写真映えするランタンを作りたい
街の灯りが届かないキャンプ場にいると、普段は意識することのない夜の暗闇を感じるものです。そしてそんな暗闇を照らす焚火やランタンの灯りに、美しさを感じて思わず魅了されてしまいます。
単純にランタンの灯りを眺めるだけでもキャンプの雰囲気は盛り上がりますが、ランタンシェードが作り出す陰影を眺めるのもまた一興。
今回は、美しい陰影が浮かび上がるランタンシェードの作り方をご紹介します。
シェードの材料や光源のライト、工具類に至るまですべて100円ショップで購入可能です。安価に作れるという点も魅力ですので、気になった方はぜひチャレンジしてみてください。
ランタンシェードの作り方
準備するもの
・PPシート不透明
・カッターナイフ
・カッターマット
・定規
・LEDベースライト
・結束バンド
・貼ってはがせるのり(粘着力の弱いスティックのり)
準備するものはほぼすべて100円ショップのセリアで購入可能です。
上の写真にはありませんが、貼ってはがせるのり(粘着力の弱いスティックのり)は、私はダイソーで購入しました。あとでご紹介しますので、そちらを確認してみてください。
作り方
PPシートにカットラインを書き込みます。
LEDベースライトにPPシートを巻き付けて円筒形にするので、LEDベースライトの円周25.4cmでPPシートにカットラインを書き込みましょう。
ランタンシェードの高さを決めます。
下部2cmはLEDベースライトと重なる部分になるので、このあとの工程で誤って下部2cmを切り抜くことが無いように、ラインを書き込んでおきます。
今回はシェードの高さを26cmに設定しました。シェードの高さとなる位置に、カットラインを書き込みます。
先ほど書き込んだカットラインに沿って、カッターナイフでカットします。
カッターナイフを使う作業は誤って怪我をする恐れがありますので、慎重に作業しましょう。
ランタンシェードの一番のかなめ、柄を決めます。ネットのフリー素材などで気に入った柄を選びましょう。
あまり複雑な柄は、このあとの工程で切り抜く際に苦労しますので、おすすめしません。同様に曲線の多い柄や円形の柄なども、初心者が切り抜くのは難しいので、なるべく直線的な柄にしましょう。
気に入った柄を選んだら、プリントアウトしましょう。
プリントアウトした用紙の裏面に、スティックのりを塗布します。
PPシートに用紙を貼り付けるには、ダイソーで販売されている貼ってはがせるスティックのりを使うのがおすすめです。
ふせんの粘着部程度の粘着力しかないため、最終的にPPシートを切り抜いたあとに、用紙をはがすことができます。
柄を印刷した用紙を、PPシートに貼り付けます。
最初にラインを書き込んだ下部2cmは、柄を切り抜く必要がありませんので、用紙を貼らないようにしましょう。
用紙の柄に沿って、カッターナイフで切り抜きましょう。
切り抜く際に誤ってカッターナイフで怪我をしないように、細心の注意を払いましょう。
PPシートはそれなりの硬さがあります。カッターナイフで切り抜く際に、刃先が折れてしまうことがあるかもしれません。
刃先の折れたカッターナイフで作業をすると、なかなかPPシートが切り抜けず、手に余計な力が入ってしまい危険です。刃先の折れた刃は定期的に交換しましょう。
柄をすべて切り抜いたら、貼り付けていた用紙をすべてはぎます。PPシートの表面にべたつきが残っている場合は、濡れタオルなどで拭き取りましょう。
切り抜いたあとにバリが出ている部分は、カッターナイフで調整しておきましょう。
PPシートの左右両側に、結束バンドを通すための穴をあけます。
あまり大きくあけず、ちょうど結束バンドが通る程度の大きさにしましょう。
結束バンドを通すための穴を、左右に最低5箇所ずつ設けます。
さらにきれいな円筒形にするためには、穴の数を増やすと良いです。
先ほどあけた穴に結束バンドを通し、円筒形に丸めたPPシートの両端を結合します。
円筒形の内側から結束バンドを穴に通すことで、最終的な外見の凹凸が少なくなり、見た目が良くなります。
最初に下部2cmでラインを書き込んだ側に、LEDベースライトをはめ込みます。
これで手作りランタンが完成です。PPシートはある程度柔軟性があるため、キャンプに持ち歩いてもシェードが壊れにくいです。さらに水にも強いので、汚れてしまっても水洗いができるのが魅力です。
キャンプのランタンや、自宅の照明に
今回作ったランタンは陰影を楽しむためのものですので、正直明るくはありません。
しかしキャンプのテーブルランタンや、テント内の飾り照明として使えば、美しい陰影をいつまでも眺めていられますよ。写真映えもするので、キャンプの写真をSNSなどにアップしたい方には特におすすめです。
キャンプだけでなく、自宅で使うのもおすすめです。きれいなものは見ていて癒されますので、ずっと眺めていたくなります。
手間はかかりますが、その分愛着も湧きますし、友人知人に「これ自分で作ったんだ」と自慢もできます。陰影が美しいランタン、気になった方はぜひ作ってみてください。