たよれる相棒、エアロプレスGOを持ってどこまでも!
皆さん、突然ですがエアロプレスというコーヒー器具をご存じですか?
2005年にアメリカのAeroPress, Inc.より発売されたコーヒー抽出器の事です。
電気を使わずに手で圧力をかける事によって、濃厚で香り高いコーヒーを誰でも簡単に淹れる事ができます。
味の特徴としては、エスプレッソとハンドドリップの中間といった印象で、カフェで飲むアメリカーノに最も近いと感じています。
今回このエアロプレスから、コンパクトタイプのエアロプレスGOが発売されましたので、ご紹介させて頂きます。
キャンプが好き、登山が好き、何よりそこで飲むコーヒーが好き!という方には絶対に知っておいていただきたいギアの1つです。
エアロプレスGO
2005年のエアロプレス誕生から15年の時を経て、2020年に携行性に優れたエアロプレスGOが発売されました。
通常のエアロプレスからの変更点は、大きく分けて2つあります。
1つ目は大きさです。
コンパクトタイプなので当然といえば当然ですが、コーヒー抽出器本体のサイズが小さくなっています。
そのため、1度に抽出できる量も少なくなっていますが、濃く抽出したコーヒーをお湯で割る事で数人分を1度に淹れる事も可能です。
2つ目はセット内容です。
以前のエアロプレスには付属されていなかった、抽出用カップや持ち運び用のフィルターケースが付属されるようになりました。
また、エアロプレスGOでは、コーヒー抽出に必要なものを、全てこのカップに収納できるように設計されています。
小さくなっただけではなく、1つにまとめられるのは、忘れ物の多い僕にとって、すごく嬉しい変更点です。
エアロプレスGOの使い方
エアロプレスを使用したコーヒーの淹れ方はいくつか種類があります。
今回は、現在エアロプレス使用者の中で特に人気のある、インヴァート式という淹れ方をベースにした、僕のおすすめの淹れ方をご紹介いたします。
1.エアロプレスを注射器のようにセットし、逆さまにしておきます。
キャップにフィルターをセットして、1度お湯を通します。
この時に、カップもお湯で温めておくと、コーヒーが冷めずに美味しく飲めます。
2.細目に挽いたコーヒー豆と、80ccのお湯をエアロプレスの中にそそぎます。
僕は、コーヒー豆18グラム、80度のお湯を使用しています。
3.付属の、パドルと呼ばれる折りたたみ式のヘラで、優しく10秒ほどかき混ぜ、さらに100ccのお湯をそそぎます。
4.エアロプレスに、お湯を通しておいたフィルターをセットし、しっかりとキャップを閉めます。
5.カップにエアロプレスをひっくり返し、垂直に30秒かけてゆっくりと押し込みます。
体に近い位置で行なうと、しっかりと真上から押し込む事ができます。
コーヒーが完全に抽出されると「プシュー」と空気が排出される音が聞こえるので、そこで押し込むのをやめます。
6.抽出されたコーヒーに、お好みでお湯を足し、味を調節して完成です。
コーヒー豆の種類にもよりますが、僕は基本的に50ccのお湯で薄めています。
エアロプレスGOのおすすめポイント
まず挙げられるのは、軽量コンパクトで携行性が高い事。
コーヒーを淹れるために最低限必要な物(エアロプレスGO本体、フィルター2枚、フィルターケース、抽出用カップ、パドル、赤色のシリコンキャップ)を計量してみたところ327グラムしかありませんでした。
アウトドア用のコンパクトなハンドドリップ用ドリッパーと比較しても、ドリップケトルが必要ない分、とても軽量です。
コーヒーのセットが1つにまとめられて、かさばらないのも嬉しいポイントです。
もう一つは、おいしいコーヒーが入れられる事。
コーヒーの好みは人それぞれですが、抽出の時間を調節したり、フィルターの枚数や種類を変える事で、同じコーヒー豆を使用しても様々な味が楽しめます。
まとめ
今回新たに発売されたエアロプレスGO、特にコーヒーが好きな方にはとてもおすすめです。
軽量装備に重点を置かれている方には、他の選択肢もあるかと思いますが、僕のように「おいしいコーヒーは絶対に外せない!」という方はぜひ1度、このエアロプレスGOを試してみてください。
きっとあなたもエアロプレスGOのとりこになってしまうでしょう。