前回に引き続き、キャンプで使うシェラカップを使った「お茶メシ」を紹介します。今回は緑茶と出汁(こんぶ茶)を使って「お茶メシ」です。
2回にわたって茶殻を使ったレシピを紹介する理由は、茶殻にはビタミンCやカテキン、食物繊維など現代人に不足しがちな栄養素が含まれており、それらを効率的に摂取できるからです。また、
朝の1杯に!「お茶メシ」のレシピ
<材料(1人前)>
お米 0.5合
茶葉 小さじ1(約4g)
こんぶ茶粉末 小さじ半分(約2g)
<作り方>
お米を研ぎ、280〜300ミリサイズのシェラカップに入れます。この中に水を入れ、30分ほど浸しておきます。浸す理由は後ほど説明します。
1回分(約4g)の茶葉を用意し、ティーポットや急須などを使ってお茶を淹れます。
ポイントは、淹れたお茶を氷を使って一気に冷やすことです。急冷することで味と香りを損なわずにいただけるメリットがあります。氷を使う分、溶けて水分量が増えることを想定して濃い目に抽出しましょう。氷がない時は、水でのお茶の水出しでも大丈夫です。
水でお茶を淹れる場合は、お米を研いですぐに水だし茶として使います。その際、お米同様に30分ほど寝かせて抽出しましょう。時々茶葉をかき混ぜながら抽出を早めるようにすると濃いお茶ができます。ここで使った茶葉は後ほど使いますので、茶殻は捨てずにおきましょう。
粉末こんぶ茶をシェラカップに入れます。そのあとに緑茶を110cc注いで軽く混ぜ、さらに研いだお米を入れます。
茶葉の香りをより引き立てるために、抽出し終わった茶殻をシェラカップへ投入します。
シェラカップをバーナーに載せ、沸騰するまで弱火で熱します。焦げ付きを防ぐために、混ぜながらやるのがおすすめです。沸騰してこんがりとした香ばしい香りがしたら火を止めます。
ポイントその2! 沸騰したら火を消し、フタをしてタオルなどでシェラカップ全体を覆い、20分ほど蒸らします。フタはシェラカップ用のアイテムが各ブランドから販売されていますが、なければアルミホイルでもOKです。
研いだ後に30分ほど水に浸し、そして沸騰した後に蒸らすという2点の行程をすることで、お米の芯まで水分が行き渡り、ふっくらしたお茶メシになります。蒸らし終わったら完成です。
緑茶はもちろん、ほうじ茶や紅茶でも作れるので、ぜひ挑戦してみてください。今回粉末こんぶ茶を出汁がわりに使いましたが、シンプルに塩を加えたり、お醤油で隠し味をとったりするのもおすすめです。
緑茶は飲むだけでなく、使い終わった茶殻を活用して料理に使ってみてください。