ノルウェーのOYO(オヨ)社の「ヴァイキング」という名の斧である。オヨのあるヤイロという町では、ヴァイキングが使用した斧が出土しており、それを再現したもの。ヴァイキングというと、われわれ日本人は荒々しいイメージを持っているが、この斧はブレードも柄も曲線で構成され、優美である。サイズも小さい(刃長6cm、柄の長さ32.5cm)。本国のウェブサイトによると、家庭で多目的に使われていたのではないかという。
ちなみに、「バイキング料理」というのは、日本独自の呼び方のようだ。『日本大百科全書』(小学館)によると、「この料理はスウェーデン料理のスモーガスボードsmörgåsbordに由来している。これは、料理を持ち寄っての会食に始まり、16世紀のころから定着した宴会料理である。このスモーガスボードの様式に、北欧で有名なバイキングViking(8~11世紀にヨーロッパで交易・海賊行為を行ったノルマン人)の名をつけて、バイキング料理とした。最初に供したのは帝国ホテルで、1958年(昭和33)である」とのこと。「ヴァイキング=豪快で荒々しい」という固定観念はそろそろ改めたほうがいいのかもしれない。そんな気にさせてくれる洗練された斧である。、2021年の「スカンジナビアンアウトドアアウォード」を受賞。
ブレードにはフェルト製のカバーが付属する。ブレードは硬軟のバランスがよい合金鋼。ハンドルはヨーロピアンアッシュ(モクセイ科の広葉樹)製。12,100円
※この商品は[通販サイト]「大人の逸品」から購入できます。
手斧「ヴァイキング」
https://www.pal-shop.jp/item/A55105006.html