「100万人のキャンドルナイト」というイベントをご存知でしょうか?
1年で一番昼が長い夏至と、一番夜が長い冬至の日の夜に電気を消し、キャンドルの明かりの下でのんびり過ごすだけのイベントです。
キャンドルやランタンの明かりの下で、のんびり食事を楽しんだり、絵本を読んだり、楽しみ方はその人次第です。
2020年の冬至は12月21日。1年で一番夜が長い日、キャンプ用のランタンや100円ショップのキャンドルを並べて、スローな夜を楽しんでみませんか?
「100万人のキャンドルナイト」とは?
「でんきを消して、スローな夜を」をスローガンに、2003年より「大地を守る会」と「J-WAVE」が主催して行なっているイベントです。
内容は「夏至と冬至の日の20:00〜22:00の2時間、電気を消してキャンドルの灯りで過ごす」だけ。
夏至は大規模なイベントがたくさん開催され、ラジオやYouTubeで特別番組が組まれるほか、大小さまざまのパブリックイベントも行なわれています。東京増上寺や大阪OSAKA CITYなどで大規模なイベントが開かれたり、東京タワーや五稜郭タワーが消灯したりしていますよ。
冬至は夏至ほど多くのイベントは行なわれませんが、キャンドルを使ったイルミネーションイベントが各地で多く催されています。
ただ2020年の夏至は新型コロナウィルスの影響で、多くのイベントが中止あるいはオンライン開催になりました。2020年冬至のスケジュールはまだほとんど出ていませんが、OSAKA CITYは既にイベント中止を発表しており、その他のイベントも中止や規模縮小になるものが多いと思われます。ぜひステイホームで楽しんでくださいね。
今回使ったキャンドルとランタン
今回は冬至の日に備え、予行練習でキャンドルを灯してみました。キャンドルは100円ショップダイソーのものを使用。
実際に炎を灯す12個入りのパックと、小さなお子さんがいても安心なLEDライト2個分のものです。
100円ショップのキャンドルはほかにもカラフルなもの、香りつきのものなど、さまざまな種類があります。お好みのものを使ってくださいね。
加えて、手持ちのオイルランタンを灯しました。
キャンプ用のランタンをお持ちの方は、ぜひこの機会に活用してみてください。
ただガソリンや灯油を使うランタンの場合は、機密性の高い屋内で使うと一酸化炭素中毒の危険があります。使用を控えるか、十分に換気をしながら使ってください。
キャンドルナイトの楽しみかたのアイデア
1.ラジオを聴く
ラジオ局J-WAVEが主催となるキャンドルナイト。夏至では特別番組も多く組まれました。
冬至は特別番組などは特にないようですが、たまにはテレビを消して、ラジオから流れる音楽や対談に耳をすませてみるのも素敵です。
2.キャンドルの明かりの中で食事を楽しむ
電気を消してキャンドルやランタンの明かりにするだけで、キャンプ気分が味わえます。
キャンドルだけを灯したテーブルでの食事は、きっといつもより美味しく感じられるはず。
ただ食事自体もキャンドルの明かりのもとで作る場合は、肉や魚の色がわかりづらくなるので、生焼けに注意してくださいね。
3.キャンドルの明かりの中で読書を楽しむ
キャンドルの明かりの中で絵本を開くと、ゆらめく影が臨場感をあおり、いつもの絵本も一味違った雰囲気に。小説なども炎の明かりに近づけながら読むと、いつもより集中し、本の世界にどっぷり浸れる気がします。
ただ暗くて読みづらいという場合は、無理をなさらず。目が疲れてしまわないよう、ご注意を。
4.キャンドルの明かりの中でバスタイム
電気を消してキャンドルの明かりを灯すだけで、自宅のバスルームがまるでリゾートの雰囲気になります。水に浮かべられるキャンドルも市販されているので、使ってみるのもいいですね。
冬至の夜は、電気を消してスローな夜を
キャンプの醍醐味、ランタンの明かりと電気を使わない生活。
実際の自然の中で行なうキャンプ場には及びませんが、自宅でたった2時間、電気を消してみるだけでも特別なひとときが味わえますよ。
1年で一番夜が長い冬至に、「でんきを消して、スローな夜を」楽しんでみませんか?