新型テントからE-BIKEまで。欲しいモノが溢れていた! “アウトドア・ディスカバリー2021″レポート
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    2021.01.26

    新型テントからE-BIKEまで。欲しいモノが溢れていた! “アウトドア・ディスカバリー2021″レポート

    私が書きました!
    名古屋在住ライター
    山本修二
    1963年東京生まれ、名古屋在住。自転車が得意なフリーランスライターとして、本誌を中心に25年以上東京で活動。2015年に名古屋へ移住し、スポーツバイクの輸入代理店でマーケティング広報を担当。2019年12月からライター活動を本格再開し、アウトドア遊びのパラダイス=名古屋からディープな情報をお届けします。著書『スポーツ自転車でまた走ろう』(技術評論社) http://yamabon.jp

    ひっそりと開催された異例づくめのアウトドアイベント

    初日午後の会場の様子。入場者が少なかったため、各ブースでじっくりと話を聞くことができ、見やすいショーだった。

    愛知のアウトドアフィールドを応援! 

    愛知県内のスポーツツーリズムを応援するイベント『アウトドア・ディスカバリー2021』が、2021年1月16日と17日に常滑市のAichi Sky Expoで開催された。2021年1月14日に緊急事態宣言が発出された愛知県。イベントの開催制限については、県が1月18日から実施する周知期間を設けたため、徹底した感染対策や入場者制限を設定して開催された。

    事前のプロモーションを控えたうえに、当日は出展をキャンセルした業者も多く、さらには外出自粛要請の影響もあって客足は鈍かった。それでも会場内には、愛知県内の市町村や東海エリアの元気なローカル企業がアウトドアをテーマにしたブースを展開し、束の間、ハッピーなアウトドア気分を楽しめた。今回は、そんなイベント会場で見つけた気になるグッズなどをレポートする。

    会場を歩いて気になったモノ7選

    1.ローベンス/チヌークウルサ

    デンマークのローベンスは、ソロテントから大型のシェルターまで、多数の商品を展示。チヌークウルサは、サイドジッパーを開けると、フロント部分が大きく開いて開放的な空間を演出できる人気モデル。アウターには、通気性に優れた”ハイドロテックスポリコットン”を使用。煙突用のポートがついているので、薪ストーブを使って暖をとれる。オプションでインナーテントやフットプリントも発売している。

    価格143,000円(税抜)
    トレイルヘッド  https://www.robens.jp/

    一年中、あらゆる天候下で快適なキャンプを楽しめそう。

    2.AND THROUGH DESIGN/CB缶カバー

    名古屋を本拠地に活躍するグラフィックデザイナー安藤徹平さんのイラストが描かれたCB缶カバー。当日は、ブースで5,500円で販売していたが、うっかり購入せずに会場を出てしまったことを後悔。

    AND THROUGH DESIGN  http://andthrough.jp/

    愛知で開催されるアウトドア・ビッグ・イベント『Field Style』。そのポスターでもお馴染みの人気グラフィックデザイナーが描いたイラストがかわいい。

    3.ミヤタ/ロードレックス6180

    このイベント会場には、スポーツバイクの試乗コースが設けられていた。話題のE-BIKEのなかでも希少なグラベルロードモデルを発見。電動アシストユニットは、シマノ製。加速感もパワーも余裕たっぷり。ハンドリングもキレキレ。650Bx幅45mmの太めのタイヤによる安定感もあり、最新のE-BIKEの実力に驚かされた。こんな楽ちんなバイクでキャンプツーリングに行ってみたい。

    価格290,000円(税抜)
    ミヤタサイクル https://www.miyatabike.com/

    体力に自信がなくてもグラベルライドやバイクパッキングを楽しめそうなE-BIKE。完成度の高い走りに驚かされた。

    4.X-cabin 300

    名古屋市にあるLED照明やプロジェクションマッピングなどを手がける「エフェクトメイジ」が、新しい事業としてキャンピングトレーラーを生産。美しいアルミ製のボディは、愛知と大阪の職人が手作業によって作り出す。アルミの質感を生かしたエアストリームを連想させるデザインが印象的だ。キッチンなどの設備を外に配置する仕様のため室内は広々。大きく見えるが、普通免許でけん引できる点もうれしい。エアコンやソーラーパネル、サイドオーニングなどのオプションも充実。また、同じシャーシを使ったスタイリッシュなキッチンカーも展示されていた。

    価格4,300,000円~(税抜)
    X-cabin
    https://x-cabin.jp/

    国内でハンドメイドされるアルミ製のボディがスタイリッシュ。優雅なキャンプライフを楽しめそう。

    室内はシンプルかつ広々。リモートワーク用にも使えそうだ。

    同じベース車両を使ったキッチンカー仕様。こちらも室内が広いため、調理をしやすそうだ。なによりスタイリッシュ!

    5.ビジョンピークス/TCルーテントファミリー

    ビジョンピークスのブースには、まもなく発売予定のテントや気の利いた小物が多数展示されていた。”TCルーテント”は、TC素材で作られたシングルウォールテントで、大型シェルターなどの下で使うことを想定している。現在価格は最終調整中という。4人用のファミリーが2万5,000円程度、2人用のソロは15,000円を切る見込み。色合いもよいため、発売と同時に人気となりそうだ。

    ビジョンピークス https://visionpeaks.himaraya.co.jp/

    ビジョンピークスは、この春に向けてソロ用のパップテントや、木製のスパイスケースなど多数の新製品を投入するそうだ。買いやすい価格が魅力のブランドだけにリリースが待ち遠しい。

    6.奥三河蒸留所

    愛知県新城市にある”奥三河蒸留所”は、地元産の樹木などを使って蒸留したエッセンシャルオイルなどを製造販売している。この日は、杉の葉と檜の葉から蒸留したアロマテラピースプレーと、愛知県内産の柚子を原料にしたオーガニックのハンドクリームなどを販売。蓋を開けると森にいるような心地良い香りが広がる。奥三河蒸留所へ出かけると、蒸留体験や併設のカフェで食事も楽しめるそうだ。

    アロマテラピースプレー 各1,000円(税抜)
    柚子のハンドクリーム 1,500円(税抜)
    ランド https://land-world.jp/

    アロマテラピースプレーは、テントの中や、移動中の車内を心地よい香りで包むことができる。手に優しいハンドクリームもよく売れていた。

    7.レントオール豊田/MS-01

    アメリカから輸入したエアストリームに国内で手を加え、広くて清潔なトイレとリビングルームだけの空間を演出。「レンタル移動式レストルーム」として貸し出しをしている。女優さんのメイクルームや、イベント時の控室、ロケの背景として使われるほか、防災用や移動オフィスとしての需要もあるとか。エアコン完備。レンタル費用は、2泊3日で10万円から。専属のドライバーが現地まで運んでくれるため、別途運搬料がかかる。

    レントオール豊田 http://toyota-rentall.jp/

    憧れのエアストリームをレンタルできるシステムが登場。専属のドライバーが指定の場所まで運んでくれる。

    こちらは、リビングスペース。ほかに広々としたレストルームもある。

    ステージイベントでは、ホーボージュンさんも登場! 

    このほか、メインステージでは、本誌でもおなじみのホーボージュンさんのトークイベントが開催された。アウトドア用品や最新のウェアの選び方、愛知県に本拠地を置く”SOTO”製品の魅力などを話してくれた。

    世界108の国と地域を旅したホーボージュンさん(右)。経験に裏付けされた興味深い内容のトークで楽しませてくれた。

    愛知県のアウトドアフィールドへの誘因を狙って開催されたこのイベント。各自治体のブースをまわることで、愛知県内には、まだ全国的に知られていない天体観測、サイクリング、キャンプなどを楽しめる素晴らしいアウトドアフィールドが、いくつもあることを知った。新型コロナウイルスの影響で、入場者数が限られてしまったことが残念でならない。

    Outdoor Discovery 2021
    https://www.outdoordiscovery2021.jp/

    豊かな自然環境に恵まれた愛知県内の各自治体が様々なパンフレットを作り、魅力をアピールしていた。

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