ハンモック泊の必需品!?アンダーブランケットとは?
みなさん、アンダーブランケットというスリーピングギアをご存知でしょうか?
ブランケットをハンモックの下(アンダー)に取り付けるので、アンダーブランケットやアンダーキルトと呼ばれています。
アンダーブランケットはハンモック泊をする際に、背面からの冷気をシャットアウトするとても重要なスリーピングギアのひとつです。
僕自身、真夏の暑い時期以外は必ずアンダーブランケットを使用しています。
アンダーブランケットとスリーピングマット
寝袋やブランケットは、断熱材の綿やダウンの間に、たくさんの空気を取り込むことで暖かさを維持しています。
そのため、断熱材が押し潰されてしまうと暖かさを維持することができないのです。
テント泊の際は、このような理由から寝袋の下にスリーピングマットを敷きます。しかし、僕はハンモック泊をするときはスリーピングマットを敷くのではなく、アンダーブランケットをハンモックの下に取り付ける方が良いと思っています。
アンダーブランケットはハンモックの下に取り付けるため、体の重みで潰れることがなく、暖かい空気を逃さずにキープしてくれるというメリットがありますが、他にもいくつかおすすめする理由があるのです。
ハンモック泊にはアンダーブランケットがおすすめの理由
ハンモックの上にスリーピングマットを敷いて防寒対策をすることも可能ですが、主に以下3つの理由から、ハンモック泊にはアンダーブランケットがおすすめです。
1.寝ている時にずれない。
アンダーブランケットはハンモックの底面全体を覆うように取り付けます。
そのため、就寝中にアンダーブランケットがずれてしまう心配がありません。
2.体とブランケットの間に隙間ができず、暖かい。
ハンモックに寝るときは、ハンモックが体を包み込む形になります。
一般的なスリーピングマットの横幅は、肩幅よりも少し大きい程度の作りになっているため、体の側面がハンモックに直接触れてしまい、体温が逃げる原因になってしまいます。
寝袋に入っていたとしても、触れている部分はハンモックからの圧力により、断熱材が潰れてしまい、暖かさを維持しにくくなります。
3.ハンモックの上なのでクッション性が必要ない。
テント泊では、スリーピングマットを使用するメリットはふたつあります。
ひとつは就寝時の暖かさを維持するため。
もうひとつは、マットのクッション性を利用し、寝心地をよくするためです。
しかし、ハンモックそのものにクッション性があるため、ハンモック泊の場合はスリーピングマットを使用する必要がありません。
そのため、クッション性などの機能ではなく、暖かさを存分に追求して作られているアンダーブランケットの使用がおすすめなのです。
使用方法
僕が普段から使用している、ヘネシーハンモックというハンモックに、アメリカのジャックスアールズベター社が販売するアンダーブランケットを取り付ける方法を解説します。
1.ハンモックを木に取り付ける。
ハンモックを設置します。
2.ハンモックのロープに専用のゴムコードを取り付ける。
3.ゴムコードについているカラビナをアンダーブランケットに取り付ける。
4.ハンモックの横から伸びるコードをアンダーブランケットのループに通す。
ヘネシーハンモックの場合、ハンモックが安定するよう、横方向にペグダウンするコードが着いています。
アンダーブランケットのループにコードを通してから、ペグダウンします。
5.反対側も取り付けて完成。
反対側も同じように取り付け、左右のドローコードを引き締めて完成です。
商品によって、細かな手順は変わる可能性がありますが、基本の流れとしては同じような手順になると思います。
実際に使ってみて
アンダーブランケットを実際に使用してみると、ハンモックの寝心地が格段に良くなりました。
ハンモックで寝ると、空中で寝ているような浮遊感を楽しめます。さらにアンダーブランケットを取り付けることで、暖かい雲に包み込まれているような心地よい安心感を得られます。
底冷えの心配がなくなるため、外気温に適した寝袋やブランケットをかぶるだけで、朝まで暖かく過ごすことができます。
僕は、アンダーキルトを取り付けたハンモックで、ダウンブランケットをかぶって寝ています。
ベットで寝ているような開放感が味わえ、このスタイルをとても気に入っています。
まとめ
ハンモック泊は一見すると、とても寒そうに見えます。
しかし、しっかりと寒さ対策を行うことで、僕の住むカナダのような寒冷地でも暖かさを保つことができます。
アンダーキルトは素材の違いなどから、幅広い価格帯で販売されています。
ハンモック泊を試してみたいという方は、「寒くて眠れない」という辛い思いをしないためにも、自分に合ったアンダーキルトを探してみてはいかがでしょうか?