Googleレンズを山菜観察で使ってみた!山菜の名前が一発でわかるから知識ゼロでも楽しめる
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 自然観察・昆虫

    2021.05.02

    Googleレンズを山菜観察で使ってみた!山菜の名前が一発でわかるから知識ゼロでも楽しめる

    iPhoneでも使用可能!Googleが提供する画像検索アプリ

    Googleレンズのアイコン。

    Googleレンズは撮影したものをその場で調べてくれるアプリ。道端で見つけた花や、海で釣った魚をGoogleレンズのアプリで撮影すると、自動的に画像検索をしてくれます。

    インストールしたらすぐに使うことができ、使い方もシンプル。またGoogleが提供するアプリですが、iPhoneでも使用可能です。(OSのバージョンによっては使用できない場合もあり)

    いろいろなものを撮影して楽しめるアプリですが、今回は山菜観察で使ってみました。

    ※画像検索の結果、ちがう植物の名前が表示されることがあります。山には食べると食中毒を起こす植物もたくさんあるので、確実に判別できる山菜以外は絶対に食べないでください。

    今回の山菜観察では、山菜初心者の方でもわかりやすい山菜のみを取り上げています。

    また、実践する際は山菜採りが禁止されている場所では行なわないなど、ルールやマナーを守りましょう。

    群生する「ふきのとう」を発見!

    ふきのとうは同じ場所にたくさん生えています。

    山に入ってすぐ、ふきのとうがたくさん生えている場所を発見。ふきのとうは初春に味わえる山菜としてポピュラーなものです。

    山以外にも道路脇や田んぼのあぜ道など、さまざまな場所で見かけます。ふきのとうを見かけるようになると、春の訪れを感じるという方も多いことでしょう。

    大きく育っているものも食べられないことはないのですが、狙うのはまだ小さい状態のものです。その場を歩き回って探してみます。

    ゴルフボールくらいの大きさです。 

    ありました!これが食べごろのふきのとうです。このふきのとうをGoogleレンズで調べてみると……。

    検索結果が下に表示されています。 

    ちゃんと「フキ」と表示されました。フキとふきのとうは同じ植物なので、OKでしょう!

    観葉植物のような可愛らしい山菜

    実際に観葉植物としても販売されています。

    クルンと巻いた形が可愛らしい、まるで観葉植物のような山菜があります。

    同じ場所から5~6本ほど伸びていて、先ほど見つけたふきのとうのように、そこら中にたくさん生えていました。

    これは「コゴミ」です。見た目が特徴的なので、山菜採り初心者の方でもすぐに見つけられます。

    Googleレンズで見てみましょう。

    画面下に隠れていますが、きちんと正解の検索結果が表示されています。

    「シダ植物」と「クサソテツ」の2つがヒットしました。コゴミとクサソテツは同じ植物なので、これもちゃんと特定できています。

    多くの場合群生しているのが特徴で、見つけたら同じ場所でたくさん採取できます。

    男と女がある「あの」山菜

    フサフサの毛が特徴の山菜。

    先ほど採取したコゴミのように、先端がクルンとしている植物を見つけました。フサフサとした毛をまとっている見た目が特徴的です。

    知らない人からすると、手で触るのにちょっとためらう外見ですが、これも食べられる山菜です。Googleレンズで撮影してみると、たくさんの候補が出てきました。

    おそらくフサフサの部分が影響して、断定できなかったのでしょう。

    この山菜は「ゼンマイ」です。これもポピュラーな山菜なので、名前を知っている方も多いでしょう。

    似ていますが、これはちがう山菜です。 

    ゼンマイには「男ゼンマイ」と「女ゼンマイ」があり、採取するのは女ゼンマイのほう。

    男ゼンマイは株を増やすための胞子を抱えているので、採取しないのが暗黙の了解です。

    「山菜の王様」とも呼ばれる山菜を発見するも……

    トゲのある木が目印です。

    じつは今回の山菜採りの最中、ずっと探していた山菜がありました。そしてやっと見つけたのがこちら。「タラの芽」です。

    タラの芽は「タラノキ」という木の芽で、山菜の王様とも呼ばれている高級な山菜です。群生しているコゴミやゼンマイのように、そう簡単には手に入りません。

    Googleレンズが判別できるか確かめてみます。

    タラの芽ではなく、タラノキと表示されました。

    ちゃんとタラノキと表示されました。

    しかし今回見つけたタラの芽は、まだ採取するには早すぎます。このつぼみが開いて、芽が少し顔を出した状態が食べごろです。

    これが食べごろのタラの芽です。帰りにスーパーで購入しました。 

    キャンプやハイキングに行く機会があれば、ちょっとその辺で山菜を探してみてください。Googleレンズを使えば山菜の名前を調べてくれるので、探してみるだけでも楽しめます。

    その際にはくれぐれも、食べられるかどうかを明確に判断できない山菜は、絶対に食べないように注意しましょう。また、採りすぎてしまうことのないよう気をつけましょう。

    ※Googleレンズでの判定は100%の確証はありません。観察する際の参考にのみ留めて、決して安易に食べないでください。

    私が書きました!
    アウトドアライター
    斎藤純平
    キャンプに関する記事を中心に執筆しているアウトドアライター。趣味はキャンプ・国内旅行・バイク・スキューバダイビング。温泉や神社を巡るのも好きで、そこそこ詳しい自信あり。どこにも定住しない自由気ままな生活を目指すため、ライターとして活動している。

    NEW ARTICLES

    『 自然観察・昆虫 』新着編集部記事

    秋の夜長を飾る変光星のアルゴルとミラ。今年の明るさはどちらに軍配が上がるのか?

    2024.11.16

    クヌギの実は食用可能?処理方法から他のどんぐりとの比較も紹介!

    2024.11.15

    カタバミの花にはピンクや紫もある!クローバーとの違いも紹介

    2024.11.12

    単眼鏡のおすすめ8選!双眼鏡との違いやメリット・デメリットも紹介

    2024.11.01

    夜長は焚き火で「花炭」を作ろう!形がかわいいぞ

    2024.10.21

    見つけるのがとても難しいツチアケビの花や実はどんな形をしている?

    2024.10.15

    カナダの森より動物の冬じたくの様子をお届け!かわいいリスと精悍なムース

    2024.10.14

    クローバーに赤と白があるって知ってた?アカツメクサとシロツメクサの違いを解説

    2024.10.08