近ごろ、マウンテンバイクのタイヤがぶっとくなっているのをご存知でしょうか? 普通のマウンテンバイクとファットバイクの丁度、間を取ったような太さのタイヤを履いた車種が、急激に増えています。タイヤ幅は3インチ程度。今までのマウンテンバイクよりも、約2㎝程度幅広になっています。タイヤのみならず、併せてリム幅を広くすることで、さらにタイヤの接地面が増え、安定感が各段に増す仕掛けです。『26+』『27.5+』『29+』と表示され、「プラス」と発音します。+の前の数字は、タイヤの径です。マウンテンバイクに使われているホイールサイズに対応した+規格の車種が各種存在するのです。
そんな最新のチョイ太タイヤを履いたマウンテンバイクと、さらにゴン太の幅4~5インチクラスのファットバイクだけを集めた試乗会『FAT and + THE TEST RIDE』(主催:モトクロスインターナショナル)が愛知県豊田市で開催されました。当日、会場に集められた試乗車は、21台。26+、27.5+、29+に加えて、4インチ、5インチクラスのファットバイク、さらには、タイヤ径20インチのキッズ用ファットバイクも登場。2日間で約80名が来場。異次元の走りをたっぷりと体感していました。