【不思議の国ブータン7】ブータンに芽生えたエコ・ツーリズムの萌芽。ワンデュ・エコロッジ訪問記
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • OUTDOOR
  • NEWS
  • SUSTAINABLE
  • CAR
  • CAMP
  • GEAR
  • COOKING
  • 海外の旅

    2016.08.10

    【不思議の国ブータン7】ブータンに芽生えたエコ・ツーリズムの萌芽。ワンデュ・エコロッジ訪問記

    bhutan0704

    エコロッジの敷地内にある食堂の様子。ワンデュ・エコロッジでは建物だけでなく、さまざまな面で環境に配慮した工夫をしています。食事のメニューは敷地内の畑などで採れる野菜によって毎日変わります。乳などを得るために敷地内で飼っている牛などの家畜からは、フンを再利用してバイオガスを製造し、それを調理などに使う計画もあるのだとか。

    bhutan0705

    bhutan0706

    コテージの客室は、風通しがよく、ゆったりとした造り。洗面所で使う温水は太陽光温水器から供給されています。客室にはテレビも、Wi-Fiターミナルもありません。そういったもののないひとときを過ごしてほしい、というのがウゲンさんの考えです。レセプションのある建物ではWi-Fiに接続できるそうなので、何か緊急の連絡が必要になったとしても安心です。

    bhutan0707

    客室のベランダからは、ブータンでも一、二を争う有名な古刹、ワンデュ・ポダン・ゾンが一望できる……はずだったのですが、大変残念なことに、2012年に火事で全焼してしまいました。現在は少しずつ再建が進められている様子を対岸に見ることができます。

    ブータンの名所旧跡をかたっぱしから訪ねて回る旅もいいのかもしれませんが、このワンデュ・エコロッジのように何もないけれど豊かな自然に囲まれた場所で、穏やかな時間の流れにしばし身を委ねるのも、ブータンらしい旅の楽しみ方の一つなのではないか、と感じました。

    ワンデュ・エコロッジ Wangdue Eco Lodge
    http://www.bhutanecolodge.com/
    宿泊料金
    シングルルーム 2999ヌルタム
    ダブルルーム 3999ヌルタム
    (1ヌルタムは約1.6円。宿泊料金はディスカウントキャンペーンなども行われているので要問い合わせ)

    【不思議の国ブータン1】
    【不思議の国ブータン2】
    【不思議の国ブータン3】
    【不思議の国ブータン4】
    【不思議の国ブータン5】
    【不思議の国ブータン6】

    山本高樹 Takaki Yamamoto
    著述家・編集者・写真家。インド北部のラダック地方の取材がライフワーク。2016年3月下旬に著書『ラダックの風息 空の果てで暮らした日々[新装版]』を雷鳥社より刊行。
    http://ymtk.jp/ladakh/

    取材協力:GNHトラベル&サービス
    http://gnhtravel.com

    NEW ARTICLES

    『 海外の旅 』新着編集部記事

    オーストラリア・ダーウィンでイケメンパイロットと愛の不時着!?【「海外書き人クラブ」お世話係・柳沢有紀夫の世界は愉快!】

    2024.11.23

    【佐藤ジョアナ玲子のアマゾン旅 vol.11】川幅が増え、ペケペケ号はついにアマゾン川へ。川辺で見つけた二つ星ホテル

    2024.11.23

    スピアフィッシングで巨大イソマグロに挑む小坂薫平一さん「魚突きのリスクと魅力」【動画公開中】

    2024.11.22

    なぜシベリア・ハクチョウは冬になると日本を目指すのか。その生態は?【動物ドッキリクイズ・その15】

    2024.11.22

    「世界最高のゲームフィッシュ」と釣り人が称えるピーコックバスを日本の料理人が見事な刺身に!

    2024.11.21

    アメリカのヨセミテ国立公園のみどころは?水平方向(サイクリング)と垂直方向(ハイキング)で満喫

    2024.11.21

    ガンプ鈴木さんもその味を絶賛!人力車アフリカ縦断旅の食を支える料理人にインタビュー

    2024.11.20

    洞穴から広がる雄大な景色!南アフリカ「ゴールデンゲート・ハイランズ国立公園」ハイキングコースをご紹介

    2024.11.18