ねぎから作られたねぎビール!気になるお味は…?
キャンプの晩酌にビールを選ぶ人はきっと多いですよね。
いまや全国各地で作られているご当地ビールは、その土地の特色を生かした味や見た目、ネーミングがされています。
遠方のキャンプ場に足を運ぶキャンパーにとってご当地ビールは、その土地を知る・楽しむための、ひとつのツールと言っても過言ではありません。
筆者である私の地元・秋田県能代市は、「白神ねぎ」というねぎが特産品。なんとこのねぎを使ったビールが、この度生まれたのです。
世にも珍しいねぎビール。果たしてどのような味がするのか、どんな見た目なのか。出身地を代表して、私が試飲してみます。
味の感想と共に、入手方法についてもご紹介します。気になる方はぜひチェックしてみてください。
見た目は綺麗な琥珀色!一見普通のビールだが……
パッケージに大きく印字されたひらがなの「は」は、実はシリーズ化されている能代いろはというビールの、「は」という種類を示すもの。
この能代いろはのシリーズ、「い」は能代産ハマナス、「ろ」は能代産ハックルベリー、そして「は」は能代産ねぎを使っています。
パッケージ裏面の原材料表示を見ると、しっかりねぎが含まれていることが分かります。
このねぎビール、実は発案者と秋田県総合食品研究センターの共同開発で、ねぎの爽やかな香り成分だけを生かすことに成功したもの。
ねぎと聞くと、特有の辛みやねぎ臭さを想像してしまいがちです。しかしこちらのビールは、あくまでねぎの香りだけを程よく感じるのが特徴です。
ねぎビールをグラスに注ぐと、色は綺麗な琥珀色。
一見すれば普通のビールと、異なるところはないように見えます。
味はほのかにねぎの香りがする!
実際にねぎビールを飲んでみたところ、味はさっぱりと美味しいビールでした。
しかし飲んだ後に、ほのかにねぎの爽やかな香りが鼻に抜けるのが印象的。決してねぎ臭いということはなく、「あ、ねぎの香りがほんのりする……」といった印象。
原料に使われているねぎは、能代市で生産されているもの。
特に「根深(ねぶか)ねぎ」という品種が多く栽培されており、根に近い白いところが美味しいとされています。
しかし、ねぎビールに使用されているのは、ねぎの青い部分。捨てられてしまうこともある青い部分を使っているため、食品廃棄への対策の一助を担っています。
ちなみにビールを作る際に使用されている酵母も、能代産のもの。同市二ツ井(ふたつい)町の、きみまち阪公園の桜から生まれた酵母「秋田美桜酵母」を使用しており、正真正銘純粋な能代産のビールになっています。
ねぎビールはどこで購入できる?
能代いろはの入手方法は、能代市内の酒店などの販売店で購入するほか、ふるさと納税で全国どこでも入手することが可能。
1万円の寄付で、「い」「ろ」「は」がそれぞれ1本ずつセットになって、お礼の品として入手できます。
通信販売などでの流通は無いようなので、遠方の方はふるさと納税を利用するのが良さそうです。
奇妙で珍しいねぎビール、試してみてはいかが?
秋田県能代市の特産品であるねぎを使用したビール。爽やかな香りが特徴のとても美味しいクラフトビールです。
ねぎが好きな方も、そうでない方もきっと楽しめるため、物珍しさに惹かれた方はぜひ入手してみてください。
キャンプ飯のお供にするのも、とてもおすすめ。大自然でキャンプを楽しみながら、味覚でも自然のねぎの香りを楽しんでみるのはいかがでしょうか。
能代いろは ねぎビール
容量:330ml
アルコール度数:5.0%
消費期限:製造日より60日
定価:880円