アメリカからお取り寄せした最新の軽量テント
チャンネル登録数21万以上。アウトドア系人気YouTuberのwinpy-jijiiさんが、新しいテントを購入した。しかも、日本未発売のモデルらしい。どんなテントを選んだのかがとっても気になり、早速、見せていただいた。
「これは、REIオリジナルの”フラッシュ・エア1”というモデルです。登山でテント泊するときのために買うたんで、めっちゃ軽いんですわ。REIっちゅうのは、アメリカのアウトドア用品の生協で、通販でいろんなものを売ってますねん。日本からでも注文できて、これが便利なんですわ」
アメリカのアウトドアグッズを日本にいながらにして買える!
REI(Recreational Equipment,Inc.)は、1938年にアメリカ・シアトルで生まれた。2021年5月現在、アメリカ国内に計168の実店舗を展開する。インターネットが普及する前から通販に力を入れていて、日本のアウトドア好きの間でも古くから親しまれている。2000年ごろには、一時、日本法人が東京でショップ展開をしたが、その後撤退し、現在は日本に窓口はない。
REIのサイト(rei.com)では、日本に正規輸入代理店がある有名アウトドアブランドのものは規制がかかり購入できない。しかし、英語の壁さえ突破すれば、winpy-jijiiさんのように日本未発売のREIオリジナル製品などを購入することができる。
海外通販を利用するときの注意は?
「本体は、249ドル(1ドル109円で計算して約27000円)。夫婦で登山するんで、これをふたつ買うたんですわ。これに送料や関税などが1万円くらいかかったんちゃうかな。ネットで注文して、2週間ぐらいで届きましたわ」
通常なら日本まで10日程度で配送されるそうだが、現在、本国サイトには「大幅な配送遅延」についての記述がある。注文する場合には、時間に余裕をもつか、現地に直接問い合わせて最新の配送状況を確認したほうがよさそうだ。
「重量はペグやポールも入れて約765g。かなり軽いですわ。登山のときに荷物が重いとしんどいんで、軽さにこだわって探しました。それに約41x15cmと十分コンパクトになります。ポールは、メインのポール(2分割)と足側の短いポールだけなんで簡単に設営できますわ」
高い実用性を備えたデザインが秀逸
「本体は、ハイブリッドシングルウォールっちゅうやつで、入口側だけがメッシュとフライの2重構造で、ほかはシングルウォールになってますねん。少々雨が降っていても、前室部分で調理ができるのは便利でええんちゃうかな。もっと軽くしたければメインポールを持って行かずに、ウオーキングホールでも立てられるように設計されてます。これならさらに軽量になります。ようできてますわ」
では、実際に張っていただこう。最初に取り出したフットプリントは、winpy-jijiiさんが自作したもの。使わなくなった古いテントの生地を裁断して、ミシンを使ってピッタリのサイズに作ったそうだ。winpy-jijiiさんは、手際よく設営を進めていく。
「一人で寝るには十分なスペースですわ。今日みたいに風が強い日でも、ぐらぐら揺れたり、ペグが抜けて飛ばされたりしませんね。前室があるから靴を濡らさずにすみそうですし、ここで料理もできます。てっぺんにメッシュの換気口があるから夏でも快適ちゃうかな。男は、バーナーとテントはいくつあっても、また欲しくなる。ええ買い物をしましたわ。はよ、これを持って山に出かけたいなぁ」
テントの組み立て完了!
持参したマットを膨らませ、軽量シュラフを中に入れて就寝テストをしたり、実際にバーナーを使ってコーヒーを淹れたり。新しいテントを手に入れたwinpy-jijiiさんは、まるで初めてテントを買った少年のような笑顔で使い心地を試していた。
構成/山本修二