iPhoneでも使用可能!Googleが提供する画像検索アプリ
Googleレンズのアイコン。
Googleレンズは撮影したものをその場で調べてくれるアプリ。道端で見つけた花や、海で釣った魚をGoogleレンズのアプリで撮影すると、自動的に画像検索をしてくれます。
インストールしたらすぐに使うことができ、使い方もシンプル。またGoogleが提供するアプリですが、iPhoneでも使用可能です。(OSのバージョンによっては使用できない場合もあり)
いろいろなものを撮影して楽しめるアプリですが、今回は山菜観察で使ってみました。
※画像検索の結果、ちがう植物の名前が表示されることがあります。山には食べると食中毒を起こす植物もたくさんあるので、確実に判別できる山菜以外は絶対に食べないでください。
今回の山菜観察では、山菜初心者の方でもわかりやすい山菜のみを取り上げています。
また、実践する際は山菜採りが禁止されている場所では行なわないなど、ルールやマナーを守りましょう。
群生する「ふきのとう」を発見!
ふきのとうは同じ場所にたくさん生えています。
山に入ってすぐ、ふきのとうがたくさん生えている場所を発見。ふきのとうは初春に味わえる山菜としてポピュラーなものです。
山以外にも道路脇や田んぼのあぜ道など、さまざまな場所で見かけます。ふきのとうを見かけるようになると、春の訪れを感じるという方も多いことでしょう。
大きく育っているものも食べられないことはないのですが、狙うのはまだ小さい状態のものです。その場を歩き回って探してみます。
ゴルフボールくらいの大きさです。
ありました!これが食べごろのふきのとうです。このふきのとうをGoogleレンズで調べてみると……。
検索結果が下に表示されています。
ちゃんと「フキ」と表示されました。フキとふきのとうは同じ植物なので、OKでしょう!
観葉植物のような可愛らしい山菜
実際に観葉植物としても販売されています。
クルンと巻いた形が可愛らしい、まるで観葉植物のような山菜があります。
同じ場所から5~6本ほど伸びていて、先ほど見つけたふきのとうのように、そこら中にたくさん生えていました。
これは「コゴミ」です。見た目が特徴的なので、山菜採り初心者の方でもすぐに見つけられます。
Googleレンズで見てみましょう。
画面下に隠れていますが、きちんと正解の検索結果が表示されています。
「シダ植物」と「クサソテツ」の2つがヒットしました。コゴミとクサソテツは同じ植物なので、これもちゃんと特定できています。
多くの場合群生しているのが特徴で、見つけたら同じ場所でたくさん採取できます。
男と女がある「あの」山菜
フサフサの毛が特徴の山菜。
先ほど採取したコゴミのように、先端がクルンとしている植物を見つけました。フサフサとした毛をまとっている見た目が特徴的です。
知らない人からすると、手で触るのにちょっとためらう外見ですが、これも食べられる山菜です。Googleレンズで撮影してみると、たくさんの候補が出てきました。
おそらくフサフサの部分が影響して、断定できなかったのでしょう。
この山菜は「ゼンマイ」です。これもポピュラーな山菜なので、名前を知っている方も多いでしょう。
似ていますが、これはちがう山菜です。
ゼンマイには「男ゼンマイ」と「女ゼンマイ」があり、採取するのは女ゼンマイのほう。
男ゼンマイは株を増やすための胞子を抱えているので、採取しないのが暗黙の了解です。
「山菜の王様」とも呼ばれる山菜を発見するも……
トゲのある木が目印です。
じつは今回の山菜採りの最中、ずっと探していた山菜がありました。そしてやっと見つけたのがこちら。「タラの芽」です。
タラの芽は「タラノキ」という木の芽で、山菜の王様とも呼ばれている高級な山菜です。群生しているコゴミやゼンマイのように、そう簡単には手に入りません。
Googleレンズが判別できるか確かめてみます。
タラの芽ではなく、タラノキと表示されました。
ちゃんとタラノキと表示されました。
しかし今回見つけたタラの芽は、まだ採取するには早すぎます。このつぼみが開いて、芽が少し顔を出した状態が食べごろです。
これが食べごろのタラの芽です。帰りにスーパーで購入しました。
キャンプやハイキングに行く機会があれば、ちょっとその辺で山菜を探してみてください。Googleレンズを使えば山菜の名前を調べてくれるので、探してみるだけでも楽しめます。
その際にはくれぐれも、食べられるかどうかを明確に判断できない山菜は、絶対に食べないように注意しましょう。また、採りすぎてしまうことのないよう気をつけましょう。
※Googleレンズでの判定は100%の確証はありません。観察する際の参考にのみ留めて、決して安易に食べないでください。