“とうもろこし”のおいしさを余すことなく味わえるカレー
とうもろこしは冷凍や缶詰など一年を通して便利に使える人気野菜のひとつですが、新鮮なとうもろこしを食べられるのは今のこの時季だけ!生で、茹でて、焼いてなどバリエーションも豊かに調理ができるとうもろこし。じつは、とうもろこしの”甘さ”と”うまみ”は粒だけに含まれているものではないんです。
とうもろこしの芯や粒の根元にある”胚芽の部分”にも、たっぷりの栄養やグルタミン酸などのうまみ成分が詰まっています。このうまみも逃さずに、とうもろこしの芯ごと使って作るカレーレシピを紹介します。
【焼きとうもろこしのヴィーガントマトカレー・レシピ】
【材料】2人分
・とうもろこし 1/2~1本分
・トマト 2個 粗みじん切り
・ショウガ 1片 みじん切り
・油 大さじ1
・クミンシード(または、マスタードシード) 小さじ1
<スパイス>
・コリアンダーパウダー 小さじ1
・クミンパウダー 小さじ1
・チリパウダー 小さじ1強
・ターメリック 少々
・塩 小さじ1/2~1
・コリアンダー(パクチー)適宜
・アーリーレッド(好みで)トッピング用に
【作り方】
<下準備>
・とうもろこしは皮を取り除き、横半分にカットし、次に縦方向に十字にカットし四等分にします。
・トマトは粗みじん切りに、ショウガはみじん切りにします。
・コリアンダーパウダー、クミンパウダー、チリパウダー、ターメリックを事前に合わせておきます。
(1)スキレットに油とクミンシードを入れて火をつけ、弱火で炒めます。
(2)クミンシードの周りに泡が出てきたら、とうもろこしを入れ焼き色がつくまで炒めます。
(3)とうもろこしに軽く焼き色がついたら、一旦取り出しておきます。
(4)(3)のスキレットにみじん切りにしたショウガ、粗みじん切りのトマトを入れ炒めたところに、スパイスを加えて軽く炒めたら蓋をして中火で煮込みます。
(5)取り出しておいたとうもろこしを戻し、5分ほど煮込みます。蓋を開け塩で味をととのえ、再度、蓋をして弱火で10分ほど煮込み、仕上げにコリアンダーとアーリーレッドをトッピングすればできあがりです。
もっと”とうもろこしの芯”を活用しよう
芯のうま味や栄養を摂る簡単な方法をいくつか紹介します。
・とうもろこしの芯を炊き込みご飯の材料と一緒に入れて炊き込む「とうもろこしの炊き込みご飯」はもちろん、「枝豆」や「トマト」と一緒にとうもろこしの芯を入れて炊き込みご飯を作っても、夏らしい美味しさがプラスされます。
・とうもろこしの芯をスープのだしに活用すれば、とうもろこしの「うま味」「優しい甘さ」「ふんわりとした香り」がプラスされたスープになります。
ほかにも、とうもろこしの芯をお湯で煮るだけでもとうもろこしのひげ茶のような味わいが楽しめます。
フレッシュなとうもろこしの見分け方
・皮付きのもの
見た目がふっくらとしているもので、葉がきれいな緑色をしている。髭は茶褐色で乾燥しておらず、しっとりとしたものを選びましょう。
・皮なしのもの
粒にへこみがなく、ぎっしりと粒が詰まっているものを選びましょう。
共通してチェックしてほしいところ
切り口です。切り口部分が乳白色でみずみずしいもの、手に取ってずっしりと重みがあるものを選びます。とうもろこしは鮮度が命といわれるほど鮮度が落ちやすい野菜です。買ってきたらなるべく早く調理します。保存する場合は、調理したものをラップをして冷蔵庫で保存しましょう。
カレーなどスパイスを使ったときのスキレットのお手入れ方法
スパイスなど香りや色素の強いものを使ったときのあと始末。スキレットをしっかりと洗ったつもりでも香り、色残りをしていることがあります。念のため、面倒でも通常のタワシを使ってお湯で洗い流したあと、スキレットに水と適量の重曹を入れお手入れしてください。その後、オイルでのシーズニングを忘れずに。お手入れの行き届いたスキレットに、この夏も大活躍してもらいましょう!