ワーケーションはかならずしも快適とはかぎらない
ノートパソコン1台でできる仕事が増えている今、ワーケーションという働き方が注目されています。
ワーケーションとは仕事を意味する「ワーク」と、休暇を意味する「バケーション」を組みあわせた言葉。
キャンプ場でも海辺でも、好きな場所で仕事をするスタイルです。
しかしそんなワーケーションも、場合によってはあまり快適に作業できないことがあります。
快適なワーケーションを実現するためには、環境選び、または環境づくりが必要です。
キャンプ場でのワーケーションにおいて、仕事をはかどらせるためのポイントを5つお伝えします。
キャンプ場に電波が届いているかを確認しよう
仕事をするうえで、インターネットへの接続が必要な方も多いはずです。
そういう方でも、スマートフォンのテザリング機能やモバイルWi-Fiルーターを利用すれば、キャンプ場で仕事ができます。
しかしそれは、そのキャンプ場まで電波が届いていればの話。
都市部から遠く離れたキャンプ場の場合、インターネットを利用できないケースが多々あります。
キャンプ場の管理人に電話で聞くなど、事前に確認をしておきましょう。
直射日光をさえぎるための準備を
直射日光が当たる環境での仕事には、日焼けや熱中症のリスクがあります。そのため、直射日光をさえぎるための準備や場所選びは必須です。
タープを所有している場合は、それを使用するのが良いでしょう。設営に少々手間がかかるものの、好きな場所で仕事をおこなえるメリットがあります。
なお、テーブルと椅子のある休憩所や東屋は、キャンプ場を利用する人みんなのための設備です。その場を独占してしまうのは、もってのほかです。
また、ほかの人が使用していて、自分が座る場所がない可能性もあります。
風への対策を考えよう
快適なワーケーションを実現するためには、風への対策も重要です。たとえ微風であっても、仕事をしているうちに段々と気になってくるもの。
風で飛ばされてきた砂がノートパソコンの画面に付着したり、キーボードの隙間に入り込むという実害もあります。
風対策の方法としては、陣幕を使用する、車で風を防ぐ、テントのなかや前室で作業をするなどが挙げられます。
いずれの方法も一長一短なので、状況にあわせて風への対策をおこないましょう。
ノートパソコンの熱に注意
ノートパソコンで負荷が大きい作業をしていると、本体が熱くなり、内部にダメージを負ってしまいます。とくに夏場は要注意。
さらにパフォーマンスが低下するため、快適性も損なわれます。ノートパソコンの負荷を軽減するために、不必要なタスクを閉じるなどの工夫が必要です。
そのほか、普通のテーブルではなくメッシュテーブルで作業をしたり、ノートパソコン用のスタンドを使用するのも熱対策として有効です。
ノートパソコンとテーブルとの間に、熱がこもるのを防げます。
できるかぎりの熱対策をしつつ、たまにノートパソコンを休ませながら仕事をしましょう。
モバイルバッテリーかポータブル電源を用意しておこう
ノートパソコンのバッテリー切れ対策として、モバイルバッテリーかポータブル電源を用意しておきましょう。
モバイルバッテリーの場合、大きな電力を供給できる「USB PD」規格に対応しているものがおすすめです。
しかしUSB PDに対応していない低出力のモバイルバッテリーであっても、ノートパソコンの使用時間を伸ばすことはできます。
ポータブル電源があると、さらに安心です。大容量のモデルであれば、ノートパソコンを10回以上充電できます。
いずれの場合も、あらかじめノートパソコンをフル充電にしておくことが大切です。
ワーケーション推奨のキャンプ場がベスト
ここまでお伝えした5つのポイントに気をつけることで、快適なワーケーションを実現できます。
近頃のキャンプ場のなかには、ワーケーションを推奨しているキャンプ場も増えてきました。
エアコンが設置されたワーケーション用スペース、ノートパソコンの充電ができるコンセントなどが用意されているところもあるとか。
ワーケーションの場としては、これ以上ないほど快適です。
設備が充実しているぶん利用料金は高い傾向にありますが、それで仕事がはかどるのであれば、十分にもとが取れるというもの。
ワーケーション推奨のキャンプ場については、『ほんとうに気持ちいいキャンプ場100 2021-2022』でも紹介されているので、ご興味のある方はチェックしてみてください。
『ほんとうに気持ちいいキャンプ場100』発売中!
気晴らしをしながら仕事も進めるという働き方に興味がある方は、ワーケーション用の設備が整っているキャンプ場を利用してみてください。
リゾート地で仕事をするような、優雅なワーケーションを楽しめます。