はじめての「塩の道」あるき vol.1〈糸魚川→根知編〉
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 山・ハイキング・クライミング

    2016.05.23

    はじめての「塩の道」あるき vol.1〈糸魚川→根知編〉

    私が住んでいる小谷村は、「海なし県」こと長野県の北西端にありますが、実は新潟県糸魚川市までは車で約1時間という場所。日本海側の糸魚川と内陸の松本間の物資を運ぶ道として、千国街道(糸魚川では松本街道、松本では糸魚川街道と、それぞれ行先の名を冠した別称があります)が通っており、上杉謙信が敵である武田信玄に塩を送ったという故事にちなんで「塩の道」と呼ばれています。国道と国鉄大糸線が開通するまでは、歩荷と呼ばれる荷運び人と牛たちが険しい峠道をいくつも越え、物流を担っていたのです。

    「塩の道? 古道歩きかぁ、何だか渋いなぁ……」と村に来た当初は思っていましたが、これってロングトレイル?と思うとちょっといまっぽくて、アウトドアアクティビティ感もあり。実際に糸魚川~松本間の120kmは、日本ロングトレイル協会に「塩の道トレイル」として加盟しているそう。
    村には生まれも育ちも小谷という澤渡勇治さんを会長とする「小谷 塩の道の会」という団体があり、道を整備しながら歩く活動をしているとのこと。まずは地元の小谷村をメインにした、糸魚川~白馬を複数回に分けて歩くこの会に参加することに決めました。

    さっそく参加した初回は、北の出発点・糸魚川市から根知までのコース。このコースは糸魚川からのゲストガイドである渡辺さんの案内。まずは糸魚川駅前から海の見える国道8号線沿いの駅前海望公園まで歩きます。
    道沿いには、古事記にも出てくるという奴奈川姫(ぬながわひめ)と息子である建御名方神(たけみなかたのかみ)の像。この建御名方神は今年7年ぶりに行われた御柱祭でも知られる諏訪大社の祭神。物流の道としてだけではなく、神話や歴史にまつわるエピソードもあり、いろんな側面から興味が持てるのが塩の道の面白さ。この諏訪大社との繋がりは、今後もよーく出てくるので覚えておいてくださいね。

    奴奈川姫はゆるキャラのぬーなちゃんとしても活躍中。

    奴奈川姫はゆるキャラのぬーなちゃんとしても活躍中。

    NEW ARTICLES

    『 山・ハイキング・クライミング 』新着編集部記事

    登山しながら初詣に行こう!山にある神社・寺院のおすすめ11選

    2024.11.27

    散策しているうちに登頂していた北区・若宮八幡神社の八幡山【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.104】

    2024.11.26

    地元で広く親しまれている北区・十条「おふじさん」へ【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.103】

    2024.11.23

    初日の出を山頂で迎える!おすすめスポット6選と注意点も紹介

    2024.11.22

    格調高い足立区・花畑記念庭園の池の畔に鎮座する「芝生の山」【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.102】

    2024.11.20

    初日の出と富士山で縁起の良い新年を!おすすめの絶景スポット13選

    2024.11.19

    服装や燃料、水筒など。冬ハイキングを楽しむために追加したいアイテム6選

    2024.11.19

    花畑浅間神社の花又富士と途中で出合った富士塚【プロハイカー斉藤正史のTOKYO山頂ガイド File.101】

    2024.11.17