いよいよ今年も本格的なお花見シーズンがやってきますね。花火のようにあっという間に散ってしまう桜だからこそ、お花見では最高の時間を過ごしたいもの。
桜の木の下にレジャーシートを広げ、缶ビールにスナック菓子でも十分に楽しいですが、「今年はちょっと違う花見にしたい」、「アウトドアの要素を取り入れたい」って思いませんか?
今回紹介するのはJIPANGWORKSが販売する「野燗炉」。なんとこれひとつで「炒める」、「炙る」、「湯を沸かす」、「熱燗」のすべてをこなす超万能アイテムなんです。アウトドアで、しかも満開の桜の下で干物や焼き鳥を炙りながら熱燗をちびり……。これ以上の贅沢がほかにあるでしょうか。
野燗炉(別名:燗銅壺)の歴史は古く、平安時代から江戸時代初期に誕生し、江戸後期、花見文化の広がりとともに発展を遂げ庶民の間で親しまれていたと云われています。
戦後、電気ガスの普及により姿を消した野燗炉ですが、今回JIPANG WORKS社が現代に復活させてくれました。同社のコンセプトは「丁寧に仕上げられ、使うことで至福を生み出していた『日本の道具』のコアを継承し、リプロダクトをおこない現代に提案すること」、というもの。
使い古したバーナーとコッヘルでも熱燗は作れるかもしれませんが、野燗炉という専用の道具に炭を熾し、じっくり温めた熱燗にこそ至福の味は宿るのでしょう。
この野燗炉、もちろん花見だけでなくキャンプなどでもお使いいただけます。今シーズンのアウトドアシーンの相棒に、オススメの逸品です。
※公園やキャンプ場でご利用の際は、施設の火器取り扱いのルールをお守りください。
野燗炉
本体=24,800円(税込)
JIPANGWORKS
http://www.nokanro.com
文=加茂光