キャンプをより盛り上げてくれるツールとして活躍するのがボードゲームです。梅雨シーズンには、雨で外遊びができなくなったときにも役立ちます。そこで、ボードゲームの専門家「すごろくや」さんに、キャンプのシーン別におすすめのボードゲームをセレクトしていただきました。
恋人との仲がより深まるボードゲーム
最初にご紹介するのは、恋人や夫婦などペアで行くキャンプのときにおすすめのゲームです。
かたろーぐ 2860円
「かたろーぐ」は、出題者の「好み」を回答者が質問しながら掘り下げていくので、普段とは違った角度から相手の内面を知ることができます。
ゲームルールはいたって簡単。出題者が「お食事メニュー」「楽しいこと」「人の魅力」「強そうな動物」などの題材を1つ選び、その題材に因んだ項目を好きな順に1位~7位まで決めたところからスタートします。
回答者はその順位を当てるために、出題者に質問していきます。質問は自由ですが、出題者は、そのものずばりの質問など、答えたくないものは答えなくて構いません。みごと当たったら、出題者からご褒美のハートコマをもらえます。
誰でも遊べ、あらゆるカタログがゲームの題材になるため無限大に広がるゲームです。
知らない人ともすぐに仲良くなれるゲーム
初対面の人とも仲良くなりたいときにおすすめのゲームです。
ウィ・ウィル・ロック・ユー 1760円
「ウィ・ウィル・ロック・ユー」は、配られたカードの手ポーズを受け持ち、リズムに合わせて「自分のポーズ」→「他の人のポーズでご指名」を繰り返していくゲーム。
リズムに乗ってくると、自分のカードを確認している暇がないために思わぬミスをして盛り上がる、老若男女におすすめのアクションゲームです。間違うと、担当するポーズカードが増えたり、少し変わったり。また、そのときに受け取る罰点カードにも、ポーズ担当を混乱させるような指示が書かれているので、どんどん間違いが誘発され、盛り上がること間違いないゲームです。
未就学児と一緒にできる、ファミリーで楽しむゲーム
小さなお子さんのいるファミリーで楽しみたいゲームです。
ナンジャモンジャ 1430円
「ナンジャモンジャ」は、めくられたカードに、名前を付け、再度そのカードが出たら、その名前をいち早く叫んだ人が溜まったカードを獲得できるという、集めた枚数を競うゲームです。
おかしな名前を付けたり、最初のうちは「簡単」と侮っていた人が途中でまったく思い出せなくなったり。子どもから大人まで幅広い年齢層が手軽に遊べる、笑いが耐えない、場が盛り上がるカードゲームです。
仲間とわいわい、必ず盛り上がるゲーム
気の合う仲間同士で集うときに、より一層場を盛り上げてくれるゲームです。
サイズアップ 1980円
「サイズアップ」は、6/18発売の新商品。日常的に目にしていても、なかなか実際にサイズを測ることのない物のサイズを予想して、実際に測ってみることで予想との違いに気づくことが楽しいゲームです。
物や身体の部位の「長さ」のお題に基いて、各自が手札のカードでより近い値を予想し、実際に同梱のメジャーで測って「より近い」人がごほうびをもらえます。
たとえば、あまり測ることのない耳のサイズを計り合うことで、自分の耳のサイズを知ったり、身長には比例しない耳のサイズの違いに驚かされたり。mmやcmの長さがわかる小学生から大人まで幅広い年齢層が楽しめるゲームです。
赤い糸大作戦 3960円
「赤い糸大作戦」は、全員で手紙を送り合いながら、成就できそうな意中の人を見定め、各自がどきどきしながらアクションを起こすタイミングを計るのが楽しいゲームです。
手紙5枚中2枚がラブレターです。各自の番が何周も回れば、誰かしらにはラブレターが送られているはずとは解っていても、送ってみたいラブレター。告白してみようと勇気をだしたり、でも、もし断られたら……と不安になったり。他のゲームでは味わえない、このゲームならではのロジックや緊張感、ショック、達成感が楽しめます。
リンケージ 2200円
「LINKAGE(リンケージ)」はカードの指示に合わせて、棒で指同士をつないでいくだけのシンプルなゲーム。 棒が崩れないように、他のプレイヤーの指の動きや力を感じ、協力しながら対立するというものです。
この触覚ゲームは「触手話」というコミュニケーション方法をきっかけにして生まれたもの。年齢、国籍、障害、関係なく、指先から感じる感覚がコミュニケーションとなり楽しめます。
キャンプ用のボードゲームということで、持ち運びしやすく、広げても場所を取らないものを中心にご紹介いたしました。アウトドアに限らず、梅雨時期のおうち時間を楽しむためのゲームとしても活用できるものばかりなので、ぜひ一度チェックしてみてください。
※価格はすべて税込み価格。掲載商品については廃盤、仕様変更、在庫がない場合があります。
取材協力:すごろくや https://sugorokuya.jp/
「すごろくや」は、『MOTHER2』や『風来のシレン』『HOMELAND』など、元テレビゲーム開発者である代表取締役の丸田康司氏が2006年4月に創業した企画・制作・販売・催事・製造・流通などを多面的に行なうボードゲームの総合会社です。
文/栗山 佳子