巧みなカットの合板パーツを組み合わせたユニークな折りたたみ家具シリーズで注目を集める、日本のアウトドアブランド・YOKA。木と紙の工作「プレイデコ」でグッドデザイン賞を受賞した角田 崇さんが、デザインから販売までを一人で手がけるこだわりの気鋭ブランドだ。
これまでチェアやテーブルといった合板家具をはじめ、焚き火台、テントと世界観を広げているYOKAが、今年12月に発売したのは2種類のタープ。昨年発売されたテント「YOKA TIPI」との連結をはじめ、今回もギミックが満載で汎用性が高い仕様になっている。
変形自在で多用途に対応「YOKA TARP 4427」
まず1点目がスクエアタイプのYOKA TARP 4427(ヨカタープ ヨンヨンニーナナ)。商品名は約442×270cmのサイズに由来しており、昨年発売されたYOKA TIPIがピッタリ収まるサイズ。連結も可能なので、愛用者にはまさに待望の必須アイテムだ。人数は約6名までに対応し、生地素材は40Dリップストップナイロン、耐水圧は2000mmを確保している。
見た目は一見シンプルだが、実はタープの四隅を巻き上げられるのが特徴。環境やサイトによって1〜2箇所だけ巻き上げて枝を避けたり、調理の煙を避けたりと状況に応じて自在なので、タープをベストなポジションに設置することができる。
四隅全てを巻き上げればコンパクトになり、テントの前室やひさしとしても活躍する。また、カラーはYOKA TIPI同様にダークカーキで、角度によって深い緑、茶色と変化して見える。緑が鮮やかな夏キャンプも、落ち葉に囲まれた冬キャンプでも周囲の環境になじみ、さまざまなギアとのコーディネートでも汎用性の高さを発揮する。
さらに、タープの裾にあるブランドロゴが入ったリボンは光を反射するリフレクターになっている。ライトやクルマのヘッドライトを当てると暗闇で光り、存在を主張してくれる。ソロキャンプはもちろん、立ち並ぶテントから自分の拠点を見分けるためにも重宝する機能だ。
簡易シェルターにも変身「PUP TARP」
もう1点が、特徴的なシルエットのPUP TARP(パップタープ)。布部分が三角形を組み合わせたような形状で、ヘキサタープに近いが、より広い範囲を覆うことができる。サイズは約501×442cmで6名までの使用を想定しており、こちらもYOKA TIPIに連結可能だ。
最大の特徴は、付属のジッパーを閉じると簡易シェルターに早変わりするところ。あくまでタープであるため、止水ジッパーや雨どい、スカート部などテントの機能は備えられていないが、風雨の対策、荷物用のサブ拠点、アクティビティでの着替え場所など、さまざまなアウトドアシーンで活躍機会がありそうだ。
YOKA TARP 4427と同様に巻き上げ機能がついており、もちろんタープとしても汎用性の高さは申し分ない。さらにクローズ張りのアレンジで、ミニマムな形状にすることも可能。ソロキャンプでのコンパクトなサイト作りや大人数でのサブ拠点としてなど、用途によってさまざまな使い方ができる。
オールシーズン活躍間違いなしの2種類のタープ。公式ウェブストアでの先行販売のオーダー締め切りは12月25日。各ショップでの一次販売も締め切りが設けられているため、いち早く入手したい人は急いでチェックしよう。
商品紹介
YOKA TARP 4427
価格:¥17,000+税
サイズ:約442×D270cm
重量:約1.1kg
使用人数:6人まで
PUP TARP
価格:¥25,000+税
サイズ:約501×442cm
使用人数:(タープ使用時)6人まで、(クローズ使用時)1〜2人
(共通仕様)
本体素材:40Dリップストップナイロン(表面シリコン、裏面PUコーティング)
耐水圧:2000mm
カラー:ダークカーキ
※写真は開発中のもので、パイピング部分も本体と同じ色になる予定。
※どちらもペグとポールは付属しません。
YOKAの公式ページ
https://yoka.co.jp/contents/