いつもより便利なドライサック
今回は、オーストラリアのアウトドアメーカー、シートゥサミット社が販売する便利な「eVac(イーバック)ドライサック」をご紹介させていただきます。
利用者の目線で、細かいところまで使いやすさを追求したこのドライサック。
登山やキャンプで荷物をコンパクトにまとめたいという方には、ぜひ知っていただきたいギアのひとつです。
そもそもドライサックとは、防水性のあるロールトップ式の小分け袋のことを指します。
ドライサックを使用するメリットは、コンパクトに荷物をまとめるだけではありません。衣類や寝袋をドライサックに入れてパッキングしておけば、突然の雨でバックパックが濡れてしまったとしても安心です。
また、バックパックの中で分類ごとに分けてパッキングできるので、疲れていたり暗いところでも簡単に目当ての荷物を見つけることができます。
弱点を克服したeVacドライサック
しかし、既にドライサックを利用したことのある方の中には、「ドライサックの中に空気がたまってかさばる」などという経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
一般的なドライサックは防水性を高めるために、空気が抜ける隙間が作られていないことが多くあります。
そのため、荷物を入れる際に空気が逃げ場を失い、ドライサックがパンパンに膨らんでしまうのです。
その点、シートゥサミット社のeVacドライサックは、底面に通気性の高い生地を取り入れることでその弱点を克服しています。
ドライサックの口を閉めた後でも空気を抜き、コンパクトにすることができるのです。これが他のドライサックと決定的に異なる点です。
eVacドライサックの使い方
普段使っているダウンジャケットとダウンパンツをドライサックに入れてみます。
1.eVacドライサックに荷物を入れる。
ドライサックに衣類を入れていきます。
この際、奥に押し込むようにすると入りやすくなります。
2.ドライサックの口を閉める。
ドライサックの口をクルクルと3回以上巻きます。
3.ドライサックを押しつぶす。
ドライサックがパンパンになったところで、上から体重をかけて押しつぶします。
4.ドライサックの口をもう一度閉める。
空気が抜けてドライサックに余裕ができるので、さらに何度か巻き上げます。
5.バックルを閉めて完成!
最後にもう一度空気を抜いてバックルを閉めたら完成です。
eVacドライサックのおすすめの使い方
eVacドライサックは、衣類やダウン製品などの空気を含みやすいものを入れると、最大の効果を発揮します。
僕の場合、登山では肌着やダウンジャケット、ダウンパンツなどをパッキング、そしてキャンプの際には、体をおおえるほどの大きなダウンブランケットをeVacドライサックにパッキングしています。
eVacドライサックにパッキングすることで、ダウン製品や衣類を簡単にコンパクトにすることができます。それによって、設営も撤収も効率的になりました。
さらに水濡れから守ってくれる機能があるので、濡らしたくない衣類はeVacドライサックを使用することを特におすすめします。
また、日帰り旅行などで衣類をあまりパッキングしないという方にもeVacドライサックはおすすめです。
カメラやモバイルバッテリーなどの電子機器を水濡れから守ってくれますので、そのような用途でも購入を検討してみても良いでしょう。
まとめ
僕がeVacドライサックと出会ったのは、初めての富士登山用にドライサックを探しているときでした。
もしもの事態に備え、多めに防寒着を持っていきたい僕としては、荷物をコンパクトにできるeVacドライサックにとても感動しました。
今では、登山やキャンプだけでなく、旅行の際にも欠かせないアイテムです。
僕が所有しているeVacドライサックは、容量が8リットルのものですが、3リットルから65リットルまで7種類のバリエーションが販売されています。
用途によって細かく使い分けられるのも嬉しいポイントです。
登山やキャンプ、旅行など、どんなときでもシートゥサミット社のeVacドライサックはおすすめです。