ガニ原を過ぎると土谷地区です。ここは春になると地元の方々が手入れをした水仙が道を彩り、水仙街道とも呼ばれるちょっとした名所なのです。14年の神城断層地震で被害を受けて休業中の奉納温泉へと通じる道でもあります。この温泉、11もの源泉がある小谷村のなかでも、地元女性たちが「美容液風呂」とこっそり呼んでいたりするとろっとろの名泉。私もまだ入れていないので復活が待ち遠しい限り。
大峯峠へ行く前に、石原白山社の大杉(長野県天然記念物)と土谷諏訪神社の腰掛け杉(小谷村天然記念物)も立ち寄りましょう。「小谷 塩の道の会」はなぜか巨木LOVEな方々が集まっていて、時にメジャーを出して実測もしてしまいます。ちなみに巨木の基準は環境省によると「約1.3mの高さで幹周りが3m以上」と設定されています。
石原白山社の大杉は幹周り7m。長野県で3番目の太さだそう。幹は失火で燃えてしまい空洞になっていますが、それでも上は青々と現役。