ミニマムでかっこいいサコッシュをDIY
すっかり暖かくなり、外遊びが楽しい季節になりました。
楽しいキャンプ中やBBQ中に、うっかりスマホを置き忘れ……そんな経験はありませんか?特にポケットにスマホを入れる習慣がない女性では、置き忘れたり、大きなカバンの中に入れっぱなしにしてしまって写真が撮れなかった経験をお持ちの方も多いはず。
そんなときにスマホぴったりサイズのミニマムなサコッシュがあれば、かっこよくスマホを持ち歩けます。お散歩のときにも便利。
今回はユニセックスで使えるミニサコッシュを革で作ってみたいと思います。
材料
- 革(2mm厚)(16.5cm×10.5cmを2枚、4×4cmを2枚)
- 革紐(幅4mmくらいの丈夫なもの)(100cm〜150cm)
- 麻糸
革紐は肩紐になるので、必要な長さにしてください。100cmならおへその前あたり、150cmなら骨盤の横あたりにバッグがくる長さになります。なお、今回の作例は100cmで作っています。
道具
- 革包丁(カッターなどで代用可)
- ガラス板(革すきをする場合)(なくてもOK)
- トコノール
- へら
- 銀ペン
- 2本菱目
- 4本菱目
- 木槌または金槌
- 革用の針2本
今回、革の厚みを部分的に薄くする「革すき」を途中で行っています。革包丁がない場合は、革すきの工程を飛ばして厚いまま使っても大丈夫です。
作り方
16.5cm×10.5cmの革を2枚切り出します。
今回はiPhone11対応サイズ(本体サイズ14.5cm×7.5cm×1cm)で作っています。お手持ちのスマートフォンに合わせて大きさは調節してください。
全ての角に適当な丸いものを当てて印をつけ、カットします。
底辺に三角形の切れ込みを入れておきます。
革ひもを通す部分を作ります。4cm×4cmの革を2枚用意します。
革すきができる方は、両端1cmの厚みを半分の1mmにします。革すきをすると、重なる部分の厚みが少なくなるため、仕上がりがきれいになります。
革すきをしない方は、2mmのまま次の工程に進んでください。
まずはトコ面(革の裏側)にトコノールを塗り、ガラス板やへらなど固いもので磨いて革の毛羽立ちをおさえます。
画像の赤い線の部分、縫い合わせた後だと磨けない部分のコバ(革の側面)にもトコノールを塗り、固いもので磨いておきます。
銀ペンでガイド線を引き、縫い合わせるための穴を開けます。
本体は口部分を除く3辺、革紐を通す部分は2辺に菱目打ちを使って穴を開けます。直線は4本菱目、曲線部分は2本菱目を使うと開けやすいです。
三角に切り取った部分の両側にも同様に穴を開けておきます。
まずは角のマチから縫っていきます。
革の裏側の面から、1の穴から出ます→2の穴に入ります→3の穴から出ます→4の穴に入ります→最初と最後の糸端をきつく結んで、角のマチ完成です。
本体を縫っていきます。縫う距離の4倍程度の長さの麻糸を用意し、糸端の両側に1本ずつ針をつけます。
最初は2目返し縫いをします。
革ひもが通る部分の部品を2つ折りにし、縫い込んでいきます。
そのまま1周、ぐるりと縫い合わせます。反対側も同様に、革ひもの通る部品を縫い込みます。
縫い終わりは2目返し縫いをし、目立たないところで固結びをしておきます。
縫い終わったら、縫う前には磨いていなかった部分のコバにトコノールをつけ、固いもので磨きます。
革ひもを結んで、完成です!革ひもはお好きな長さに調節してください。
サコッシュひとつで身軽に出かけよう
ちょっとトイレへ行くときや自販機まで飲み物を買いに行く時など、レジャーシーンでも「スマホだけでOK」という場面は多いもの。体に密着した位置でスマホを持てるので、着信に気づきやすいのもメリットです。
ミニマムなサコッシュを相棒に、ぜひ外遊びを楽しんでくださいね。