環境保全や社会貢献という意味のエシカルや、地球環境に負荷をかけすぎないサスティナブルな考え方が徐々に浸透しつつある。キャンプやソトアソビには大事な考え方だ。
そんな中、株式会社yoloz(ヨロズ)が山道整備にまつわる素材を使用した、自然に優しいスパイスケースを発売。普段使いに限らず、キャンプにもぜひとも使いたいアイテムだ。
京都の山道整備で廃材扱いとなった樹木を再利用
KUMIKI(クミキ)の「スパイスケース」は、京都の山道整備のために伐採された樹木を使用したもの。これまで整備で伐採された原木は廃材として処理されており、このスパイスケースは、その原木を再利用した製品だ。
yolozの代表が元々道づくりのビジネスをしていた企業とつながった際に、伐採した原木の行く末の話を聞き、生かす方法を模索。そこで思いついたのが、このスパイスケースだったそうだ。
一般的にキャンプで使用されるスパイスケースの多くはプラスチック製が主流。耐久性やコスト面で合成樹脂を使うのはもっともなことだが、キャンプをする人は使うもの、食べるものにこだわりを持つ人が多く、代表はそんな方々に使ってもらいたいと考えた。
また、キャンパーの道具を見ると木製のものを使っている人が多いことがわかり、それにもマッチするのではないかと感じ、本格的な製造を進めたのだ。
キャッチーなだけじゃない!デザインと実用性を両立
このスパイスケースは流行りのエシカル、サスティナブルにのっかるようなアイテムではなく、そのデザイン、実用性についてもしっかりと作り込まれたギアだ。
デザインは、積み木のような直角の形状にアイテム名の焼印がついているシンプルな仕上がり。丸さをつけないことで不意にテーブルから転げ落ちる心配もない。この形状はパッキングをきれいに行なうためにも重要な要素だ。
サイズ感は手に握りやすい大きさ。内容量も大さじ5杯分(約80g)とキャンプに持っていくのにちょうどいい。
素材には山桜と杉の原木を利用しており、自然素材特有の肌触りや香り、質感で使用していて非常に心地よい。また、使い続けることで色・艶の経年変化を楽しめる。
商品には無垢材をしているため、木目や節などで個体差が存在。経年変化と併せてまさに世界にひとつしかない、自分だけのスパイスケースになるのだ。
実用性についても原木無垢材の利点が生きる。無垢材は素材自体が呼吸をすることで調湿を行ない、内容物を湿気や感想から守る。また、熱伝導率も低く、急な気温の変化にも対応。まさにアウトドアフィールドにぴったりなケースだ。
同時にカッティングボードも販売
今回はスパイスケースだけでなく、カッティングボードも同時に発売。無垢木を使っていることが見てわかるように、縁には木そのままの状態を残している。また、一般的な合板製のまな板と比べて耐久性にも優れ、手入れをすれば腐食もなく長持ちするそうだ。
スパイスケースとカッティングボードは、クラウドファンディングサイト・Makuake(マクアケ)にて予約販売中。予約販売は2021年7月3日までなので、気になる方は早めにチェックしよう。
商品概要
「スパイスケース」
価格:¥3,000(一般販売予定価格)
サイズ:W4.5×D4.5×H12.5cm
素材:山桜、焼き杉
「カッティングボード」
価格:¥5,000(一般販売予定価格)
サイズ:W31×D3×H19cm
素材:ひのき
Makuake 販売サイト
https://www.makuake.com/project/kumiki_spicecase/
yoloz 公式ページ
https://yoloz.co.jp/