夏のキャンプの虫除けに効果的なハッカ油スプレーを自作する!
だんだん暖かくなってくると、アウトドアには虫除け対策が欠かせなくなりますね。これからの季節、店頭には吊るし型の虫除けや、蚊取り線香、スプレータイプなど様々な虫除け商品が販売されています。
今回ご紹介するのは、さわやかな香りが特徴のハッカ油を使った虫除け方法です。簡単に自作できるので、とても経済的です。虫除けの他にも、マスクの暑さ対策や、涼感効果が期待できる、万能ハッカ油スプレーをぜひ一度お試しください。
材料
ハッカ油 5〜10滴
消毒用エタノール 10ml
水 90ml
スプレーボトル
ハッカ油や消毒用エタノールは、ドラッグストアやネット通販で購入することができます。ハッカ油は、夏が近づくと利用する方も多く、品薄になる場合があるので、お早目にチェックしてみてください。
作り方
スプレーボトルにハッカ油と、消毒用エタノールを入れてよく混ぜます。
ハッカ油は水に溶けにくいので、消毒用エタノールを入れてなじませてから、水で希釈します。
ハッカ油と消毒用エタノールがしっかり混ざったら、水を入れてよく混ぜ、ハッカ油スプレーの完成です。出来上がったハッカ油スプレーの使用期限は約1週間です。
ハッカ油は、ポリスチレン(PS)を溶かす成分が含まれているので注意が必要です。スプレーボトルを選ぶ際には、ポリプロピレンなどで作られた容器を使いましょう。
ハッカ油スプレーのアウトドアでのオススメ使用法
水で希釈して作ったハッカ油スプレーは日常生活の虫除け以外にも、様々な用途で使用できます。今回は、アウトドアの際に役立つオススメの使用法をご紹介します。
テントや、寝具周りの虫除けに
テントの入り口や、テーブル、椅子、寝袋周りなどに吹きかけて虫除けとして使用できます。もちろん、衣服や靴などに使用しても良いです。場所を選ばず吹きかけられるので、気になるときに、気になる場所に使用することができて便利です。
肌にかけて夏の暑さ対策に
首筋や、腕などにワンプッシュ吹きかけると清涼感が得られるので、涼感スプレーとして使用できます。汗をかいた時のベタベタ感や、暑さによる火照りをさわやかな香りで抑えてくれるので夏のキャンプでは、この方法が大活躍します。
マスクスプレーとして
コロナ対策で真夏でもマスクが手放せない状況ですが、マスクの外側に1〜2プッシュかけることで、不快感を和らげることができます。マスクの内側にかけてしまうと、香りがキツすぎる場合もあるので気をつけましょう。
暑い時期の長時間のマスク着用は、汗や熱がこもってしまうので、少しでも快適になる方法として、ぜひ一度お試しください。
バケツで簡易ハッカ油風呂を作る
清涼感が味わえるハッカ油の有名な利用法として、お風呂に数滴入れて入浴するハッカ油風呂というものがあります。
キャンプ場での楽しみ方としてオススメなのが、簡易ハッカ油風呂です。バケツなどに水と共にハッカ油を数滴入れてよく混ぜ、手や足を入れることで手軽に清涼感が味わえます。
ハッカ油を使う際の注意事項
ハッカ油を使った万能スプレーですが、使用する際の注意事項がいくつかあるのでご紹介します。
1.原液を使わないように注意
ハッカ油の原液は、刺激が非常に強く危険なので、必ず薄めてから使用しましょう。今回の作り方や、商品に添付されている説明書を参考に、水などで希釈してから使用してください。
2.使用量に注意
清涼感が出るからと、過度に使うことは避けましょう。特に、肌の弱い方はヒリヒリしたり、かぶれてしまったりする可能性もあるので、直接肌にかける場合は様子を見ながら使用してください。
3.ペットや赤ちゃん、妊娠中の方は注意
ペットの中でも、特に猫に注意が必要です。猫を飼っている方は、ハッカ油の使用を控えましょう。
アロマテラピーでも使用されるハッカ油ですが、妊娠中や授乳中の方には禁忌とされています。赤ちゃんにも刺激が強いので、使用は控えましょう。
夏の虫除けと暑さ対策に、ハッカ油スプレーを活用しよう
虫除けの効果と同時に、涼感スプレーとしても使用できるハッカ油スプレーは、夏のキャンプで大活躍します。暑い夏のアウトドアを快適に過ごせる様々な活用法があるので、これからの季節の必須アイテムになりそうです。