サイクリングのお供に。「アピデュラ」製のポーチを紹介する
屋外へ出かけるときの荷物といえば、どのような持ち物が思い浮かぶだろうか?スマートフォン、財布、鍵、カメラなど。徒歩ならポケットや小さなサコッシュなどにしまっておけば事足りてしまうが、これがサイクリングとなると、少し厄介に感じるのは私だけではないはずだ。
小さくても、自分にとってはとても大事な手回り品。今回はそんなアイテムをがっちりしまっておける便利なキャリーバッグとして「APIDURA」(アピデュラ)製のポーチを紹介したい。
自転車に乗るときは「手ぶら」が一番良い
自転車に乗るときの手回り品といえば、スマホや財布などを思い浮かべるが、どこに仕舞っても案外邪魔になってしまうことが多い。ポケットに入れると太ももやお尻が圧迫されてペダリングしづらいし、口の大きいポケットだと知らぬ間に落としてしまうこともある。
肩掛けのサコッシュも選択肢としてはよいが、どうしても風や振動で暴れてしまうので、快適性を求めるなら身体に何もつけない状態で自転車に乗るのが一番だろう。
最先端の素材・技術を用いたイギリス生まれのブランド
私の場合、オフロードを軽快に走るMTBが趣味で、週末は荒れた路面をガタガタと音を上げながら走り抜けている。そんな過酷な状況でも不安なく手回り品を持ち運べるアイテムとして、「アピデュラ」製のバッグがライダーに支持されていると聞き、実際に購入してみることにした。
イギリス生まれのバイクバックブランドであるこの「アピデュラ」。最先端の素材・技術が盛り込まれたアイテムの数々が人気を博している。元来自転車でキャンプ道具などの荷物を運ぶときには、あと付けの金属製ラックなどが不可欠だった。一方、本ブランドではラック類を一切必要とせず、自転車に直接、取り付けられる”ストレージ”というコンセプトで製品開発を行ない、<バイクパッキング>という新たなカテゴリー発展の一役を担った。
容量も多くて軽量、なんでも放り込める便利なポーチ
たとえば、定番のサドルバッグ(サドルの後部に取り付ける大容量バッグ)で約350g、4.7Lのフレームバッグで170g。今回紹介する0.8Lのフードポーチにいたっては、わずか55gと、自転車を組み上げるうえでは、ほぼ誤差の範囲といえる軽さを誇る。
フードポーチという名の通り、長距離サイクリングに必須な補給食を入れることがメインではあるが、その他、携帯、鍵、財布、カメラ、チューブなどなど、なんでも便利に放り込んでおくことができる。
着脱も簡単で、揺れにくく中身も安心
使い方はいたって簡単。本体の側面にある面ファスナーをハンドル・ステムに巻き付けて固定させる。最後に底面とフォークの肩部分をバンドで留めれば完成。3点留めされるのでかなり揺らしても、まったく動かない。またデッドスペースともいえる場所のため、ペダリングの邪魔にならないうえ、ハンドルを切ってもほかの部分に干渉することもない。
蓋はなく、巾着タイプで黄色いゴムを引っ張れば袋を閉めることができる。雨などを防ぐことはできないが、カメラや携帯など、必要なものをサッと取り出すことに長けている。
長距離サイクリングから、ハードなオフロードライドまで
写真の通り、今回はテストライドとしてお気に入りのトレイルをMTBで走ってみたい。登りあり、下りあり、ジャンプあり。かなりハードに走り回ってみたが、ハンドルに取り付けた製品が取れたり暴れたりすることは、まったくなかった。ポーチの中には携帯と財布、補給食などを入れてみたが、こちらも飛び出して紛失してしまうこともなかった。
自転車のフレーム(骨格のパイプ部分)に固定するタイプの場合、ポーチの中にある小物がフレームなどに干渉して、双方に傷が入るケースがある。しかし、この製品は、ポーチ本体が宙に浮いている状態なので荷物に傷は入りづらいといえる。
街でのちょっとした移動から、長距離、オフロードまで様々なシチュエーションで使い勝手の良い<アピデュラ>のフードポーチ。サイクリングのお供にオススメしたい逸品だ。
<APIDURA(アピデュラ)/ フードポーチ>
容量:0.8L
定価:5,500円(税込)
お問い合わせ先:オルタナティブバイシクルズ
https://www.alternative-bikes.com/