーター内にナビ画面を表示することもできる。
安全に走るための基本設計と危険回避の支援機能が進化!
カーブで車体が滑り出しても4輪がしっかりと接地したまま、スムーズに曲がっていく。
レーダーで前側方からの接近車両を検知し、警報とブレーキ制御で衝突回避を支援する。
SPECIFICATIONS
【ボディー寸法】
全長 4,755mm
全幅 1,795mm
全高 1,500mm
最低地上高 145mm
最小回転半径 5.5m
ホイールベース 2,670mm
トレッド 前1,550mm/後1,545mm
車両重量 1,570kg
乗車定員 5名
【エンジン・燃料】
形式 水平対向4気筒DOHCターボ
排気量 1,795cc
最高出力
130kW(177PS)/5,200~5,600rpm
最大トルク
300N・m/1,600~3,600rpm
燃料タンク容量 63L
燃料種類 無鉛レギュラーガソリン
燃費(WLTCモード) 13.6km/L
【トランスミッション】 CVT
問い合わせ先 SUBARU 0120‐052215 https://www.subaru.jp
"遊べる軽"ダイハツ/『タフト』は「アクセサリー大盛り」で楽しさ倍増
この夏発売された軽RV『タフト』は、フィールド映えするデザインが魅力。コクピットは操作のしやすさを重視した設計で、ラゲッジの床や後席の背もたれには汚れにくい処理が施されている。クラシカルなルーフキャリア(写真上)など、豊富なアクセサリーを駆使してオリジナリティーを高めよう! ¥1,230,000~。
問い合わせ先 ダイハツ 0800-500-0182
※構成/櫻井 香 撮影/小倉雄一郎
(BE-PAL 2020年11月号より)