丈夫な鉄製鍛造ペグと、軽くてコンパクトなアルミ製やチタン製ペグのよいとこどりをしたペグが登場した。素材はステンレス。ただのステンレスではなく、真空断熱処理をした刃物用のステンレス鋼を使用している。機械器具用の刃物を製造している福善刃物工業(岐阜県美濃加茂市)ならではのアイデアだといえる。
機械器具用とは、たとえばどんなものかというと、レシートを切るカッターや野菜の千切りをするフードカッター、かき氷機の刃だという。そのノウハウを活かして、刃物を作るのと同じような製法でペグを作った。そしてできあがったのが、薄くても曲がりにくく、先がつぶれにくいこの「打方(うちがたな)」である。
厚さは3.5mmだが、厚さ6mmの鍛造ペグと同じくらいの曲がりにくさがあるという(メーカーが第三者機関に依頼した調査による)。重さは1本39g。10g前後のアルミ製やチタン製のペグには及ばないものの、同程度の長さ(「打刀」は20cm)の鍛造ペグ(70~80g)と比べるとかなり軽い。断面の丸い鍛造ペグと違って、断面が薄い板状なので、コンパクトにスタッキングできるのもメリットだ。日本刀を模したという先端のカーブも美しい。品薄になることが予想される逸品である。
ペグ8本セット:3,400円
ペグ8本&収納ケースセット:5,380円
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ステンレス鋼キャンプ用20cmペグ「打刀」
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