食事や夜のリラックスタイムのクオリティーを高めてくれるのがチェア。せっかくキャンプに行くなら、思い切りくつろげる極上チェアを連れていこう!
編集部員
早坂英之
100kgに近い体重を忘れ、「どうぞ座って」と勧められて破壊したチェアは数知れず。そんな自分が安心して座れるモデルを探し続けるさすらいのチェア難民。
サイトのセッティングが終わってひと息つくとき、テーブルを囲んで食事するとき、そして焚き火を囲んでのだんらん──。これらのどのシチュエーションでも大事な役割をしているのが、じつはチェアだということにお気づきだろうか?
なぜって、シートが窮屈だったり、座り心地が悪ければ、くつろげるわけがないからだ。
だからこそメーカーは、ユーザーのフィードバックや斬新なアイデアや素材を駆使して、毎年新しいモデルをリリースしてくる。そこで、ここでは今年発売(一部未発売)されたチェアを中心に集めてレビュー。
じっさいに組み立てて、座って、収納してみて使い勝手、座り心地を徹底的にチェックした。家族分をそろえるとなると、価格や収納性、軽量性、さらに堅牢性も気になるところ。
まずは、自分が必要とするタイプ(ハイ、ロー、リラックス)を絞り込み、なるべくショップでじっさいに座ってみるべし。
そうすれば、きっとお気に入りの一脚に出逢えるはずだ。
01(右) フィールドに映えるカラフルシートが新鮮
ヘリノックス/
チェアワン タイダイ ¥12,100
890g
●サイズ:52×50×H66cm
問い合わせ先:モンベル・カスタマー・サービス 06(6536)5740
いまやキャンプサイトの定番ともいえるモデルの新作。シートに色鮮やかなタイダイ(絞り染め)風プリントが施されている。「気分がアップするデザインがイケてますね。それに耐荷重145kgもあるから、私でも安心して座れます(苦笑)」。共生地で作られた専用ケース付き。
02(左) 大きな尻もすっぽりと包み込んでくれる!
ビッグアグネス/
マイカベイスン アームチェア ¥23,980
1,330g
●サイズ:79×50×H74cm
問い合わせ先:ケンコー社 06(6374)2788
シートの左右が外側へ広がるようにセットされ、窮屈感なくゆったり座れるのが最大の特徴。シートには通常の糸より25〜30%も強い耐久性の高いナイロン素材が使われ、両サイドはメッシュで風通しよく夏場も快適だ。独自のハブ(接続金具)レス設計のフレームは、剛性の高さが自慢。
03 (右)ゴクラクすぎる
オートリクライニング
ニーモ/
スターゲイズ リクライナー ラグジュアリー ¥25,850
3,300g
●サイズ:(約)92×68×H112㎝
問い合わせ先:イワタニ・プリムス 03(3555)5605
「腹筋が休まるゆったりした姿勢で足を投げ出して座りたい!」──が実現した。体を預けるだけで自動的にリクライニングし、アームレストのストラップを引っ張れば背もたれが起きる。シート左右の金具をフレームにセットするだけで組み立てもあっという間だ。
04(中)立ったり座ったりがとーっても楽ちん!
ビッグアグネス/
ビッグシックス アームチェア ¥28,380
1,870g
●サイズ:61×66×H102cm
問い合わせ先:ケンコー社 06(6374)2788
シート前部の高さが約51cm。リラックスして座った状態から立ち上がるのがとても楽で、腹筋にやさしい(笑)高さだ。「背もたれも広くて、ファットな私も伸び伸びくつろげます」。ショックコードで一体化されたフレームは色分けされ、組み立ても簡単だ。
05(左)体をやさしく包み込むふんわりチェア
コールマン/
ソファチェア ¥8,800
2,600g
●サイズ:(約)79×76×H90cm
問い合わせ先:コールマン ジャパン カスタマーサービス 0120-111-957
ふかふかぁ
中央収束型フレームを開き、シートをフレームに吊り下げればセット完了。シートにはポリエステル綿が封入され、ソフトなだけでなく暖かい。暑い季節でも高原のキャンプ場や木陰は涼しいので、オールシーズン活躍してくれること必至。ワイドなサイズもGood!
※構成/坂本りえ 撮影/永易量行
(BE-PAL 2021年5月号より)