注目の「バンライフ」とは?
車中泊、キャンピングカーの延長線で話題となっているのが「VAN LIFE(バンライフ)」というキーワードだ。明確な定義があるわけではないが、バンと呼ばれる箱型の車に荷物を詰め込み、さまざまな場所を移動しながら生活や仕事をするライフスタイルのことを指している。
とくにアメリカでそのスタイルが注目され、日本でもインフルエンサーやYouTuberなどによって紹介され、徐々に広がりつつある。「バンライフ」という言葉は、例えば「キャンピングカー」のように車種そのものを示す言葉とは異なり、自由で、豊かな”心の余裕”を感じさせるようなライフスタイルを連想させる。
「バンライフ」を実現してくれる夢のようなサービス
そんな「バンライフ」をレンタカーを使って気軽に体験できるサービスを提供しているのが、「Dream Drive(ドリームドライブ)」社だ。同社は2019年に自社生産のキャンピングバンの製造とレンタル事業を開始。現在までに15台の車両を生産している。オーガナイズはリアルなバンライフを体験してきたグローバルなメンバーで構成され、東京は狛江を拠点にサービスを展開している。
彼らが手掛ける製品は、従来のキャンピングカーとは一線を画し、「バンライフ」を楽しむことに特化した内装に仕立てられている。手作業による温かみ、清潔感あふれる佇まいなど、まるでホテルの一室がそのまま移動しているような仕上がりだ。
家族で過ごせるモデル「Kuma」の快適装備
さて日本で「バン」といえば忘れてならないのが、根強い人気を誇る「トヨタ」の “ハイエース” だ。「ドリームドライブ」ではこの馴染みのバンをベースに美しく改造して提供している。カスタムビルドで施工された天然木張りのインテリアに、ホテルグレードの低反発クイーンサイズベッドが装備される。就寝定員は3〜4名を想定。長時間の移動や寝泊りでも快適に過ごせるこだわりの設計だ。
愛称はその名も「Kuma(クマ)」。ずんぐりとした見た目からそう名付けられているそうだ。ベース車両はハイエースの中で、もっとも広い居住空間を誇る「スーパーロング ワイドハイルーフ」が選択されている。家族でゆったりバンライフを楽しめる仕様で、自慢のベッドのほか、大きな収納や洗面台まで完備している。
小さくても機能充実「Kago」が新登場
「Kuma」よりひとまわり小さい「Kago(カゴ)」と呼ばれるモデルもラインアップされている。2020年10月には「トヨタ」”ライトエース” をベースにしたモデルがお披露目され、2021年4月には「ニッサン」 “NV200” をベースにしたキャンピングバンも追加された。大きめの「Kuma」と比べ、乗用車と変わりない5ナンバーサイズの全長全幅で運転も楽ちん。室内空間は限られるものの、セミダブルのベッドが搭載されている。
レンタルできる車両には、枕や布団、シーツなどの就寝用のアイテムはもちろん、バスタオルにハンドタオル、冷蔵庫が備わっている。これらは「アメニティ」と表記され、ホテルを利用するようにキャンピングバンを借りることができる。
キャンピングバンを借りると、キャンピング道具もついてくる
このサービスのユニークな点は、キャンピングバンを借りるとキャンピング道具が同時に用意されるところ。マグカップやお皿、ケトルにコンロ。テーブルやアウトドアチェアは「Coleman(コールマン)」とのコラボレーションで、キャンピングバンでの生活に馴染む製品が予め用意される。手ぶらで車に乗り込んでも、そのままキャンプへ出かけられるほど充実の装備だ。
これらのキャンピングバンは購入することも可能だ。既に販売用の在庫として数台が用意されているほか、カスタムメイドで「Kuma」や「Kago」を手に入れることもできる。内装はすべて自社で生産するため、オーダーに合わせて細かなカスタムビルドにも対応してくれる。
「バンライフ」を身近に感じられる充実のサービス
また、同社は各地の観光協会と連携した観光地の紹介や、ロードトリップの楽しみ方などを提案した自動車による観光の普及などを通して、キャンピングバンレンタル利用者を誘致するプロジェクトも行なっている。
あえて目的地を決めず、道の続くまま、気持ちの赴くままにバンで旅をしながら生活をする。そんな憧れの「バンライフ」を身近に体験できるこのサービス。ぜひ一度利用してみてはいかがだろう。
Dream Drive(ドリームドライブ)
レンタル料金:12,900円〜/1泊※レンタル車両:Kago(カゴ)の場合
車両受け渡し場所:東京都狛江市岩戸南1-8-8(ドリームドライブ世田谷営業所)
公式サイト:https://www.dreamdrive.life/jp/