サウナ、水風呂、休憩を繰り返すことでおとずれる、「ととのう」と表現されるリラックス状態。疲れが取れる、頭がすっきりする、とも言われていますが、さらに味覚や嗅覚などあらゆる感覚が敏感に冴えわたる効果もあるのだとか。熱い、冷たい、を繰り返すことの気持ち良さに加えてそういった心身への効果も医学的に実証され、サウナの人気はどんどん高まっているようです。
そんな中、アウトドアで本格的なサウナが楽しめる、と人気なのがテントサウナ。個人での所有はもちろん、様々なアクティビティーと組み合わせたイベントや、キャンプ場、宿泊施設での常設など、体験できる場所が増えています。
プロジェクションマッピングなど、映像や音によるアートを得意とするNAKED(ネイキッド)が2020年11月からスタートしたプロジェクト「NAKED SAUNA&SPA」もそのひとつです。これまで開催された会場は長野県のキャンプ場から東京タワーの駐車場までと幅広く、その土地の強みを活かしたイベントが続々と開催されています。
第一回は「日本一の星空」を誇る長野県阿智村の大自然を舞台に、第二回は東京・有明で、NAKEDならではのデジタル・アート×サウナをコンセプトに。そして今年3月には東京タワーのふもとで、アート×自然×サウナをテーマに「NAKED NIGHT SAUNA -チル、そんでリラックス- TOKYO TOWER」が開催され、話題となりました。
サウナでととのって、五感を癒す。都会でも「自然」を感じ、非日常をたのしむ。NAKEDが追求する「五感リラクゼーション」、そして今年3月に開催された「NAKED NIGHT SAUNA」をご紹介します!
自然界に存在する「1/fゆらぎノイズ」を都会でも
川のせせらぎや、焚き火のゆらめき、鳥の声……そういった「自然」を感じるものに触れて不思議とリラックスした気持ちになるのは、自然界のなかに存在する「1/fゆらぎノイズ」が影響しているといわれています。「NAKED NIGHT SAUNA」は、そんな「1/fゆらぎノイズ」を再現した音と映像のアートを軸に、サウナによる“ととのい”、焚き火、そしてリラックス効果のあるアロマやドリンク、シーシャなどあらゆるリラクゼーションを組み合わせたイベントです。
今回用意されたのは、天窓付きのテントサウナ「MORZH SKY」。断熱材を含む三層式の幕により、真冬でも本格的にアツいサウナを楽しめると人気のロシア製テントサウナ「MORZH」の天窓付きモデルです。
熱したサウナストーンに水をかける「ロウリュ」が自由に楽しめるのも、テントサウナならでは。アツい蒸気に包まれながら、ライトアップされた東京タワーを眺める非日常空間です。サウナ内には白樺の葉をたばねた「ヴィヒタ」も用意されており、サウナへの本気度がうかがえます……!
サウナで温まったら、水風呂へ。キンキンに冷えた水風呂も、サウナ後ならいつまででも入っていられそうな気持ち良さ。
さて、サウナ浴でもっとも大切なのは、休憩。熱い!冷たい!で交感神経が優位になり、興奮状態にある身体をしっかり休めて副交感神経優位のリラックス状態にスイッチします。
東京タワーのふもとでハンモックに揺られ、足元にはここちよい香りのミストが雲海のようにひろがる……まさに“チル”なひとときです。
会場には他にも、エナジードリングならぬ“リラクゼーション”ドリンク「チルアウト」や、リラックス効果が期待される「シーシャ」の用意も。
「1/fゆらぎノイズ」を再現した光と音のアートや、薪サウナ、焚き火で、都会にいながらにして自然を感じ、サウナでととのい、五感をおだやかに解放する……日常を忘れて心身を癒し尽くす、至福の時間でした。
進化しつづける「NAKED SAUNA&SPA」プロジェクト
火、水、風と自然の要素で構成されるサウナは、自然との融和性が非常に高い、と「NAKED SAUNA&SPA」プロジェクトを先導するサイダ アツシさんは語ります。
地方では、眠っている観光資源をサウナやアートで活かし、地域の活性化につなげ、都会では、よりエンターテイメント性の高いイベントを。これからも、進化しながら全国にひろまっていくそうです。「NAKED SAUNA&SPA」プロジェクト、最新情報はHPを要チェックですよ!
NAKED SAUNA&SPA
五感で楽しむサウナ&スパ
https://lp.naked.works/sauna-spa/