白浜海水浴場から白い砂浜に出て、東北北部最大という大須賀の浜を歩きます。約2.3km続く砂浜の波打ち際から見る景色は、日本とは思えないようなスケールです。砂を手に取ってみると、ほとんどが小さな貝殻の破片でした。浜が白いためか、まるでサンディエゴ(カリフォルニア州)のビーチでも歩いているような気分です(想像ですが…)。さらにこの浜は歩いているとキュッ、キュッと音がする鳴砂でした。波の音、砂を踏む音、そして、遠くで鳴くウミネコ。映画の中に入ってしまったような気分を味わいました。
長い砂浜を歩き終えると再び遊歩道が始まります。中須賀は、とくに植物が多いエリアで、僕が訪れた7月はニッコウキスゲ、ノハナショウブ、アサツキなどが美しい彩を与え、夢の中にいるような気分にさせてくれました。丘陵地の緑、色鮮やかな花、岩礁、空と海。中須賀は、SNSマニアや写真好きにはたまらない被写体の宝庫です。そして葦毛崎展望台で種差海岸遊歩道はゴール。