クリスマスが近付いてくると、お菓子屋さんでよく見かけるようになる、アドベントカレンダー。皆さんは、どんなデザインのものを想像しますか?
店頭で売られているのは、クリスマスカラーの赤白緑が多いでしょうか。それはそれでかわいらしいのですが、もしキャンパーならではのアドベントカレンダー、というものがあったらうれしくなりませんか。
でも実際に、そういったデザインのものは見かけたことがありません。そこで、100均アイテムを使ったお手軽DIYの出番です。
ナチュラルカラーでまとめたいが、昨今人気のモノトーンカラーも捨てがたい……と考えて、モノトーンを基調としたデザインにしました。プレゼントを入れる袋も、もちろんモノトーンに変更可能です。
子ども用にはもちろん、おしゃれなキャンパーのあの人へ、手作りのアドベントカレンダーを贈ってみませんか?
材料と道具を揃えよう
ベースの色はモノトーンがオススメです。写真は主な材料。マスキングテープは銀、封筒の色はナチュラルカラーを選択しています。
アウトドアを感じさせる装飾もこだわりたいところ。
1種類だけでもOK。モノトーンの雰囲気をそのままに、ナチュラルカラーをプラスできるような、100均の園芸用品などを選んでみてください。
<材料と道具>
・大判はぎれ布(黒、写真は75cm×65cmのもの)
・段ボール(約50cm×約50cm、数枚をあわせてこの大きさになればOK)
・突っ張り棒(白・黒・木目グレーなど)
・木製ピンチ(小さいものを24個)
・マスキングテープ(種類と数量はお好みで)
・小封筒(24枚必要、25枚入りで売っているものがあります)
・数字のシール(24日分の数字、手書きでもOK)
・松ぼっくりや枝など、お好きな装飾(種類と数量はお好みで)
・吊す用のひも(なんでもOK)
・木工用接着剤、または手芸用接着剤
・セロハンテープ
・梱包用透明テープ、またはガムテープ
・はさみ、または段ボールカッターなど(段ボールを切る場合に必要)
作ってみよう
1.土台の部分を作っていきます。段ボールが2枚以上の場合は、梱包用の透明テープ、またはガムテープで貼り合わせておきます。
2.サイズを確かめるために、封筒24枚を仮置きします。縦は写真のように少しずつ重なるくらいで大丈夫です。横幅が足りない場合や、縦幅が明らかに小さい場合は、段ボールを足して土台の大きさを増やしてください。
3.封筒を外し、布を広げて段ボールを中心に置きます。包むように1辺ずつたたみながら、セロハンテープで仮留めしていきます。
4.梱包用のテープやガムテープで、布と段ボールを固定します。裏側は写真のようにテープ跡が目立ってかまわないので、表側にはみ出さないようにします。
5.布を折った縦の上部分に、突っ張り棒を差し込みます。
6.梱包用のテープやガムテープで補強して、突っ張り棒を掴んで持ち上げたときに、耐えられる強度にします。
7.表に返し、木製ピンチを24個、並べます。横8列、縦3段で写真のように等間隔で置いていきます。
8.接着剤を使って、木製ピンチを土台に貼り付けます。24個すべて貼っていきます。
9.接着剤が乾いたら、マスキングテープで装飾します。好きな場所に好きなように貼ってOK。マスキングテープがはがれやすい場合は、裏側に回った部分をテープで留めるなどしましょう。
10.封筒を半分程度の大きさに折り、ピンチで留めます。1から24までのシールを貼っていきます。
11.松ぼっくりや小枝など、好きな飾りで装飾します。土台には接着剤で留めていきます。
12.接着剤が乾くまで乾燥させましょう。突っ張り棒の両端に、吊す用のひもを結べば出来上がりです!
もっと手軽に作るバリエーション
「吊さず置ければいい」、「木製ピンチをつけるのが面倒」。そんな方は、土台の段ボールにマスキングテープを使うだけ、という方法もあります。
写真は布ではなく、段ボールに包装紙を貼って、マスキングテープで装飾した例。お菓子を入れる日付の封筒も、マスキングテープで留めたものです。24日分を1枚に並べるほか、日付を分割して何枚か作り、カレンダー自体を小さくすることもできます。
装飾も100均で買えるものだけではなく、お気に入りのギアを飾ってみたり、庭の木々を使ったりしても楽しいです。ぜひご自身なりの作り方、デザインを考えてみてください。
中に入れるものはお菓子だけ?
プレゼントの中身は、お菓子でなくても大丈夫です。
一言だけのお手紙でも、小さな装飾品でも、ぜひ贈る人にあわせて心のこもったプレゼントを選んでください。この作業を楽しむのも、アドベントカレンダーの醍醐味です。
「封筒に入る大きさ」のものを24日分用意したあとは、一日一日、あなたの大切な人の喜ぶ顔が見られますよ。
24日目にはぜひサプライズを用意してみましょう。写真のような封筒に指輪を入れて……そんな大人のためのプレゼントも、あっていいかもしれません。
クリスマスまでのカウントダウンを、キャンパーらしいアドベントカレンダーで盛り上げてみてくださいね。