開聞岳(かいもんだけ)ってどんな山?
開聞岳は鹿児島県の薩摩半島の最南端に位置し、別名薩摩富士とも呼ばれ、指宿(いぶすき)のシンボル的な山である。日本百名山の一つであり三角錐の形はどこからみても美しく、眺めてよし、登るとさらに好きになるだろう。標高は924mであるが、岩場、梯子もありなかなかの登りごたえがある。頑張って登った山頂からは、絶景のご褒美が待っている。
登山届を出したらいざ出発!
かいもん山麓ふれあい公園にて登山届を出し、いざ出発。日本百名山の一つとあって、朝早くからたくさんの人で賑っている。ここから見えるどっしりとした開聞岳の山容は美しく、そして富士山のようにそそり立っている。あそこの頂きに本当に立てるのだろうかと少々不安にもなるが、頑張って登ろうと気合が入ることだろう。しばらく舗装路を歩けば、2合目。ここからいよいよ登山開始だ。
海の展望も抜群。標高の割にはきつい登りが続く
足元は、滑りやすくごろごろした石がある。足元に注意しながら3合目、4合目、そして5合目と案内にそって登っていく。5合目では展望がひらけ、ベンチと展望デッキがある。しばらく景色を眺めながら小休憩しよう。
山頂を目指して慎重に登っていこう!
山頂に向かうにつれ、岩場、ロープ場、梯子を登る箇所があり、緊張感が続く。時々展望が開け、景色を眺めながら小休憩をしよう。山頂直下の御嶽神社にお参りしたら、山頂はすぐそこ。山頂は北側の展望が開け、眼下には池田湖をはじめブルーの海が見える。美しい景色を楽しみながらのんびりと休憩したら、往路を降りろう。
下山は特に注意。滑りやすい小石がゴロゴロして足を取られる
往路を戻るが、下りは特に滑りやすくスリップに注意だ。ストックなどを上手に使い慎重に降ろう。下山後、麓からさっき立った山容がまた見え、あそこに立ったんだと嬉しさもひとしおだろう。今回もお疲れ様でした。
プラスで楽しむ!
かいもん山麓ふれあい公園
開聞岳の山麓にある登山情報発信基地であり、キャンプ場、ログハウスや売店などがある公園。登山前後にここを利用するのもおすすめだ。登山バッジも購入できる。
住所:〒891-0603 鹿児島県指宿市開聞十町2626
電話:0993-32-5566
※駐車場は120台 (無料)
西大山駅 開聞岳を望むJR最南端の駅
JR日本最南端の駅である、指宿枕崎線 西大山駅。駅からは美しい開聞岳が目の前に迫る。駅前にある「幸せを届ける黄色いポスト」や、「幸せの鐘」などがある。西大山駅記念入場券を指宿駅にてゲットしよう。(無人駅)
住所:鹿児島県指宿市山川大山
アクセス情報
公共交通機関
JR開聞駅から徒歩20分
マイカー
指宿スカイライン頴娃IC、県道17、28、243号を通りかいもん山麓ふれあい公園を目指す。
登山ウェアや持ち物について
暖かな春となりシャツなどの格好で良い時期となるが、休憩中は少し肌寒い事もあるので防寒対策も兼ねて、レインウェア上下は忘れずに。山中にトイレ、水場はない。道中、ザレた箇所があり、山頂付近は、岩場、梯子を登る箇所があるため慎重に歩こう。
開聞岳データ
山頂所在地:鹿児島県
山域:鹿児島県指宿市
標高:924M
今回のコース
コースの距離:約7.6キロ
コース:かいもん山麓ふれあい公園(15分)→2合目(60分)→5合目(90分)→開聞岳山頂(130分)→かいもん山麓ふれあい公園(合計4時間55分 休憩なしの場合)
<問い合わせ>
かいもん山麓ふれあい公園 0993-32-5566
※地域の新型コロナウイルス状況を必ずご確認ください。