田中ケン氏プロデュースの新たなアウトドアスパイス
今年2021年3月、田中ケン氏とGABANのコラボにより、新たなアウトドアスパイスが誕生しました。
その名も「Fista アウトサイドハーブスパイス」。Fistaはブランドの名前です。
田中ケン氏は「アウトドアを取り入れることで、生活はもっと快適になる」を信念に、各方面で活躍中の「快適生活研究家」。
アウトドア業界のパイオニアとして知られている方です。
その田中ケン氏がプロデュースしたアウトドアスパイスの味を確かめるとともに、実際にアウトドア料理で試してみました。
そのまま舐めても美味しい14種類のスパイス
手の上でサッと振ってみると、赤色や緑色が混じった、なんともカラフルなスパイスが出てきました。
そのまま舌で舐めてみると、大粒のガーリックの風味が際立っています。食欲を増進させてくれそうな風味です。
辛味は穏やか。コショウのピリッとした辛さと、唐辛子のじんわりと効いてくる辛さを感じます。
鼻に抜ける香りの心地良さも印象的です。バジルやローズマリーなどのハーブのおかげでしょう。爽やかでありながら、複雑で豊かな香りを演出しています。
たくさんの種類のスパイスが配合されているため、何度口にしても飽きることがありません。結局5回ほど、手に出しては舐めるを繰り返してしまいました。
牛肉にふりかけてステーキに
アウトサイドハーブスパイスをそのまま味見したあとは、料理で使用してみました。
まずは鉄板料理では定番の、牛肉のステーキ。とはいっても、100gあたり150円の安い牛肉です。
牛肉全体にアウトサイドハーブスパイスをふりかけ、20分ほどおいて味をなじませます。
そしてスキレットにオリーブオイルを少量注ぎ、弱火でじっくり焼きました。
完成したステーキはカラフルなスパイスに彩られ、まるで手間をかけて味付けしたかのような見た目に。筋張った安い牛肉も、一丁前の装いです。
食べてみてまず感じたのが、ガーリックのほど良い効き具合。
ガツンと強烈に効くのではなく、あくまで全体のバランスを崩さないように徹しているように感じます。
そのガーリックの風味を基調として、各スパイスの味もまた、それぞれが主張しすぎることなく効いています。
スパイスやハーブが脂身の甘ったるさを中和していて、食べやすくも感じられました。
白身魚にまぶしてムニエルに
続いて、タラの切り身で白身魚のムニエルを作ってみました。
タラの身にアウトサイドハーブスパイスをすり込んで、10分ほど放置。
10分経過後にキッチンペーパーでタラの身の水分を吸い取り、小麦粉をまぶします。
弱火で加熱したスキレットにオリーブオイルを入れ、タラの身を皮から焼いていきます。
タラの身全体に火が通ったらバターを溶かして、ふたたび全体を焼いて完成です。
牛肉のステーキ同様、カラフルなスパイスの色が見た目において良いアクセントになっています。
肝心の味はというと、タラの繊細な味を台無しにすることなく、これまた丁度良い仕上がりです。
ひと口食べるごとに味に変化を感じ、単調にならないのも素晴らしいところ。
バターを使用せず、アウトサイドハーブスパイスをかけてオリーブオイルで焼くだけでも十分美味しいはず。
肉だけでなく、魚との相性もかなり良い感じです。
サッとひとふりで素材の味をワンランクアップ
素材にひとふりするだけで豊かな香りと味をプラスする、Fista アウトサイドハーブスパイス。
素材の味を損なわない絶妙なバランスで調合されていて、箸が止まらなくなる絶品料理に仕上げてくれます。
キャンプでの料理のほか、サラダやスープ、目玉焼きにパスタなど、普段食べているものにふりかけてみるのも面白いスパイスです。
そしてスパイスの味とともに秀逸なのが、缶のデザイン。
シルバーをベースとしたスタイリッシュなカラーリングが、GABANらしさを演出しています。
ほかのアウトドアスパイスと明らかに異なるそのたたずまいは、テーブルにあるだけでテンションを高めてくれること間違いありません。
Fista アウトサイドハーブスパイス
内容量:40g
価格:754円