鶴見岳(つるみだけ)ってどんな山?
鶴見岳は、熊本県と大分県にまたがる阿蘇くじゅう国立公園に指定されており、別府湾からは隣の由布岳と並ぶ美しい姿を見ることができる。冬は雪が降れば雪景色や霧氷が、初夏は約5,000本のミヤマキリシマが咲き誇り、秋には紅葉などが見られて、豊かな自然に恵まれていることから年中通して人気がある。
山頂へは、別府ロープウェイが中腹の別府高原駅(標高503m)から山頂の鶴見山上駅(標高1,300m)まで通じており、山上駅からは10分程度で山頂へ登ることができる。山頂からは、別府市街や別府湾、西側には由布岳、遠方には九重山が望める。また、山頂には火男火売神社(通称、御嶽権現)奥院の石祠や、鶴見七福神が祭られている。
登山の道標に導かれ、ハイキング開始!
鶴見岳ロープウェイ登山口からスタート。ジグザグの道を歩き標高を稼いで行くと、火男火神社に到着。安全登山を祈願しスリップに注意して急な登りを登っていき、樹林帯の中を進んで行く。樹林帯の中なので風を避けることができる。冬は雪があることもあるからアイゼンを持って行こう。
山頂直下はロープも。登りきったら山頂では絶景が待っている。
ゆっくりと登りを詰めていき、山頂に近くなると岩場をロープを伝って登る箇所もある。三点支持で足場を確保し慎重に登る。登りきると開けた場所に出て、眼下に広がる景色が見事で歓声が上がるだろう。別府湾方面の眺めが丸ごと楽しめる。
まずは、鶴見山上駅のロープウェイ方面へ行こう。鶴見山上駅には、ロープウェイで登ってきた人たちもたくさんいる。観光客で賑わっているので、登山の格好をしていると不思議に思われて見つめられることもあるかもしれない。駅周辺には大きな温度計があり、今何度かを確かめることができ、意外と温度が低いと思うかもしれない。広がる景色の案内板もあるので景色を堪能したら山頂へ。途中由布岳を眺めることのできる展望所もある。山頂で景色を楽しんだら先へ進もう。
下りは歩くか、ロープウェイで景色を満喫しながら楽に降りるか選択自由!
この先の下りは、かなり急斜面となる。手足を使って降りよう。下りが心配な人や、疲れた人、景色を楽しみたい人は無理をせずに、ロープウェイで降るという素敵な方法もある。
慎重に降ると由布岳と内山方面の絶景が素晴らしいポイントに出る。その先、足元に注意しながら樹林帯を歩くと最初に通った道に合流し、歩いて来た道を戻ってゴールだ。
プラスで楽しむ!
別府ロープウェイ 九州焼酎館
ロープウェイ大駐車場前にあり、九州各地の麦焼酎・芋焼酎をはじめ、球磨焼酎・奄美黒糖焼酎・琉球泡盛など、希少銘柄を含め500銘柄以上の焼酎を取り揃えている。大分の小鹿田焼(おんたやき)や、別府のつげ細工など、別府・湯布院のお土産品も各種販売している。
住所 大分県別府市南立石10−7
時間 9:00~17:00
TEL 0977-22-2279
別府の地獄めぐり
「別府地獄めぐり」とは、大分県別府市の別府温泉に多数存在する様々な自然湧出の源泉「地獄」を、定期観光バスなどで周遊する定番の観光コースのこと。ボコボコと沸き立つ熱湯や熱泥、モクモクと立ち昇る白い湯煙が異次元の世界を感じさせてくれるはず。
源泉が「地獄」といわれるようになったのは、約1200~1300年前のことで、奈良時代の「豊後風土記」に、色の違う温泉が湧き出る様子が書かれているとか。下山後に巡ってみるのもオススメ。
別府地獄組合
住所 大分県別府市鉄輪559-1
時間 8:00~17:00 (年中無休)
TEL 0977-66-1577
共通観覧券:2,000円(大人)
http://www.beppu-jigoku.com/
アクセス情報
公共交通機関
JR別府駅(西口)の乗り場から、亀の井バスで約20分
マイカー
東九州自動車道 別府ICから県道11号線を湯布院方面へ約5分
ロープウェイ
大人/1,600円、小人(4歳以上)/800円
※往復
鶴見岳データ
山頂所在地:大分県
山域:大分県 別府
標高:1375M
今回のコース
コースの距離:約8キロ
コース:別府高原駅(45分)→火男火売神社(40分)→分岐(60分)→鶴見山頂駅(10分)→山頂(20分)→馬の背分岐(60分)→分岐(70分)別府高原駅 (305分休憩なし)
<問い合わせ>
別府市役所 0977-21-1111
別府ロープウェイ株式会社 0977-22-2277